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図書館で借りて飛ばし読み。家庭の電力量計に通信機能を持たせてリアルタイムで使用量/コストを見える化すれば確かに節電の意識は持つかもしれないが、それ以上に発展することもない。スマート化は単品で実施しても効果が薄く、ひとつの家庭の中でも幅広い機器が、供給側の電力会社も含めた地域全体がつながることによってシナジー的に効果が増してくるのだろう。その”効果”というものが、具体的にどんなものでどれだけのうれしさがあるかと言うのは、まだ実は明確になっていなくて、スマート化によって即時性と双方向の情報授受が実現できた時、どんなことができるかを実証試験で模索している段階のように思えた。
パッケージ型インフラ輸出については日立やJR東日本の取り組みが紹介されていて、今後の日本の経済的成長について希望を持てるような内容だった。単品販売のコストだけでは勝負できないので、運用ノウハウや保守、周辺サービスなど包含的にパッケージ化してこそメリットが出せるのだろう。