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紙の本
未来。あるいは、過去との対話。
2019/08/16 16:07
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投稿者:ペンギン - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学生~高校生くらいのとき、猛烈にはまって手当たり次第に読んだ。久しぶりに再読してみると、「あのころ」とはまた違った感想を持った。特にその落差が大きかったのが「アリとキリギリス」。これは労働に関する考え方の問題だと思った。アリの社会では、食べ物を集めることが労働と見なされていたが、食べ物を管理することは労働と見なされていなかった。ここに問題がある。無計画に集めすぎたために、食べ物が余り、労働に関する道徳観念が崩壊してしまった。そして集めなくなってしまったことによって、そのうち食糧難になると思われる。問題は道徳ではなく、労働観念の問題なのだ。
状況の変化に人間の観念がついていかない。そういうことは、よく起こる。ゴールドラットの「ザ・ゴール」シリーズでも取り上げられていた。
面白くて、身につまされる。それとも、身に覚えがあるから面白いのか。いずれにしても星新一は、偉大な作家だ。
紙の本
初めての星新一
2019/07/10 10:13
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投稿者:シュヴァルツ - この投稿者のレビュー一覧を見る
私が小学生のときに初めて買ってもらった小説でした。星新一独特の軽妙な語り口で紡がれるユーモア、風刺たっぷりのショートショートが満載です。
表題作「いそっぷ村の繁栄」は、有名な童話の「アリとキリギリス」や「ウサギとカメ」、「北風と太陽」などが現代的にアレンジされています。その流れでの「シンデレラ王妃の幸福な人生」が絶妙。この二篇にはまれば、きっと同じ作者の『なりそこない王子』にもはまります。
他にも、新しい物には何でも飛びつく男を描いた「新しがりや」、クリスマスイブに起こった心暖まる出来事「ある夜の物語」、何かがおかしい世界「不在の日」などの短篇から、「どっちにしても」や「奇病」、「別れの夢」などの超・ショートショートなどが収録されています。
星新一デビューにオススメです。
紙の本
中学生の頃
2017/04/24 01:41
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投稿者:タンポポ - この投稿者のレビュー一覧を見る
私が中学生の頃に初めて読んで、星新一さんに、はまるきっかけとなった一冊。子どもが中学生になったので、奨めてみたら、面白いと言ってくれている。子どもは、物語をあまり読もうとしないのだが、これは良かったようだ。
紙の本
もうひとつのイソップ物語
2001/11/17 02:20
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投稿者:utena - この投稿者のレビュー一覧を見る
星新一さんの本を初めて読んだのはいつのことか忘れてしまったのだけど読み終えた後で新鮮さとショックを与えられたのを覚えています。
私が最初に手にしたこの本は、アリとキリギリスとか誰でも知っている話の もう1つの世界を見ることができます。
楽しくて ちょっぴりスパイスの効いた世界です。この本から私は星 新一中毒の始まりとなりました。