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ふと、古本屋で気になるタイトルだったので購入。
今まで、映画監督を少しナメていたのかもしれない。
映画監督は自らの意見を映画を使って表現する職業である、と再認識させられる内容だった。
第5章がすごく良かった。コミュニケーションについて書かれている部分。
引きこもりがネットばかりしていることは、社会を関わろうとしていることだと著者は言う。
しかし、ネットではなく仕事をすることで、社会にコミットする方がもっとすばらしい。
まだ、彼らはそれに気づいていないだけだ。
なるほど。
映画監督、やっぱよく世の中を見てるなー。
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ところどころ共感。成功したオッサンの決め付け的な押し付け的な部分があるようなないような。ないわけでもないけどそんなに嫌な感じでもない。アニメとか見ないからよくわかんないけど、この人自身は凡人ではないのではないでしょうか。
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きわめて読みやすい。
現代若者論を筆者の映画監督としての目線と
いち大人代表として、
筆者独特の硬派な雰囲気で語られている。
理論飛躍や、突拍子もない表現に驚かされながら、
違和感無く読み進められる。
面白い
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アニメーション・実写映画監督として活躍する押井氏が、自らの考えを綴った本。オヤジ論・勝敗論・格差論など幅広く書かれています。自分が○○であると思い込んでいる価値観を打ち破ってくれる発想がたくさんありました。(2008.9.19)
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最近読んだ本の中ではかなり面白いほうだった。通学の電車内で読んだので、精読はしていないけど、流して読むぶんにもけっこう楽しめたし、興味深かった。この人の映画は正直見たことないんだけど、すごく考えの深い人だなと思った。新たな視点を与えてもらった感じ。2008-11-6
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吸い込まれるように一気に読んだ
面白かったと思う
さて内容は。。うーむ
若さに価値があるというのはデマ
世の中にはデマが存在している
自由とは?不自由とは?
失敗を無くすことはできない
勝負を重ねていくことで 負けないシステムが身についてくる
好きという価値基準
好きということの情熱 継続できるちから
などなど
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スカイ・クロラ熱を冷まそうと思って読んだ1冊。
ああ、そういう考えもあるかあと思う部分もあれば、
違和感を覚える部分もある。
それが押井監督らしさなのかもしれない。
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面白かった!
タイトルと内容がやや乖離しているような気もするけど、
押井氏のような著名なクリエイターが「このろくでもない世界」とどう折り合い、どう生き抜こうとしているのか、
クリエイティブな世界にいるとは言えない自分が読んでも励まされるものがあった。
現代に生き辛さを感じている人におすすめ。
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ちょっと前に「スカイ・クロラ」を読んで、さっぱり判らなかった。なればと、本書を手にとって、押井哲学・・・自由な凡人人生が最も幸福で刺激的・・・というキャッチコピーにつられて購入。
読んでみると、かなりの部分は、ちょっとひねくれオヤジが若者に語りかけるような文調で、もっとひねくれオヤジの私には、いまさらのような内容でしたが、後半以降の、
・引きこもり論で、「テーマがあれば他人とも話せる」
・格差論-いい加減に生きよう-で、「社会は95%の凡人に支えられる」
・あとがきの「この世界は模倣に満ちている」
といったあたりに、共感しながらも、最後には、「スカイ・クロラは、今の僕が若者に向けて放つメッセージである。映画監督としては精いっぱいに本質をえぐり出し、若者たちの置かれた状況を映像に投影したつもりだ。」
という締めくくりで、やっぱりわからんかったなぁ。。。
(2008/12/10)
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○
人付き合い(友達)について。
周りには人脈作りを目的に活動範囲が広いひともいる。人脈を作ることは確かに良い方向につながりそうだけど、何か必要になったらそこから既にある人脈ではなくてゼロからスタートしてもいいのではないか。だから、人脈を躍起になって拡げることはない。このことに関してプレッシャーを感じる必要はない。また、人付き合いというものは自分の利害の上に成立するものだからただ友達、と思っていても結局利害あってこそ飲んだり、会話が弾むというもの。飲みの席に呼ばれなかったり、会話が弾まなかったとしても利害が無い(そもそも成立しない関係)に無駄な期待をして落ち込んでいた事がバカらしくなってきた。
×
社会にでたら楽しい、というあたり。人間は社会的な動物であるから社会で人とつながっていれば楽しいに違いないというところ。
現代の人たちは私も含め、彼のようにあることに情熱を傾けたり、主張が無かったりするところがそもそもの問題なのではなかろうか。だから社会に出て行く動悸も無いという前提をすっ飛ばして、社会は楽しいと議論sれた気持ちだ。
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アニメータである著者の映画作品はいくつか観たことがあり、作品に対しての評価も高い。
どんな思想を持っているのか、どんなアプローチで創作に取り組んでいるのか知りたくて読んでみた。
が、書いてあることはありきたりなことばかりでがっかりした。
まあそれだけ普遍性のあることばかりということだろうが、期待してただけに残念。
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押井さんの作品、ビジュアルを知っている方が、押井さんが書いた本として読むことで価値が増すと思いました。映画「スカイ・クロラ」の方は観てません。図書館予約数は11(09/01/25現在)です。
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結構自由に生きているように感じていて、でもやっぱり何か不自由な若い私にちょっと響いた一冊。
きわめて標準的に、凡人のごとく生きているつもりだけど、ちっちゃなことに悩んだり、嫉妬したりするのは日常茶飯事で。
押井さんは、「大人になるということは、周りと比べることをやめて、自分は自分と割り切った生き方をすること」と言っていたように読み取った。
そういった精神的な自立は、いずれ自分の子供ができたときや大切な人ができたときに、誰かと比べないということにつながるのかもしれない。
そして、生きる上で天才に焦がれて、自分を見失わないようにしなければならないと、伝えてくれた気がする。
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特異的で斬新な意見があるわけではないが
世の中に対して、あるいは人間の生き方に対してそれなりに鋭い指摘をしている。
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いい意味で普通のおっさんが書いたようなエッセイ。
世界に誇れる押井監督だからこそ語れるようなことももちろん書いているし、ちょっとした現代社会についても書いている。
まあ若者の弱さを指摘しているのだが、僕はその反面大人の脆さっていうのも露呈してるかなとおも思えるエッセイだった。