紙の本
登場人物の過去がわかる短編集
2013/05/11 17:10
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投稿者:MUNINN - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ最新刊は前作の続きではなく、登場キャラクターの過去にまつわる短編集でした。
◆◇日だまりのある所◇◆
ロベルトの学生時代の話。オチは読み始めの時点でわかってしまう感じですが、 最後の本に挟まってた手紙は泣けてくる。他人のためになにかできる人間ってすごいと思う。
◆◇天使と悪魔のゲーム◇◆
きっと次回作に続く一番の伏線なんだろうな。今まで謎だったローレンの姿が明確にされている。平賀とローレンが 出会った時の話。2人の関係性よりも、平賀の話した話の真偽が気になる。ジョンの本名を教えた 時のローレンの反応を見るとよく知ってる人のような雰囲気だけども・・・。
◆◇サウロ、闇を祓う手◇◆
ロベルトと平賀の上司?高名なエクソシスト、サウロの過去。まさか彼の短編まで収録されているとは。 まだ2人は正式な悪魔祓いをしてないから、悪魔祓いの場面はとても興味深かったなぁ。 サウロの義父さんの背中がとても大きくて、あのような人の背を見て育ちたかったな。
◆◇ファンタンゴ ◇◆
ジュリア司祭のお話・・・というのが裏表紙に書いてあったのでわかってましたが、謎は最後の最後に ならないと 明らかにならず、途中はどう関わるのかよくわからなかった。いやだって、ジュリア司祭の名前出てこないし。 ガルドゥネでは人体創生を行ってたんだなぁ。でも、この話を読むと2巻の結末に納得がいきます。 地下の子供部屋にいたのはジョナサンだったのだと。
とりあえず、本編続きが早く読みたい。
あれ、ビルの過去にまつわる話はなし・・・か?
紙の本
今までよりホラー要素は強い
2018/11/07 23:28
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投稿者:藤和 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作までと比べ、不可思議なことや不可解なホラー要素が強めになっている短編集。
今までの作品を読んだ上ででないとわかりづらい内容ではあるけれど、短めなので気楽に読める。
最後に後味悪めのお話を持ってくるあたり、軸がぶれないなと言う印象。
紙の本
短編も意外といける
2013/02/10 01:34
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投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
もともとこの著者はハートウォーミングや深い心理描写もしないので、短編向きではないと思っていたが、投げっぱなしの、長編小説から断片を切り出したような風合いが意外と読ませる力となっていた。どうでもいいが最後の話に出てくる小悪党がラスベガスで儲けた額がすごすぎる。ドルと円を入れ替えると適正な額になると思う。
電子書籍
裏話的な短編集
2016/03/10 17:13
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投稿者:えぬ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロベルトの過去話が切ないけどほんわかさせられて良かった。本シリーズの重要な例の人の過去も出てきて、予想してたとはいえ、最後は驚いて声が出た。
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短編4作。サリサリで既に読んじゃってたんで、表紙買い&再読。たまにはスピンオフも悪くないが、やはりガッツリ本編を読みたい!ローレンの消息はどうなったの?!
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四編からなる短編集で、ロベルトの少年時代の話、平賀とローレンの出会いの話、サウロ大司教の生い立ち、そしてジョナサンという男の話が収められている。
四編目の話は、明らかにポオの『ウィリアム・ウィルソン』から着想を得たと思われる。
前巻で、ローレンが失踪したから、それにまつわる長編を期待はしていたが、ここらで主要人物の過去を踏まえてから、次の展開へと進みましょうということか。
確かに、このシリーズのファンとしてははずせないエピソードばかりだった。
ローレンの失踪にジュリアの組織は絡んでいるのか、ローレンは平賀を裏切ったのか。
早く次巻が読みたい。
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バチカン奇跡調査官シリーズの短編集。
過去話と、長編の裏話っつーとこです。
おおむねイイ話が多いです(「ファンダンゴ」以外ね)
特にサウロ神父の話は、うるっときたー。
次の長編も楽しみだー(´∀`*)
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初の短編集。全体的にはイマイチだった。
・「日だまりのある所」
→ロベルトの過去編。閉ざされたロベルトの心を徐々に開いていった、ヨゼフの話。面白かったが、結末がイマイチな気がした。
・「天使と悪魔のゲーム」
→平賀とローレンの出逢いの話。この話はとっても面白かった。ローレンの出自や行った数々の非道。それを受け止め、善(?)の方向に導いてあげる平賀の言葉がとっても良かった。
・「サウロ、闇を祓う手」
→サウロ大司教の過去編。せっかくの傷を解説するかいなのに、ちょーイマイチだった。
・「ファンダンゴ」
→ジュリア司祭の秘密の一つがわかる短編集。
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短編集だった。
ロベルトの自己を愛せるようになった経緯がよくわかった。理解者、というのがいればきっとみんな幸せになれるはずね。
前に死んだジュリアは替え玉なのかも…?!
しかし、愛することは無償でなくてはならず、愛されることには幸せを覚え続けたいものだなあ。
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2013年9月1日読了
短編集だけど、かなり後半がガッツリな感じ。
ロベルトの幼少時は2巻を読んでると切なさ倍増。
ローレンの正体がわかったのは良いけど、まさしくサイコパス。それでも平賀と友情を築き、本編であの活躍。本編があの後どうなってしまったか余計に気になる。平賀は彼の救世主になれるのかな。
サウロ大司教の話は良かった。彼の生い立ちが知れたことで、彼が平賀とロベルトにかける期待の意味がわかる。特にロベルトを自分と重ねてるのがいいなぁ。頑張れロベルト!
ジュリア編は先が気になるって言うか、あと何人ジュリアもどきがいるのかと怖くなった。ジュリアが一番優秀ではあれど、ジョナサンの行動を見ていれば、彼もほぼ同等に優秀なのが分かるので怖い。
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ものすごく期待していた…。きっとローレンのターンに違いない!どこに行ったのローレン!ジュリアは絡んでくるの?って短編か〜い!!いらないよ´ω`同人的な展開なんて!!!!これほどまでに…ぬをー!全巻ロベルト萌えだけ読み拾うよ!的な怒り?になりました(笑)
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短編集だったので、そんなに難しい話ではなく、気軽に読める感じでした。
過去のロベルトが今の彼といまいち結びつかなかったんですが、好きなお話でした。
最後の話は、一体何のお話…って思っていたら、なるほどそう来るか…と。
全体的に気楽に楽しんで読めました。
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2012年12月30日読了。
ローレンどうなったのか気になるので次回作に期待。
ジュリアの話は。。
きっとジュリアだって…。と思わされた。
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シリーズ初の短編集。
ロベルトと平賀の出会いときいて期待しまくってたらちょっと肩すかし食らった気分ですが、でも面白かったです。
しかし早く本編の続きが読みたい!
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今回は各キャラの過去編。
壮絶な頭脳戦は無かったけれど、短編ならこんなもんかなー。ロベルトは長編になってるから無いかと思いきや、ちゃんと1本の作品になっていてちょっと嬉しかった。ヨゼフとのやり取りは、ポーの一族にでも出てきそうな感じでしたが(笑)