紙の本
解決しなければならない問題を抱えている人に贈りたい
2016/02/12 00:46
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投稿者:けい - この投稿者のレビュー一覧を見る
売れに売れた、というビジネス書。それも納得という読後感です。
よく「いい本は目次がいい」とか「いい読書家になりたいなら目次を読め」なんて言いますが、今まで信じていなかったその説にも納得しました。よくできています。これ、経営学を学ぶ学生さんが誰かになにかを語らなければならない状況(就職面接とか入ゼミ試験とか)のとき、、目次だけ目を通しても、なにか語れるはず。
なにより、「はじめに」の10ページだけで、「ポジショニング派からケイパビリティ派へ、そして、それら二つに限界が見えたとき、どう動いたか」という「流れ」を把握できます。
全体を俯瞰して把握できたならば、後は「50人の巨人」のエピソード、研究とともに、詳細を理解していけばいい。
もちろん、経営戦略史なので、順を追って読むのが大事なのかもしれませんが、やや乱暴な言い方をすれば、延々と人間が「問題解決に取り組んできたアイデア」が紹介されているので、拾い読みしても、ヒントになる考えがたくさんあるはず。
古臭くて難解、それでいて高い大学推薦のテキストを投げ出したくなった学生さんには、俄然、おススメの一冊。
紙の本
物語として
2015/10/02 10:54
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投稿者:sshizuka - この投稿者のレビュー一覧を見る
学校で使っているつまらない教科書とは違い、読みやすく興味を引き付けられるものでした。私のように物語的に読むのはもちろん、教科書・辞典・百科事典などの用途もあります。本自体は分厚く、抵抗があるかもしれませんが、内容は経営学初心者の私でも読めるものでした。
電子書籍
まさにこの本が欲しかった
2014/03/02 14:40
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投稿者:H.I. - この投稿者のレビュー一覧を見る
もっと早くこの本が欲しかった。体系的に網羅され、読んだあとのすっきり感がすばらしいです。これまで読んだ多くのビジネス書や○○ビジネス講座で出てきた話が、ほとんどポーターよりであったとか、楽しく回想できました。
紙の本
面白い!
2016/05/28 10:06
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投稿者:tomo - この投稿者のレビュー一覧を見る
いろいろな経営分析の手法がなぜ生まれたのか、どう以前のものを補間しているのかなどを体系付けて理解できます。
それぞれの手法を勉強する前に、何が自分に必要なのかを知るためには良いかも。
文体も面白くて読みやすいです。
最初に読んだのは2年以上前ですが、今回、会社の若手に勉強してほしくて購入したので、レビューもしてみました、
紙の本
体系的理解に最適な本
2016/02/13 13:10
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投稿者:ひつじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
これまで何となく理解していた経営戦略を、その背景とともに体系的に理解できる良書でした。
紙の本
おもしろいかも・・・
2016/02/10 12:36
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投稿者:おーじー - この投稿者のレビュー一覧を見る
経営についても戦略についてもズブのど素人である私が,勇気を振り絞って興味があった分野へ…。分厚いのでへこたれるのではと思いながらも,時代背景や論者のつながりなどもあって,物語のように読めました。
紙の本
すばらしいコスパの良書
2015/03/26 12:01
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投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る
とにかくわかりやすくまとめられている。読者を意識して作られているのが 一目瞭然。忘れちゃいけないのは、こいつはあくまで歴史。ここに紹介されている本にあたることが真に重要なわけで。とはいえこれ一冊で内容に加え流れ、比較と確認できるのはすばらしいコスパの良書だと言えます。
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ポジショニング→コンピテンシー経営→リーンスタートアップと、経営戦略のトレンドの移り変わりを、1970年頃から現代に至るまで論壇でどのような主張が繰り広げられていただかダイジェストで学べる一冊。
ここまでまとめられるのは大変な苦労だったと思う、著者の血の滲むような努力に敬意を表します。
昔は敵や市場をみながら、どんなポジションで戦うかが大事、と言われていたのがいつしか各企業のコアコンピタンスに集中すべしという論調に変わり、今となっては結局やってみなわからんし、新しい市場はバンバン生まれてくるし、やりながら色々試行錯誤して変えていったほうが勝つ確率も高い、というごくシンプルな風潮に変わっている。これが10年後、20年後にはどのように変わっていくのか興味深いが、現時点での答えとしていったんやる、はやくやるということを実践しながら、先人たちが教えてくれるポジショニングやコンピタンスのことを頭の片隅に置いて戦略を実行していくのがいいんだろうなぁと思った次第。
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『経営戦略全史』読了。★4.5(5点満点)
http://www.amazon.co.jp/dp/4799313134/
経営戦略100年の歴史が詰まった三谷さんの大作。
400ページ超なのに読みやすいのはさすが。
はじめは、「なぜ経営戦略なのに、全史=歴史なのか?」とよくわからなかったが、時代背景やそれまでの戦略論の流れなど、ストーリを持って読めるところがGood。
同系統では、「戦略サファリ」よりはるかに読みやすい(^^)
戦略論は様々あるが、どれもよいとこ、悪いとこ、条件による適用のしやすさがあるので、それを理解して適切なのを使いましょう、というのが結論か。
さしあたって、自分の場合はやはり、「イノベーション系」をさらに攻めるかな~。
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固い本かと思いきや、面白く読みやすく一気に読み終えてしまった。
様々な経営戦略のコンセプトやフレームワークを、社会背景を踏まえた歴史的観点から説明する本書。個々のコンセプトやフレームワークはよく慣れ親しんでいるが、そんな背景で生み出されたとは!と目から鱗な点も多い。何より、ポジショニング派とケイパビリティ派の果てしなき論争、その果てのイノベーションやアダプティブ戦略へのシフトなどの大きな流れが見えると、自分が様々なコンセプトやフレームワークをなぜ使っているのか、どんな時にその考えが有効なのかを知ることができた。コンセプトやフレームワークについて知っている、実務で使いこなしていると思っていても、状況を読み誤り活用を間違えば意味がない。歴史と社会背景がわかれば、考えた人の意図がわかる。意図がわかれば、正しい使い方がわかる。そう言う意味で、知っておいて損はない歴史だと思う。
また、参考書籍の山で本文でサマリーしてあるので、今後の読書リストとしても役立った。
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とても勉強になった。大きい本屋さんに行っても、経営戦略系の本は有象無象すぎてどれを読めばいいかわかりにくいし、この分野の「流れ」がわからないなあ、とずっと思っていたので、分厚かったけど読んでみることにした。
この本に書かれていることも著者のバイアスがかかっているようなので(ところどころに著者の個人的な感情が見て取れた)、そのへんは織り込んで読み進めないといけないが、その手間を補ってあまりある、よく整理された内容だった。
「流れ」を頭に定着させるために、もう一度読んでみよう。そのあとはそばに置いて辞書的に使おうと思う。
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分厚いけどさっさと読めます。バラバラに、いろんな本を読んでいて、モヤモヤしていた部分が、テイラーとメイヨーから始まり、B3Cフレームワークに終わる部分まで、よくこの短さでわかりやすくまとまったものだと思いました。
著者と出版社の仕事に敬意です。
いろいろインスパイアーされ、新たな企画が生まれそうです。
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経営戦略100年をストーリーだてて読み進める事が出来ます。無敵の理論など無いでしょうが、時代背景も含めて経営戦略の変遷がわかります。面白かったです。
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非常に面白かった。
テイラー/シュンペーター/コトラー/アンゾフ/ポーターなどなど、歴代の経営学/経済学者たちが、どういった背景で戦略コンセプトを打ち出してきたか?各コンセプトが何に対応できて、何に対応できないかが良く分かる。
で、こうやって背景を見ると、ファイブフォース分析などのフレームワークの奥深さがよく分かる。裏には、結構しっかりした定量的な分析が必要。
まぁ、仕方ないんだけど、曖昧な学問だなぁと思う。
物理学とかと違って、観測が難しいし、観測する系がどんどん変化するからなぁ。
こう見ると、割と主流になっているのは、20年くらい前のポジショングやケイパビリティに留まっている感がある。
最先端のイノベーションとかを実務にどう取り入れるかってのは課題なのかしら。
不確実性が高まり、かっちり計画を作るよりも、トライ・アンド・エラーが求められる、それでも経営戦略には価値がある、そう思いたいもの。トライ・アンド・エラーの確率・精度を上げるという意味で。
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今まで点だったトーマス・フリードマンとリチャード・フロリダとクリステンセンとダンカン・ワッツ、そしてIDEOが一瞬で線で繋がりました。それ以前の巨人ドラッカー、コトラー、ポーターとの流れも把握出来ました。そもそものテイラー、メイヨーの存在も知りました。「プロレスラースーパースター列伝」ならぬ「経営戦略スーパースター列伝」一気読み!時代と経営戦略を巡る冒険がこんなに面白いなんて!そしてその冒険は今また新しいステージに入っている!いろいろもう一度読み直す気になりました。ありがとうございます!