投稿元:
レビューを見る
良いコンセプトをうむには?
タイトルにあるように「コンセプト」を生み出すには?という本ですが、アイデア出しからビジネスモデルにいたるまで割りと広範囲について書いてある本でした。
ビジネスモデルの基本要素は3つだけ
誰に(顧客)
何を約束するか(提供価値)、
なぜそれができるのか(その根拠)
この本では根拠、と表現してますが、他との差異化って事かな?と思って読んでたら、自分の強みを生かそうというのは市場や顧客より自分の都合を先に考えている。どうやって勝てるかで発想すべき、とあって、なるほど。。でした。
全般的に納得感はあるけど体現するのは難しいな。。。
投稿元:
レビューを見る
コンセプトを提示する際の大事なこと、簡単に解説。
簡単なので、読みやすくて、つかみやすい。
同時期に「コンセプトのつくりかた」(玉樹真一郎)も読んだ。玉樹氏は任天堂Wiiの企画をした人で、こちらの本は具体的な事例にそって、コンセプトの作り方や実現の仕方が書かれてある。ちょっと細かいので、先にこちらの木谷氏の本を読んで、概念をつかむといいかなと思った。(で、実践で使う前に玉樹氏の本を読む)。
以下、印象に残った内容--------------------
・インパクトと実現可能性は、トレードオフの関係。
・実現可能ドリブンと、コンセプトドリブンは異なる。
・面白いけれど、かなりむずかしい。でもやってみたいと思うようなわくわくするような感じ。そして、「できる」と言い続ける。人は楽観についてくる。
・良いコンセプトの条件: ①面白さ ②説得力 ③生き生きとイメージできること ④焦点が絞れていること
・誰に(顧客)、何を約束するか(提供価値・お約束)、なぜそれができるのか(根拠) が大事。コンセプトは、その3つで伝えられようになっていること。根拠=自社の強みではない。強みを活かすのではなく、どうやったら勝てるか?の発想をする。
・MVP( 最低限必要なもの)に絞る。
・将来の最終形・あるべき姿が描かれており、持続可能性があることが大事。
・事業コンセプトの本質はサスティナビリティ。
・「つくる」能力と「疑う」能力は異なる。疑うことがなければ、精神論に過ぎない陳腐な常識に邪魔されて自由に発想できない。
・組織は戦略に従うのであって、戦略を組織に従わせると失敗する。
投稿元:
レビューを見る
強みは、顧客視点から、発想しないといけない。モチベーションではなく、意思力、その源泉がコンセプトである。平易な文章で示唆に富む。
投稿元:
レビューを見る
コンセプトの必要性が、わかりやすく書かれていて、とても参考になりました。
あとは、どれだけの意思力があるかということです。
投稿元:
レビューを見る
元マッキンゼーで京大の起業家教育の教授の方の本。コンセプトドリブン、オリジナリティ幻想・組み合わせ・リソースフル、ビシネスモデル・持続可能性・顧客価値根拠、コミュニケーション・一行・ストーリー・自分・楽観論、意志力。
投稿元:
レビューを見る
◆思考法
・実現可能性から考えていくと現在の延長線上で考えてしまう
→コンセプトをまず考えるべき
(ex.トヨタのカイゼンは普通の改善活動の延長線上ではなく、在庫0という現実離れしたコンセプト達成のために、世界のトヨタ生産システムが生み出された)
◆クリエイティブとは?
・創造とは、異なるものを組み合わせること
(ex.グーグルの検索システムは、当時学術論文の引用回数が多いものが上位にくるシステムをそのままとりいれた)
・一瞬でイメージが伝わることが大事
・発想の段階では、実現可能性よりも自分がわくわくするかどうか
◆ビジネスにするには?
・コンセプトを達成するには、計画の細部がつまっていることではなく「持続可能性」が大事
=お金がまわり続けて仕事の質もあがってコストが下がっていくという良循環がまわること
・ビジネスモデルとは、
①顧客(誰に)
②提供価値(何を約束するか)
③その理由(その根拠)
・MBA的発想との違いは、
MBA:細かくつめていく思考(内部資産重視、他社との協業は考えない)
・製品開発より、顧客開発が先!
(作った製品を売る相手がいない、というのは企業によくありがち。)
→顧客は技術に金を払うのではなく、コンセプトに金を払う
・顧客セグメントは、強くコンセプトに共感してくれる1人を見つけ出すべし
(みんながいいねと言ってくれるものではなく、一部の人が熱狂的におしてくれるものの方が成功する。その人がどんな人かを掘り下げたり、その人にニーズを聞けばよい)
◆仲間をつくる
①理解してもらう
理解してもらうには、一行でコンセプトを説明できなきゃだめ
(ex.youtubeはビデオ版のフリッカー)
→オリジナリティにこだわらない。こだわると簡単にイメージのつく説明ができない
②共感してもらう
共感には、ストーリー仕立てで協力を呼びかける
③資料をつくる
・現在の切実なニーズをかく
・必要最低限の情報だけにとどめる(シンプルなほうが伝わりやすい)
・コンセプトを売るとは楽観論を売ること
=会社内で楽観論が通用しなくなったら終わり
◆実現に必要な意志
・「断片的にさまざまな仕事を片付けている一日が、実は最も怠惰な一日」 (ハイケ・ブルック、スマントラ・ゴシャール著『意志力革命』より)
=メールチェックしてー、会議でてーetcは生産性0
=本当に達成したいこと1点に集中すべき
・アクティブ・ノンアクションの罠
=やたら活動量を増やしても、大きな成果はあげられない
・何かを始めるにあたってベストなタイミングは、自分のコンセプトと意志が同時に備わったとき
投稿元:
レビューを見る
米コンサル会社として有名なマッキンゼー・アンド・カンパニー出身の著者によるコンセプト立案について書かれた書籍です。面白かったですね。旧来の日本的な情緒的コンセプト主観とは対照的に、非常に現実的にロジカルに分析されています。特に印象的なことが2点あって、まず何よりもインパクトを重視してチャレンジしがいのあるコンセプトを立案する「コンセプト・ドリブン」方式というものと、スティーブ・ジョブズの“クリエイティビティとは組み合わせにす
ぎない”という言葉に象徴されるように、まず発想の引き出しを増やして、それらを組み合わせていくことで物事を創造していくという「組み合わせ能力」というものですね。日本ではまず第一に実現可能性を考えるところから多くのことが出発していたり、個性というワードが先行して個々人のオリジナリティを追求するような風潮が多く見られますが、そういったものは全て根本的に間違っていることが分かります。こういった視点で世の中を見ていくと、何故日本からiPhoneが生まれなかったのかという理由が鮮明に理解出来ますね。これはデザインなどに関しても同じことが言えると思いますね。ビジュアルが優先される日本的なクリエイティブが世界的な支持を得ないという現実にも直結してくるのかと思います。コンセプトというものをインパクトを保持しつつロジカルに構成していく手法は、どのような業種の方にでも重要な考え方なのかと思います。とても興味深い内容でした。
投稿元:
レビューを見る
忙しくてたまらんわ、時間がないよーと言いながらどこかで満足している自分がいる。
断片的にさまざまな仕事を片付けている一日が、実は最も怠惰な一日。
悲観論の多くは学者や評論家のように基本一人で生きている人が発信。本来人は楽観論についていきたい。
投稿元:
レビューを見る
大切なことは、「誰に」「何を約束するか」「その約束が守れる理由」。
この3つを常に頭に入れておけば発想が変えられるかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
素晴らしい良書!
何故今まで1年近く積読にしておいたのだろう・・・
今の混沌とした時代を生きていかなければならない人達に、是非読んでもらいたい1冊です。
業種や職種など関係ありません。
今の時代でビジネスを行う人には、様々なヒントがいただける本です。
自分は現在、病気療養中の自営業ですが、この本を読んで先ずは自分の持っているイメージを鮮明にし行動に移す勇気を頂きました。
内容はいたって簡単です。
自分のビジネスイメージをコンセプト化し、意志力を持ってとりかかるということを説いた本です。
ただ、読了時の衝撃は凄いものがあります。
ビジネスを動かしたい方、是非ご一読することをお勧めします。
投稿元:
レビューを見る
平易な文章ながら、内容は示唆にとみ骨太。コンセプトは人の意思力を呼び戻し、チャレンジングでインパクトが大きいもの。コンセプト立案のアイデアはクリエイティブに。クリエイティブは既存の組み合わせ。エイリアン=宇宙のジョーズ。一瞬でイメージが伝わる。持続可能なビジネスモデル。顧客→提供価値(約束)→その根拠。まずは顧客開発。顧客は機能に金は払わない。熱狂的なファンをつくる、見つける。それが対象顧客セグメント、提供価値の発見。提供価値の本質の理解。根拠は強みではなく、顧客価値を約束するに必要な能力。強み前提は価値を返せない。一行コンセプト→物語化→資料(切実な顧客ニーズが大事。根拠ばかりにしない)→自分の本気度。熱。
自分が本当に達成したいことに一点集中する。達成したいことのイメージを鮮明にする。
投稿元:
レビューを見る
緻密に詰めて考えられる実現可能性よりも、できるか分からない大きなビジョンを作り上げる「コンセプト立案力」に焦点を当てた本。今後企業に求められてくるであろうコンセプトについての理解が深まった。
①コンセプト・ドリブン(第1章 実現可能性より面白さ)
実現可能性よりも、「これが実現できたらどうなるか」というインパクトを重視して、道筋を考えるのが“コンセプト・ドリブン”である。近年、日本企業は高い技術力を保持しながら海外企業に売上で差をつけられているが、それには技術起点で実現可能な、つまり既にあるような製品しかつくれていないことが原因にある。
面白さやワクワク感のある製品を描き出し、現在は不可能でもそれに向かって努力する姿勢が必要とされている。
②発想の方法とは(第2章 クリエイティブ思考の技術)
コンセプト重視の開発を行うとしても、ではそのコンセプトはどのようなものを用いればよいのか。そのための発想法が次に紹介されている。
アイデアというと独創性の高いものが要求される気がするが、逆に“オリジナルを目指さない”ことが発想においては重視される。アイデアは(1)リソースフル=情報の蓄積、引き出しを多くする、(2)得た情報を独自の視点で組み合わせることで生まれる。
多様な情報を入れていくこと、そして、それらを今までにはない形で組み合わせられる異なる視点を得ることに力を入れていきたい。
③持続可能なビジネスモデル(第3章 ビジネスモデル発想法)
著者はビジネスモデルを以下の3つを柱としている。
顧客:誰に
提供価値:何を「約束」するか
その根拠:なぜそれができるのか
ここで、このフレームでビジネスモデルを考える際に注意すべきことは、技術を始めとする「自社の強み」を起点としてはいけないことである。自社の強みを基に考えることはすなわち顧客や市場よりも自社を優先することであり、顧客を見つけることができなくなる。
「コンセプト」重視の発想やその大切さが身に染みて感じさせられた1冊だった。あとはそれを企業でどう活かしていくかを考えていきたい。
投稿元:
レビューを見る
アイデアにビジネスモデルがくっついたもの、それがコンセプト。キーワードは「持続可能性」。
誰に聞いても「いい!」と言われるようなものはコンセプトとしては失格。一部の人に熱狂的に支持されるものでなくてはならない。
投稿元:
レビューを見る
Kindleセールで購入。
「思い」をじつげするためにまず必要なのは、ロジックでもオリジナリティでもなく、インパクトあるクリエイティブなコンセプトである。
「難しいかもしれないが、ひょっとするとうまくいく。もしうまくいくとすごいことになるぞ」というコンセプトがあれば、お金も人も集まり、実現する。
そして、コンセプト自体は、独自のものでなくても本気で取り組めば自分のものになる。
現在、自分たちは実現可能性や自社技術を優先してしまっており、限界を感じている。少しずつ本書を参考にコンセプトドリブンを採用していこうっと。
投稿元:
レビューを見る
面白かった。コンセプトってキーワードから仕事を見直してみるのも良いな〜。概念、ビジョン、アイディア、目的、コンセプト。言葉の定義と響きからくるイメージの膨らませやすさから、ちょっと使ってみようかな。
創造性をアップさせる10の方法
•青色を使う
•ふらふらになる
•笑う
とりあえず、この3つしてみよう。