紙の本
そしてわくわくの詰まった漫画
2015/09/03 20:00
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投稿者:はづき - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼い頃、大人のなんてことない言葉やテレビでふと目にした物事を、自分勝手に(自分の中では筋は通っていたような笑)解釈して楽しんでいたこと、ありませんか?リューシカ・リューシカはそんな思い出がよみがえってくる物語です。主人公リューシカの発想は突飛だけど、でももしかしたら本当はそうかもしれないと思えたり…。ほっこり読み進めていたら時節どきっとするようなことを言われたり…。全編カラーな事も相まって、わくわくが止まりません!ぜひご一読を!
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よつばとに似てるって?全然違いますよ。
よつばとは普通の日常を描いてますが、
リューシカは空想と現実の狭間に生きる少女の日常を描いてます。
幼い頃に誰もが感じた疑問や日常の生活を、
リューシカは自分の空想によって広げていきます。
ちょっと不思議な、ちょっと懐かしい、ちょっと心温まる漫画です。
作品も全頁オールカラーですし、
何より安倍吉俊さんの久々の新刊ということで必読です!
(ついでに巻末にはおなじみのあの対談もありますしね)
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NGワード:よつばと!
子供ならではの着眼点と突飛な行動に安倍さん独特のギャグセンスが混ざり合って不思議な世界を作り出しています
毎回冒頭でつぶやかれる呪文みたいな「リューシカリューシカ ……」がハマる
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Webで連載された作品の書籍化であるが、
紙の書籍で、全ページがフルカラーであるということに大きな意義を感じる。
手に取ってページをめくれば感動が待っている。
作品の内容は幼児の日常を描いたのんびりした良作。
主役キャラの幼児性ゆえ、多少好き嫌いは別れると思うが
基本的には誰にでも好かれるキャラであり、作品でもある。
とはいえ、多少でも人よりもマンガを読んでいると思ってる人なら
『あの作品』に似ていると感じたはず。
私も勿論、その既視感にとらわれたが、それだけで拒絶するには惜しい作品。
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リューシカリューシカ、子どものイマジネーションは無限大。
全編オールカラーで楽しめる日常空想コメディ。空想少女リューシカの視点は時として哲学的で、毎日を楽しく過ごすヒントがあるような気もします。
かつて『NieA_7』で魅せたギャグのテンポ感やセンスは健在。巻末にはお馴染みのあの先生との対談もありニヤリとさせてくれます。
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妄想の激しい少女・リューシカの驚きと発見とスリルに満ちた日々(但し本人限定)
ノスタルジーでメルヘンでちょっとダークでイノセント。
よつばと好きな私にはたまらんです。
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リューシカリューシカ、
こどもには見えないものが見えてるよ。
龍馬に対抗して龍鹿、なんだろうか(そんな馬鹿な、とは思うが)
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哲学チックなリューシカ、その世界はフリーダムで惹きこまれていきました。ですが、ラストのあとがきが面白すぎたw掛け合いうめぇw
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主人公のピュアな目線からの日常を描いた平和だけどどこか神秘的な雰囲気があるオールカラー作品。
初版がことごとく売り切れて、増版でようやく自分も手にすることができた人気作w
安倍先生の色使いの独特さは健在で、日常的なストーリの中に幻想的な雰囲気を混ぜるのに良いエッセンスになってる。
「リューシカリューシカ」で始まる各話のモノローグも、幻想さ、神秘さをうまい具合に引き出してる良いアクセント。
そこが「よつばと!」と大きく異なる点だと思う。
「灰羽連盟」のイメージが個人的にすごく強いので、特にそう感じた所はあるかも。
だからこそ、平和な日常漫画なのにどことなく気を抜いて読むことができなくて、世界観に強く引き込まれちゃったような感じがした。
逆に言うと、最後まで平和でピュアな日常描写だったので、
重たい雰囲気にストーリが転がっていかなくてホッとしたというのも正直なところw
この作品が全編オールカラーで本当に良かった!
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自分の見つけた世界に真摯で一生懸命なリューシカがかわいくて、愛おしい。
僕らが気付かずに捨ててきた、妄想の宇宙を誇大化して、彼女の真実として面白おかしくばばんと、時に切なく見せてくれているのはすごい。個人的に衝撃作です。
思わず感情移入して、エキサイトして、何度も読み返してしまいました。
笑いと深さと切なさのバランス感覚はさすがの安倍 吉俊。
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人生のバイブルである「ニアアンダーセブン」の作者である安倍吉俊先生の作品。
マンガ家としてより、イラストレーターとしての方が有名である気もしますが。
”少女の視点から見た日常”というマンガとしては「よつばと!」がありますが、この「リューシカ・リューシカ」は”少女の日常”よりも”その思考””心””内面”を強く押し出した作品。
CDを発見したリューシカ(主人公である少女)が心の中で鳴り響いていた音楽と、プレイヤーで実際に聞いた音楽が全く違ったことにショックを受け、心の中で流れていた音楽を「もう思い出すことが出来ない」と涙するシーンなどにその傾向が顕著です。
自分で水洗いしたメガネを干している最中、メガネの水滴を見て「泣いているのかい?」と尋ねてみたり、サンダルが置いてある庭を見て”リューシカには見えるけれど、実際にはいない人物”と延々会話を繰り広げてみたり。
とどのつまり、この作品は実際の世界とリューシカの世界(心)をほぼ同じフィールドで描いたものなのです。
作中にはリューシカの兄や姉も登場します。
しかし、リューシカの心の中を覗くことは兄や姉にも出来ません。
その”兄や姉と共に暮らすリューシカ”と”リューシカの心に広がる世界”が同時に存在している。
「世界は信用ならない」というリューシカのセリフから始まるエピソードで。
鏡を覗き込みながら。
「リューシカはリューシカを見ている」「リューシカはリューシカを見ている」
「おまえはわたしを見ている」「わたしはおまえを見ているよ」
「わたしは世界の中にいる」「わたしは世界を見ている」
「皆、世界の中にいる」「皆が世界を見ている」
「皆、同じ世界を見ている」「皆、違うものを見ている」
と、鏡に映った自分と会話し、延々と思考し続けるリューシカ。
「もうちょっとで大事なことが分かりそうな気がしたんだ……」とつぶやき。
夕焼け空にひこうき雲を発見する。
「この空はリューシカだけが見てる。まだ皆、知らない」
誰も知らない空。
それを見つめるリューシカ。
”誰もが同じ世界に生き、同じものを見ているのに、誰もが違う世界で違うものを見ている”という現実に直面する少女。
心に広がる世界はあまりにも大きい。
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安倍吉俊版のよつばと!。
よつばと!がカジュアルな面白さを追求しているのに対し、この作品は哲学めいたギャグとリューシカの世界の見方に重点が置かれている。
リューシカが鏡に向かって問いかける場面では『セカイ』という概念を短いやりとりで表現するという実に哲学的なメソッドで読者に問いかける。
セカイ追求型ギャグマンガという新しい概念を打ち出した安倍吉俊氏には脱帽した。
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あっちは現実そのものを、やや理想的な形で反射する鏡をみるので、こっちは現実を映すはずの鏡に映る像を楽しむ感じ、かな?
でもやっぱりよつばとの名前は出さざるをえないな…w
リューシカの設定が凄く気になる。
てか、漢字名があるのか!というのが。
音ありきだよなぁ? Nia_7と繋がってる気もしてしまう。
うんこ。
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うん子どもってこんな感じだよね! 自分ワールド全開、人の話は聞かない、本人の中では繋がってるけど予想外すぎて周囲の大人には理解不能。ああ可愛い。
散らかった靴、CD、クリスマスの話が好き。リューシカも可愛いけどアニーも好きです。いいお兄ちゃんや。リューシカは普通に血繋がってるのかな?
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安倍吉俊さんにしては珍しく、萌え路線の女の子が主人公です(いや、私は他の安倍さんのキャラにも萌えますが)。
ストーリーはほぼないと言ってよく、主人公の少女・リューシカの日常が描かれます。
かわいいです。
しかし後書きには、みなさんが大好きな糞先生がやってきます。
本編にもうんこネタが多々見られますが、下品ではないので不快感はないと思います。後書きは除きますが。
全編フルカラーですので、この値段でも満足です。