電子書籍
2003年三島賞受賞作
2016/12/20 11:33
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
町を暴れまわる殺人鬼や、炸裂する爆弾はおそろしい。しかしどこまでも純粋な女子高生の愛が、すべてを吹き飛ばしていく様子は実に爽快だ。
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▼久しぶりに文庫で買って読み返しました。書き直しがいくつかあるような。例えばおじさんとおばさんが○○してるときの注釈など。▼『川を泳いで渡る蛇』。「何度も死んで生まれ変わるイメージ」について、もうちょっと読み込んでみたいところです。(05/4/28 読了)
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いやー。ヤバイ。おもしろかった。
というか、感動した。
主人公アイコが、自分の周りで起こった事件に巻き込まれる。意識不明になり三途の川とか見ちゃうけど、霊媒師(?)によって現実に引き戻される。
一見、なんつー話だ!?わけわかんないし、怖いし、グロテスクだし、野蛮な話だ!って思うはずだけど。
この話は、奥が深い。
深すぎる。
人間の良心と悪心についてとか、ほんとの愛情についてとか・・・。何が、人間の感情として、一番大事なのかっていうのを語ってる気がするんだよねー。
最後の1章の中での、とある1ページなんて、超共感しちゃって、そのページ引きちぎって食べたいくらい感動したもん。
舞玉作品は、ミステリーに分類されてるけど、絶対ミステリーなんかじゃない!!!
これこそ、ヒューマン作品だと思うけどなぁ。。。
とにかく、一気にファンになりました。
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はー舞城にファンタジー?かかせるとこんなかんじか!いいじゃん。意外といけるんじゃん?な巻。個人的には結構好きな部類です。グルグル魔人がすごい。
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おもしろい。くせになりそう。ムチャクチャにしてみよう、っていうまじめさを感じた。取り沙汰されてるエロやらグロやらは全然感じなかった、なんだか、映画に出てくる死体が偽物だって分かってるみたいな感覚で。
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内容:女子高生の臨死体験の話でいいのか?昨晩ヤッた相手が失踪したらしい・・・とかって始まるけど、そのあらすじ大事なのかわかんないし。
感想:ルミネのブックファーストの座り読みで読破。破綻なく書いているのが偉い。好き嫌いと評価が分かれると書いてみながら、好きでも嫌いでもないし、どう評価したらいいか分からない。ポイントはやっぱ女子高生の一人称形式でバランスよく描写しきったところだと思う。第二部の童話ちっくなところなんかは特にだけど、モチーフはどっかで見たことありそうだなって思ったから、やっぱ文体(その破綻のなさ)が全てかな。ミステリ作家っぽい破綻のなさ。たとえばグロい場面とか今日び石投げたら当たるレベルで皆書いてるわけですよ。でテーマとかどうでもよくなって、文体だと思うわけで。それが起源となってこの人(たぶん女だと思うんだよねえ)の世界が作られている気がする。なんとなく。他の読まないとわかんないけどさ。
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2章の童話っぽいシーンで読み手が離れてしまうのではないかと思いつつも、そこ以外はスピード感溢れる文体に支えられていい感じ。となると童話っぽい部分はワンクッションってことなのだろうか。たぶん主人公の女の子に好感をもてるかもてないかってところじゃないかな。
友達の家にあったら借りちゃいそうな小説。自分では買わない、って買っちゃったけど。
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「減るもんじゃねーだろとか言われたのでとりあえずやってみたらちゃんと減った。私の自尊心。」
この1行で勝負あり。アレルギー反応起こしたら読む資格なし。速やかに退場せよ。前半のアドレナリン弾け飛ぶスピード感は文庫向きなので、是非そちらで。
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舞城さんは女の子主人公のお話のがぶっとんでで面白いのですき。阿修羅ガールは文庫よりハードカバーの表紙がすき。
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なぜこれが賞をとったのだろう??とよくわからない。
個人的に、舞城作品で女子高生もしくは若い女を主人公にしたものは好きじゃないです。
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現代の問題をうまく話しの核においてるってとこがうまいと思うけど
世界があっちこっちとびすぎて文にまとまりがなくって、読みづらかった。
06/11/13
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2ch、じゃないけど天の声とかいう匿名掲示板サイトとかでてきちゃって、アレな人にはちょっと嬉しかったり。なんだか訳わかんなくなっちゃうストーリーだったけど、それで終らすんじゃなくって、キチっとしめくくってくれます。キチガイ万歳系。
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最初は良さがよくわからなかった。でも後からジワジワきた。こんな女子高生ではなかったけれど、アイコの心理にはどこかでとても共感できる。愛が足りねーんだよ
と真剣に語ってしまえる強み。それがすごい。すげーよ、マイジョー。二回目に読み返しても面白さが落ちないのもすげーよーと思った。
あと、文庫の帯思いっきりネタバレですよね。「アイコ、魔界で恋に破れる」って。ネタバレによってつまんなくなる類の小説じゃないけど、でもやっぱ無用のネタバレは勘弁してほしいです。
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あれからそんなに経ったんだろうか?【阿修羅ガール】が文庫本になったようです。文庫本化にあたり加筆修正箇所も何箇所かあるようです。なにげに三島賞を受賞しており、選考委員もセンスあるなぁといった感想。舞城読むなら。これから読むのが、ベストのような気がする。そのあと熊の場所→煙か土か食い物→世界は密室でできている。→九十九十九 →暗闇の中で子供 。疾走感と回転の速さに酔いながらも読める。この順番ならなんとかなるだろう。奈津川ファミリーサーガは完結したのだろうか?三作目にかなり期待。読む人を選ぶので3点。句読点のないドライブ感にメロメロ。変幻自在の文体にメロメロ。電波キチガイ描写は世界最高峰。
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第一部の細かい状況描写が途中でぶっちぎられてしまうので、そこを本当はもっと続けて欲しかったところだけれども面白かったのでそう思うのだと思う。