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思春期真っ只中に読んで
「ああ、ワタシが急死したらこうやって手紙やら書いたものやらが肉親の目に触れてしまうのだ」と思った生きることに前向きになった一冊。
死んだものの気持ちは残されたものには、決して分かることはないでしょう。
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「孤独であること」「未熟であること」それが二十歳の原点
立命ワンゲル出身、二十歳で鉄道自殺した著者の日記
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わたしの学生運動への興味と確執はこの本から。初めて読んだのは小学生の時(たぶん4年くらい)でした。 この人の言葉から本の何もかも全てが、物凄い衝撃だったことは今でも鮮明に覚えています。 書籍版の初版も持ってた筈なんだけど一体どこ行っちゃったんだろう・・・。
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この本は1970年代(だと思う)立命館の学生だった女性の日々をつづった日記。
高野悦子は二十歳にして鉄道自殺でこの世を去る。
その彼女の恋愛、青春時代特有のジレンマなど感受性の強い彼女の書く日記は
激しくとても痛い。
確か二十歳の時に私も読んだけど 当時はよくわからなかったけど
でも何かを感じたのは確か。
何度も何度も読んだ。
死ぬ直前に書いた詩が幻想的で美しく悲しげで でも大好きだった。
青春の青臭さを感じたくなったら読んでみて下さい。
30歳を過ぎた私が読んだらまた違うものを感じるに違いない。
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人は誰しも演技者であるとして、自らに真摯に向き合い続けた高野悦子。その一生はあまりに痛々しく、鮮烈である。
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大学一年〜二年生の亡くなるまでの日記。彼女は詩人になりたいと言っていたが彼女の各詩はなりたいという枠を超えている。素晴しい
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お母さんが持ってた本。
二十歳で自殺した女性の日記が元らしい(?)。
とてもリアルだった。
読んでから何ヶ月もたっててあまり覚えてないけど
彼女の詩は、寂しく、てらてら輝いてるようだった。
私の好きな本NO1に輝くこと間違いなしですね(・ω・)b
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著者と同じ年齢の頃手にして、ショックと安堵と両方を得た。生まれてくることは誰にも選べない。けれど死は選べると思った時、本当に嬉しかった。当時の私には学生運動もないし恵まれた時代だったが、魂は虚ろだった。「醜い人間は美を求めることができるのだ」という一文に彼女の感受性そのものを見て、私はなぜか嬉しかった。もう一冊別の「序章」のほうにこういう言葉ある。「旅に出れば引きさかれるし、家に居ればボロボロになる」。すごくわかる。泣きたいほどわかる。
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20歳という若さで鉄道自殺でこの世を去った著者の日記。とりわけ政治社会に興味を持ち、学生デモなどにも積極的に参加していた著者。日記には、その現実社会に対する怒りから、勉強や進路や恋愛に関するプライベートな悩みまでが赤裸々に綴られており、彼女の強さの中に常にあった寂しさに心が痛くなる。彼女が歩んだ人生はあまりにもインパクトが強すぎた。もう少し肩の力を抜いて、ワガママに生きても良かったと思う。私はこの本を、著者が自殺した時と同じ20歳に読んだが、同年代とは思えない彼女の社会に対する思いの強さに感心したと同時に、自殺という人生の終え方を選んでしまった彼女の弱さに幻滅さえもした。死んで伝わるメッセージなんてない。生きて伝えて欲しかった。読むと心が暗くなってしまうが、人生について真剣に考えさせられる。
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二十歳の誕生日からはじまる日記は、その半年後、鉄道自殺を遂げる直前まで書き続けられる。
高野悦子が、誰に見せるともなくぶつけた生の感情、混乱する思想と行動、その一遍が窺い知れる一作。
例えば彼女が生きた時代に俺がいたならば、酒飲み友達くらいにはなれたんだろうか。
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21になる前に読めてよかった。何故か自分がこの日記を書いたかと思うような共感できる文章がいくつもあった。
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この本のファンがこんなにいるとはびっくり。
時代錯誤かもしれないけど、底辺は同じはず。
是非20歳までに読んでほしい作品です。
どうやら映画にもなったらしいです。
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コレを読んだのはちょうど二十歳過ぎた頃だったんですけど、もの凄い衝撃を受けました。
出来れば二十歳前後に読んで欲しいです。同じ頃の年の人間としていろんな思いが流れ込んでくる気がしました。
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二十歳の時に読みました。
彼女は、自分の居場所を常に求めていたのだと思う。
社会が変化していく中で、社会における青年達の扱いが変わっていくなかで主人公は、悩み苦しみぬいたのだということが、文章の中から読み取ることが出来る。
彼女の死から30年近く経つけれども、今なお彼女のように居場所をもとめさまよっている若者は多いと思う。
この本で一番印象になことばは、表紙の裏側に、人は孤独であると書かれているのである。人は孤独であることを自覚しなければならない。孤独は怖くないのである。一人であると人が気付きそれを自分の中で受けいることが出来たのならば、他人というものを冷静に見ることが出来るのではないだろうか・・。
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学生運動が激しさを増していた頃、20歳6ヶ月で鉄道自殺を遂げた高野悦子さんの日記。「独りであること、未熟であること、これが私の二十歳の原点である。」この言葉に全てが集約されている気がします。二十歳になったらまた読み返すつもりです。