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内容(「BOOK」データベースより)
動画投稿サイトに忽然と現れた、四つの映像。不鮮明なその映像には、『回線上の死』というタイトルがつけられ、私刑によって誰かが殺されるまでが映し出されていた。悪戯か?それとも本物なのか?管理官から三日間の捜査を命じられたクロハは、映像の中にある奇妙なズレに気付き始める…。圧倒的な緊迫感と、予想を上回る展開。新鋭、渾身の長編警察小説、堂々の完成。
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こういうのを「重厚」と言うんだろうか。他の警察小説とはまったく違った独特の雰囲気がいい感じだ。しかし前作を読んだのがずいぶん前だったのでそのストーリーを思い出せない。要再読、だな。
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前作はだいぶ前に読んだので、詳細は忘れましたが、並行する現実と仮想世界の交差する感じや浮遊感が好きでした。今思えば、鮮やかなアゲハとそうではないクロハの対比が、現実と仮想世界の人のありようや罪のありようを表現していたのかしら。
今回は警察ものとしてはもちろんですが、クロハの物語として面白かったと思います。とはいえもう少し、アゲハも見たかった。
サイは悪として結構好きです。
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女刑事クロハシリーズ第2弾。
事件は、猟奇的で、現代のネット社会の網をうまくくぐり抜けていると感じられた。でもそれに比べて、科学捜査がイマイチ。
読みながら、画像や音響分析はもっとできるんではないかと思ってしまった。
また、事件を複雑にしすぎて、最後の解決に現実味がない。
そもそも平刑事である主人公が、たった一人で事件を解決に導くのには無理があるのか。
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事件的には現代的で、残虐性に躊躇もない描写で、本当に嫌になるし、怖くなるのだけど、余計な話が絡み過ぎな気がする。時々飽きるのは、たぶんそのせい。
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楽しく読めた。面白いストーリーを書く人ですね。風景描写が少し過剰と思えてもどかしい時もあったりしますが、世界に引き込む作者の手法なんでしょう。
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前作を読んでいないせいか、主人公の人となりがよく理解できません。
美人らしいけれど共感するほど理解ができない。
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前作より断然テンポ感、表現力が上がっている。主人公も極端に超越したようなスーパーヒロイン感がないところがよい。ただ、人物によってはあまり深く描ききれてないところがあったり、散々モンスター感を出していたキャラがあっけなかったりとちょっと物足りなかったところもある。特に、途中はテンポ感あったのに、最後のほう急に話をまとめていこうとしてわかりにくくなったのと、全体的に物事の描写が細かい割には頭に絵が浮かびにくいのが気になった。あと、若干都合の良さ感が見え隠れする(そんなうまく手がかりってみつかるものなの?的なこととか)のがちょっと残念。でも、次回作が出たら・・・一応読むかな。
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シリーズ第二作。起承転までは良かったが、結が少し乱暴。今シリーズはストロベリーナイトと似てるという評価もあるみたいですが、比較するとこちらの方が暗いです。個性の強い脇役をたくさん登場させているわりに、感情移入が出来ない。次回作に期待です。
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【読了レビュー】前作よりも複雑さを増していて、緊張感も高かったけれど、最後どうも発散してしまった気がして少し残念だった。エンターテイメントとして楽しめた。
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これ、前作でも思ったのですが、登場人物の名前、ふつうに漢字の表記じゃだめなのかなあ…。
主人公のクロハあたりはともかく(慣れた)、「アサクラ」「タケダ」となると違和感があって、文章はけっして読みにくくないのに、引っかかってしまう。
若干サイバー感強めってだけで、とくに非現実世界の話ってわけでもないし。
面白いのに惜しい。
っていうか、尻上がりに面白くなる感じでした(著者が、最初はエンジンかからなかったのが、徐々に書き慣れてきた印象)。
しかし、思いっきり読む人を選ぶ本ではある(電脳知識ゼロの母には勧められません)。
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小説全体の印象が、なにか灰色な印象を受ける。今回はネットの世界も灰色。
ハードボイルドな感じが好き。クロハのゆらぎ加減でストーリーに引き込まれた気がする。ラストシーンも良い。
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女刑事クロハシリーズの第二弾。
前作にも増して猟奇的な殺人事件「回線上の死」
殺害過程を録画し動画サイトに投稿する。犯人の目的は。
被害者の繋がりは。動機はなんなのか。
結論から言うと、動機も犯人も至る過程も納得できなかった。
最後の対決シーンは一作目のほうが完成度は高い気がする。
それでも、姉の子供「アイ」については本作のほうがすごく好き。
クロハが自暴自棄になったりしないのは「アイ」がいるからだと思う。
ただ残念だと思ったのは、アサクラにもう少し重きを置いてほしかった。
クロハの中でもアサクラが与えた影響は大きかったと思うので。
電脳世界でのつながりが今回はあまり出てこなかったが。
「アイ」と同様、クロハの一面を表す手段として描き続けてほしい。
作者の人物描写の濃淡が故意なのか、そういうものなのか分かりづらい。
突然ズームアップしたりフェードアウトするので、キャラが把握しづらい。
それでも引き込まれてしまうのは世界観とクロハのキャラなのか。
美人でも何でもいいけど、悩みながら成長していくという展開がよい。
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4月-5。3.0点。
プラ・バロック続編。動画投稿サイトにアップされた、殺人の動画。
3件アップされ、捜査。撮影場所・アップ場所を中心に捜査。
まあまあかな。ちょっと読み辛い感あり。
主人公の心情に関する記述が、多い気がする。
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惨殺動画、これは本物かダミーか?
捜査担当になったクロハは独自の犯罪に対する嗅覚で、真相にせまります。