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かつては、川に浮かべた小舟を職場にしていたというヴァージングループ総帥・武論尊 否、リチャード・ブランソン氏の思考にたっぷり触れられる大満足の一冊。
最近では賭けに負けたとかで、齢六十オーバーにして女装のうえヴァージン航空の客室乗務員に化けて騒がれたのは記憶に新しい。
オチャラケてヴァージングループのプロモーションはガンガン売ってくる(孫さんがイカツいハゲねたをひり出すのに近い)が、相当勉強家であること、したたかなブランディング、マーケティング、マネジメント術を徹底していることを窺わせる。「徹底」というのは押し付けるのではなく、現場をニヤリとさせて受け入れさせる、というのが特徴的かもしれない。
武論尊氏自身は、自分を経営者ではなく、起業家として説明している。これは中学生の頃から、インコの育成と販売(ネズミの襲撃により事業は壊滅するが、後にそれは掃除を嫌った母親がワザと窓を開けたままにしたという衝撃の事実が明らかになるww)を展開しているなど、資質に依拠するところの大きいマインドセットが必要だと説明していて、大変納得したw。
サブタイトルには、そもそもビジネススクールで経営学は教えてくれても成功哲学は教えてくれない気がする…というツッコミどころもあるが、景気のいいハナシだけでなく、ヴァージングループほどの事業規模で、リーダーがどこに力点を置いているか、何故そこに置いているのかが腹に落ちたと感じられました。
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仕事を愉しんでいる。特に起業は失敗するのが当たり前。成功するためにブランソンさんが考えていること。また失敗してもすぐに立ち上がることが大切とご自身の体験を踏まえて書かれている。もっと挑戦すること(失敗のリスクもあるが)が評価されるようにならないといけないですね。
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リチャードブランソンが、その起業家としての第一歩から、エアラインのこと、音楽ビジネスのこと、宇宙事業、エネルギービジネスのこと、ブランドのこと、マネジメントのことなど、あけっぴろげに語っている。Virgin Atlantic航空ばかり、目に見えているが、それ以外でも、いろんなことをしている。エアライン事業を始めた時、予算がないなら本人が目立つようなことをしろとレーカー卿に言われたそうだ。それが、よく知られるようになる行動になっていたことがよくわかる。
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カリスマと実績を持つ氏だからこその成功哲学であり、あまり経営のロールモデルとして役立てられるような内容ではないものの、若者にはぜひ読んでほしい情熱に溢れた本です
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従業員とのコミュニケーションをもっとも重要視し、共にビジネスも人生を楽しめる企業をと音楽、航空、コーラ、メディア、電話、金融など様々な業種を展開するも根底にあるはサービスで最高のユーザ体験を提供することと熱く明るく語る。
氏がヴァージンコーラのプロモーションで来日したとき同じ航空機に乗り合わせたことがある。長髪でジーパンの怪しげな奴がヒースロー空港の乗務員用の通路を何やら楽しそうにヒョコヒョコ歩いているのを見ていぶかしく思っていたら、飛行機が離陸した後、客席を握手しながら回ってきたのだった。
とにかく明るくエネルギッシュで会った人を楽しい気分にさせる人との印象であった。本書も同様にビジネスを通じて従業員や顧客を明るく楽しくすることに全力を尽くす氏の生き様が滲み出ていて、思わず感化されます。
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リチャードブランソンは、Luminaでいうところの、とてもYellowで且つGreenな性格だと理解。
Steve Jobsについても語っていて、その違いを話しているが、彼は、Yellowに加えて、非常にRedなんだと思う。
日本でヴァージンのビジネスが成功していないのは、ビジネスの根源にある、ふてきせつqで不十分なサービスに対するチャレンジという観点で、機会が少ないのか。
でも、こういう人の下で働くコトが出来たら、さぞかし と考えてしまうのは、自分の現在に対する不満から?
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「経営をする」と言うことがよくわかる本。作者は、決して優等生タイプではないですが、コアの考え方が優れており、何よりにんげんてきです。
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ヴァージン・グループのトップ、リチャード・ブランソンによる著書。やはりかっこいい。思っていた以上にちゃんとした人だな、という印象。
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あっぱれです。破天荒で有名なブランソン卿のありがたいお話。デクラシアにも拘らず13歳で事業を始め、16歳で学業を頓挫、雑誌の創設、レコード屋を経てピストルズやストーンズを扱い、航空業に進出、今や鉄道、宇宙事業、携帯電話からスポーツクラブまでをヨットやプライベートアイランドから経営する大御所起業家!長者の風格は当たり前だけれど、未だにとんがっていて、意気軒昂。社員、顧客、株主という逆の優先順位。Small is beautiful. 顧客サービスという強みを生かせる産業に業種にとらわれずに参入。格好よい!
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■マネジメント
A.新事業を成功させる秘訣は、次の5 つである。
①楽しくなければやるな/②革新的であれ/③愛社精神が奇跡を呼ぶ/④経営とは話を聞くこと/⑤身近な存在であれ
B.人材は、会社の最も重要な資産である。優れた人材を見つけ、管理し、インスピレーションを与え、会社にとどまらせること。その成否が会社の成功と成長を大きく左右する。
C.質の高いサービスを実現するには、最前線に立つ社員に全社員が協力すること ―― チームワークの連鎖反応が欠かせない。会社の上層部がその重要性を理解していないと、下のレベルのつなぎ目がどれだけ強くても、鎖は弱くなる。
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人生楽しみたい方にまぢでオススメ
付箋貼り過ぎて書ききれないです。
・自己管理は経営の質に直結(遊ぶためにもね!)
・頑張り続ける原動力は、すべて!自分がしていること、社会に役立つこと、人間が好き!死ぬまでやめない!やめる必要があるかい?こんなに楽しいのに!
リチャードブランソンに嫉妬する本です。
こんな親父になりたいものです。
そして、経営者として、ヴァージンのような会社にしたいと強く思う本です。
私個人が「なるほど」と思ったところは、付箋、折り曲げがあります。
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ビジネスや起業に関することも多く学べたが、生き方や人生観、関わる人たち全てへの考え方がさらに参考になった。明日からはノートを常にポケットに携え、自分の人生をさらに切り拓きたい!
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ヴァージン、そしてリチャードブランソンは、小さい時から好きなブランドだった。当時はCDを買うときにHMVやTowerではなく、出来るだけヴァージンで買っていた。
ワークライフバランスなどと言っているが、自分の所有する島で、朝海で泳ぎ、海の見えるハンモックに揺られながら仕事をする。正直自分はこんな完璧なワークラウフバランスを実現している人は知らないと思った。
ビジネスの教科書からはみ出した異端の企業グループである事を
誇りに感じているのが良くわかった。
今読むビジネス書は、経理やマーケティングについてのスキルや
戦略は建て方についてなど、非常にテクニカルな部分にフォーカスをあてて説明しているが、この本を読むと、ヴァージンでは当然そういう事はしているが、どんなに頑張っても未来を正確に予想する事は出来ないと言っている。だから最終的な決断は感覚的なもので決めていると言う事が分かった。
ヴァージンの社風や仕事の仕方などは、社員を最大の資産として考え社員が毎日楽しく仕事が出来る場にしようと考えている様に感じた。
上から落ちてきた仕事ではなく、会社の成長と共に自分も成長する様な自発的に仕事を見つけて、自発的にゴールを目指して頑張るそんな仕事をする社員、そしてそれを許容する会社がうらやましいと思った。
また、様々な国から事業などについての質問に答えるのが本の半分以上あったが、多彩な国から質問があったが、日本からも質問が無かったことは残念だと思った。
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ブランソン流の人重視経営について、ユーモラスに読みやすく書かれています。
実際には、人間的な魅力がないとマネは難しそうですが…
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だから今度だれかが 「わかった、ボスはあんただからな」と捨てゼリフを残してあなたのオフィスを出ようとしたら、引き留めてこう言おう。「それ
は違うよ。ぼくらは仲間だ。だから座り直して、君がぼくの立場だったら何をするか、説明してくれないか」
会社というのは、それぞれ特定の目的を実現するために設計されたツールである。もっとよいものが登場したときや、必要性がなくなったら、売却するか閉鎖する。ぼくらは人材やノウハウを失わないように最善を尽くすが、会社そのものを惜しむことはしない。
未知の領域に果敢に乗り込んだケースは、ほかにもたくさんある。例を挙げれば、携帯電話通信、金融サービス、スポーツクラブなどで、しかも世界中でやっている。ただ、うまくいかなかった場合の逃げ道は、必ず確保するようにしている。社員を守らなければならないからだ。会社が傑出した存在となるか、月並みな集団となるかは社員で決まる。だから、もし事業がうまくいかなかったら、躊躇することはない。さっさと非常口から脱出するんだ。そうすれば、手を尽くした後にチームを集め、何がうまくいき、何がうま
くいかなかったかを話し合い、それからまた新しい冒険にともに乗り出すことができる。歳はそれほど変わらなくても、はるかに賢い集団となって。
母がもう一つ教えてくれたのは、他人を大っぴらに批判するな、ということだ。ぼくがだれかの悪口を言うと、鏡の前で5分間、自分の姿をじっくり見せられた。他人への批判は、すべて自分自身の悪い部分の裏返しなのだ、というのが母の理屈だった。
投資家との会合をセッティングする前に、まずチームを招集し、事業の目標をどこに置くか、それを達成するためにどれだけの資金が必要かをはっきりさせておこう。
銀行や投資家があなたの事業に興味を持っているのなら、きっとライバル企業のことも調べている。だからプレゼンテーションでは、ライバル企業の存在を踏まえたうえで、自分の会社のほうがうまくやれる理由を堂々と語ることが絶対に必要だ。ライバルを蹴散らしてやれ! といっても、けなしすぎるのは禁物だ。 おもしろみのない傲慢なヤツだと思われるのが関の山で、最悪の場合は競合を甘く見ていると思われてしまう。
経営とは話を聞くこと 優れたリーダーになるには、飛び切り優れた聞き手にならなければならない。もちろん自分自身の考えを知っておくのは大切だが、議論やある程度のコンセンサスを得ようともせずに、他の人々に自分の意見を押し付けるのはばかげている。一人の人間が優れたアイデアやアドバイスをすべて持っていることはあり得ない。だから現場に出て、社員の話に耳を傾け、彼らの思いを引き出し、そこから学ぼう。またリーダーなら、飛び切りの褒め上手になりたい。 公然と社員を批判するのは絶対にやめる。キレない。そしてだれかが良い仕事をしたら、すぐに「よくやった!」と拍手を送ろう。人は褒められて育つ。普通、失敗した人間にそれを指摘する必要はない。たいてい自分でよくわかっているからだ。