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言わずもがなの名作。流れとしては猫を取り囲む人物達の小ネタが延々と続く感じ。まだ全部読んでないけど面白い!これで作家デビューって、漱石は本当にすごい人だったんだなーと思った。
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父親の本棚にあったから(勝手に)読んだんですが、今じゃすっかり僕の本棚に納まってます。「笑う」っていうより「ニヤニヤ」しちゃいます。外で読めば、いとも簡単に危ない人と思われることができます。心に残った一節(漱石の場合は何故か多い)は、「家族なんて、毎日顔を始終突き合わせているんだから、喧嘩でもしなきゃ退屈で仕様がない」といった「吾輩」の指摘。なるほど。
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著者:夏目漱石
中学のときに行ってた塾を
卒業するときにもらったもの。
なにをもらうか選べるんやけど、
一番高いやつを選んだ。
中学の頃はまったく本を読まず、
高校に入り少しは読み出したものの
できるだけ薄いやつを選んでいた。
そんな自分にとって、
この本は万里の長城のように
長く、そして単調だ。
高校の頃は10回ほどチャレンジし、
いつも途中でポイ。
最初の200ページぐらいは
激しく覚えている。
それよえ、再びよむきもあんまりしない。
いつ読み終えるのだろうか・・・。
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本当は河出書房の日本文学全集(8)の夏目漱石1を読んだんだけど、実は検索してみてもヒットしないんだよね。「こころ」は文庫を持っているのでとりあえず新潮社のこの本を選びました。
改めて読んでみると、漱石の文明批判って凄いと思う。ただまともにそんなことを言ったところで、当時の社会ではなかなか受け入れられなかったんじゃないかな。江戸文化を受け継ぎながらも、明治近代人として生きることを要求された一流の知識人、そんな彼が痛烈な批判を通してではなく、猫の視点を通して描く世界に、独特の漢文調の言い分にすばらしい機知を込めてたこの作品。読み直すたびに深みが増す逸品だよね。
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ネームバリューのせいかついつい暇だと手が出てしまう夏目氏の本ですが、やっぱりつまらなかった。5ページで挫折。
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このくらい情けなくてこのくらい意地っ張りでこのくらいへそ曲がり、なのに言葉の大切さをちゃんと知ってる作品。彼の言う哲学が正しいとか間違いとか、そんなことはどこかの遠くへ。もの凄い疾走感で届く気色スローモーションで映し出している至極の一作。ひどく小心ぶった言葉の裏側に煌りと光る吾輩の眼があります。
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やっと半分ほど読みました。こんなに笑える小説だったんですね。迷亭先生の癇に障るほどのユーモアがすきです。
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漱石の処女作であると共に、一躍その名を高からしめた代表作でもある。苦沙弥先生に飼われる一匹の猫にたくして展開される痛烈な社会批判は、今日なお読者の心に爽快な共感を呼ぶ。(
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(我輩)が餅を食べたときの反応がかわいらしくで笑ってしまった。
猫が三者の目で見ているのが面白い。(但し長いので読むのが苦痛になりました)
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前半は面白かったものの、後半はグダグダしてきてそんなに面白くないです。
これもこの小説の成り立ちから考えると仕方がないような気もしますがね。
文章自体は非常に興味深いです。こんな文章を扱えたらな・・・と思います。
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オレみたいなモンがこの作品について何だかんだ言っても仕方ないよねぇ。
とにかく猫なんです。吾輩は。
読めば分かるさ。
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漱石デビュー作遂に読みきった!こころなどとは違った重々しい純文学ではなくコメディなので、難しいところ多々ありながら、魅力的なキャラクターと可愛い吾輩の面白さのおかげで楽しく一ヶ月読むことが出来ました。迷亭、独仙あたりに惚れた。とくに最後の章の迷亭の考えはすごくセンチな気分になってめいてい〜〜〜!!と悶えた。“呑気と見える人々も、心の底を叩いてみると、どこか悲しい音がする”の吾輩の考えもしんみりした。特に最後吾輩が死んじゃうところは死ぬと解っていたけれどどこか諦めきった空しさや切なさがぼうっと浮かんできて、後世の漱石の作品にこの感じは続いてるんじゃないかな、とふと思った。とにかくこれでメジャー作品で読んでないのは倫敦塔・虞美人草・彼岸過迄・明暗だけ。うあー全部漢字。
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まだ途中だけどレビュー。
夏目漱石の有名な奴ですね。
小難しい表現が多いけど、それはあくまで皮肉だったりユーモアだったりするからあまり深く考えないのが楽しむコツです。
やはり新聞連載だけあって娯楽小説だなぁと感じました。
また、キャラも良いですね。主人公の猫はもちろん可愛いですが、くしゃみ先生も可愛いと感じたりwステッキ振り回して追いかける三十男ですよ!これは良いなぁと。
頑張って完読頑張ります。
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漱石作品は初めて読みました。まずは一言。長い!読むのに2ヶ月とちょっとかかってしまった;;でも何より登場人物たちのネーミングと個性が光って、何気ない会話をしているはずなのに、なんだかふふふと笑ってしまいます。
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猫の視点から近代日本をお洒落でユーモア溢れる言葉を用いて表現している。
言葉遊びが読み辛くもあるが、独特の世界観を創り上げている。
「非道い」、「浪漫」、「沢山」、「流石」、「兎に角」、「新陳代謝」、「反射」、「無意識」、「価値」、「肩が凝る」等は漱石が創った言葉だそうな。