紙の本
戦国ファンタジー
2012/11/23 23:14
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はにーとーすと - この投稿者のレビュー一覧を見る
桜の精霊、清音(受け)と清音に助けられた国主、曉景(攻め)のお話です。
もう宮緒さんといえば「執着愛」。
今回は曉景が清音にかなり、かなり執着しまくってます。
ただですねぇ、最初の絡みからして無理矢理なのですよね・・・。
清音が桜の精霊がゆえに、あえてそうしたみたいですが、うーん・・・でした。
曉景が俺様なのは分かりましたが、力にものを言わせるただのバカ殿様のようで、
なんというか、いまいちついていけなかったなぁ。
あと、ラストに向けてあまりにも後ろ暗い流れだったし。
二人で地獄に堕ちてもいい「覚悟」だったらまだしも、本当に地獄行きだよなぁ
っていうのはちょっとあんまりだったかも。
でもハマる方には高評価だと思います。
ある意味ちゃんとハッピーエンドなので執着愛がお好みの方は手に取られてみて下さいね。
紙の本
執着攻め
2016/06/30 23:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
やってることは相当ひどいけど、とにかく受けが好きで好きでどうしようもなくて、博愛じゃ嫌だっていう攻めの必死さ激しさには純粋にいいなぁと思いました。
起伏のあるストーリーで面白かったしラストも満足、全体的にすごく好みの一冊でした。
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よかった!!激しく狂おしいほどの愛憎。
精霊らしい、人の気持ちの疎さと純粋さ。その中で初めての感情が沸き起こる過程がよかった!
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和ものファンタジー。架空の辰見国城主曉景が村の守り神である桜の精の清音にとんでもない無体を働くお話です。
犬攻に特化しているセンセですが、今回は途中あたりまで、ゴリ押ししてでもほしいものは奪いたい鬼攻仕様になっています。曉景の俺様を通り越したむちゃぶりHにドン引きする人もいるでしょうが、彼の出自、生い立ちなどを知るうちに、それが人恋しさゆえの甘えを含んでいるのがわかってくるので、だんだん大きな子供のように思えてきます。
受は桜の精ですからね、人間離れしています。いろんな意味で。お殿様を一目惚れさせるようなものすごい美人だったり、超天然だったり、マリア様のような慈愛の持ち主であったりする受です。
なので、皆に平等に愛を分け与えるし、無体をされても曉景を憎んだりはしません。
そんな清音に心乱され、嫉妬に狂う曉景です。
独占欲のあまり、清音を体だけでも我が物にしようとするので、とにかく激しいエロシーンがしばしば見受けられることに。
皆に見せ付けるために、人前での陵辱もあったりします…
エロ面ではおなかいっぱい堪能できました。曉景の執着心が凄すぎて、酷薄さを通り越してもはや笑えるレベルなんですよね。でも、どこか品があるエロ。
鷺丸と同じレベルだと清音に笑われてしまう、ちょっと心和むシーンもあったりします。
鷺丸にとってもキュンキュンさせられました。宮緒センセは、こういうかわいい男の子を描写するのも上手いです。清音のことをとっても慕っているのが伝わってくるし、曉景に荒っぽく扱われてもへこむことなく、むしろ自分の気持ちを遠慮なくぶつけていける少年。彼の登場で一気に話の幅が広がっていい雰囲気になった気がします。
曉景の狂気に近い執着愛がこの話の目玉でしたね。圧倒されます。さすがの天然鈍感なお姫様も、これだけ求められたら相手にとっての自分の立場というものに気付かずにはいられないレベルです。
鬼気迫る偏愛というものに、これだけ心を揺さぶられるとは思いませんでした。とにかく曉景が滑稽なくらい清音を追い求める姿は必見です。
そりゃ、清音ほだされるよね、と納得です。
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宮緒さんの時代物。
桜の精霊清音とその国主暁景。
気性の激しい国主の暁景が傷を負って助けられた無垢で美しい清音に身を焦がし、激情に任せてその身を自分の物にしてしまう。
暁景の執拗な執着も自分への酷い仕打ちも許してしまう清音はやはり桜の化身だと頷けます。
只只、桜の様に美しい心。
助けてもらった恩も忘れて義弟が清音の本体である樹を切り倒してしまうと清音は消えてしまい残された暁景は哀しみから悪鬼となっていく。
お伽噺の様な、けれど人の心の脆さや醜さを織り込んだ宮緒さんらしいファンタジーでした☆
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今回は全くしつけのできてないワガママ犬でした。
この犬、力を持ってるだけに始末が悪い。読み進めると「あぁ・・・」ってわかる執着(納得はできないけど!)
でもやっぱりいきなりトップギア(しかも大公開)は私にはキツかったわ。
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これまたなんちゃって戦国時代なファンタジー。
今回は一国の主と桜の精霊のお話でした。
ファンタジー大好物な上に、前回の期待値も相まって、
イラストの綺麗さもあり読む前からワクワク
ワクワク
ワクワク……
ワクワ…………
萌えない。
執着攻は好きですが、この攻はいただけない。
自己完結型で心中とかは萌えますが、これは全然ダメ。
物語終盤は吐き気すら覚え、読むの止めようかと思うくらい酷い。
鬼も鬼のド鬼畜な攻の無意味な殺戮なんて読まされても
ちっとも楽しくないです。
そんな攻を、人の愛情から生まれたはずの受が、熱い
情熱を注ぎ込まれた~い、あっは~ん、となってるのも
いただけない。
あの過程で人間に生まれ変わる?
変わらんでもよかったです。
よっぽどかバッドエンドで土に還って消滅した方がキレイに
終われたんじゃないかとすら思います。
言葉は悪いですが、読んで胸くそ悪くなった小説は
久しぶりでした。そういった意味で攻が鬼ってのは
確かに確かですね。
女性の扱いが最低なのも、吐き気に拍車係ります。
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すごく面白かった!というか、きっとこの激俺様攻が好きなんだな。ものっそい好みの攻の言動がとてもよかった!