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他のシリーズものと違い、短編集になっている。
私はぼんやりするのが好きだが、周りの人を見ていると忙しく動いているように見え、生き急いでるなあ、と思ってしまう。
しかし、この本の最初の話で、名前をつけられたことで今まで生活してきたことがまるで違って見え、「生きることを急がなくちゃいけないんです」と言って今までスナフキンの話をせがんでいたはい虫がいた。それにこのような考え方もあるのか、と思ってしまった。
スニフとぬいぐるみの話も相変わらずのスニフ節に少し吹きだしてしまったが、スニフの物を大切に思う気持ちにほほえましくなった。
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〉あしたも、きのうも、遠くはなれていました。
おまけに、いまはお日さまがきらきらと赤く、しらかばの林のあいだにかがやいていて、風はやわらかく、さわやか。。。
いまここに焦点をあてれば、過去の辛い出来事、将来の不安も無く気分が楽になると改めて思いました。
〉危険なのは家の中にいるからで、外にいれば危険はない。
ムーミンのお話は、どれを読んでも何かハッとさせられる言葉を発見できます。
短編にしては読みごたえ十分!!
しかし、なんだかぼやけた感じの話があると思っていたら、書評にも同じようなことが書いてあり、笑えました。
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2012.04.30. 新装版を分室で見つけたので、借りてみたらなかなかしみじみするのです。最近ずっと、家に帰った時におばあちゃんがいたらいいなぁと思ってたけど、ムーミンママも素敵かも。安心して、ゆったりとすべてを任せられる存在。変わらないムーミン谷の仲間たち。
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短編集。キャラクターよく把握しきれてないから謎多し。
パパとニョロニョロのお話は何がしたいのか分からなかった。
クリスマスのすったんもんだは面白かったなぁ。ふだん冬眠してるもん、そりゃ分かんないよね。
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いままでの挿し絵とは、ちょっと違っていました。
「もみの木」 わらっちゃいます! 冬眠をするムーミン一家 クリスマスなんてしるはずもないですよね。「クリスマスがくるよ」と、言われて 何をしていいやら クリスマスって… 怖い人?とか、
ムーミンママが クリスマスは、お腹がすいているんですかね。
というところでは、クスリ♪と わらっちゃいました。 ママかわいい♪
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「たたかうってことをおぼえないうちは、あんたには自分の顔はもてません」。さすがミイ…!ニンニの話が特に好きです。
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前回からちょこちょこ登場中のフィリフヨンカ、アニメの口うるさいザマスおばさんと比べてすごく好感が持てた‼久々登場のスニフもカワイイ…ただ、ニンニの話は軽くホラーかと思った…見えるようになって良かったね。
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ムーミン谷のさまざまな住民が主人公になっている短編集。
解説では失敗作とされているけれど、「ニョロニョロのひみつ」が一番好きです。大嵐の中に浮かび上がるニョロニョロたちの影が、かれらの存在の空虚さを何より表している印象。
読むたび解釈の変わりそうな終わり方が多かったので、忘れたころにまた読み返したい。
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ムーミンのキャラクター達の短編集。
大切にしたい言葉がたくさん。
相変わらず面白いけど、ちょっと難解かな。
ムーミントロールもそうだけど、ムーミンパパやムーミンママもいいキャラしてる。
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好きだった話…春のしらべ、しずかなのがすきなヘムレンさん、ニョロニョロのひみつ
ちょっと解釈が難しいお話もあった。
一貫してムーミン谷のみんなが「孤独」「自由」「じぶんの世界」みたいのを求めているところがいいな〜と思った。あまり干渉し合わないところもいい。
わたしもそういう風に暮らしたい!
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個人が個人として求める個々の最良の生活は、理解はされなくても許されるものだし、それはむしろ当たり前のことなのだと。
わからないけどそれもまあアリだよなというゆるやかな個人主義が心地良い。「だれだって自分のすきかってにやるのが、いちばんたのしいんだからな(p158〜159)」
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なにかがちょっとだけ変わって
昨日とはまたちがう新しい一日がはじまる。
そういう楽しみをムーミンたちは過ごしている。
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それぞれ異なる主人公の連作短編。このシリーズで書かれているムーミン、ミムラ、ヘルム、フィリフヨンカなどは種別名でイヌとかネコみたいなものらしい。そのせいかヘルムのヘムレンさんと言ってもいろんなヘムレンさんが出てきて読んでるほうは混乱する。
九つの短編のうちムーミンの龍の話が良かった。スナフキンは誰からも好かれる。ムーミンの龍もスナフキンにしか懐かない。ムーミンだってスナフキンが大好きだから、気持ちはよくわかる。けど寂しい。
スナフキンといいミイといい、おしゃまさんといい、大人なんだか子どもなんだかわからない。しかも個々の名前がない。考えてみれば不思議な世界観だ。
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ムーミンシリーズの短編集。
ミイは個人的にアニメの声がいまいち好みではなかったせいかその魅力がわからなかったのだが、この本でホムサやニンニにいい放つピリッと辛口の言葉はなかなかいい。
また、ニョロニョロファンとしてはムーミンパパがニョロニョロの船に乗り込んで旅をする作品は嬉しかった。内容はけっこう哲学的で深いんだけど、それよりニョロニョロが手を振ってくれたり船で隣に座ってたりする情景を思い浮かべて萌え。
ラストの「もみの木」は冬眠から覚めてしまったところクリスマスとは何のことかわからず、右往左往するムーミン一家がほのぼの。
全体的に長編よりストレートで、面白かった。
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文庫版で再読。スナフキンをはじめ、ムーミン一家以外の人達が主人公になるお話の短編集。テレビ版のようにけして可愛いくはないし、かと言って教訓的でもない。むしろ哲学的。ムーミン一家以外の話で、ムーミン谷の世界がより深く分かった気がする。