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京極夏彦氏の『うぶめの夏』は、「アンフェアだ」と云われているが、内容は非常に興味深く、読み物としてきちんと成立している。
それに対してこの『黒い仏』は、駄作としか云いようがない。思いつきで書いたのではなかろうか。文章は兎も角、内容は小学生が書きそうな酷いレベルだ。ミステリとしても読み物としても価値のない物ではないだろうか。
「ガチガチのミステリ・ファンは読むな」等と、この作品を言い訳がましく云う人間も出てくるのだろうが、読み物として読んだとしてもつまらないのだから、そりゃ文句も言われるわ。フェアだろうがアンフェアだろうがどちらでも良い。無料の本ならばこれでも良いが、金を取っているのだからちゃんと書けよ・・・と思ってしまった。
作者は兎も角、編集者はこれをボツにして書き直させるべきだったと思う。
値段を変えて、100円ショップにでも陳列してください。
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2005.01.07購入。まあ、この作品についていけるかどうかはシャマランの映画を許せるかどうかと同じくらいの難題だ。本格系が好きな人には耐えられないのでは。わたしは、なんだよ、そういう話かよ!って突っ込みたくなった。探偵が、ある金持ちに依頼されて宝を探しに行くのだが、それとは全く関係のないところで、いろいろとどろどろしたことが起こって、なおかつ主人公の探偵はそれを知らないまま話が進む訳です。はあ。
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ここで気を落とさず、次いってみよう。
ミステリなんて思わず読めば面白いよっ。
名探偵の助手初登場の巻。私は彼結構好きです。最後のしめかたも好きです(ドキドキわくわく感)。
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九世紀の天台僧・円載にまつわる唐の秘宝探しと、一つの指紋も残されていない部屋で発見された身元不明死体。無関係に見える二つの事柄の接点とは?日本シリーズに沸く福岡、その裏で跋扈する二つの力。複雑怪奇な事件の解を、名探偵・石動戯作は、導き出せるのか?賛否両論、前代未聞、超絶技巧の問題作
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あぁなんてこと!!
殊能さんはまっとうなミステリィを書く人だと思っていたのに。
こりゃ賛否両論あるでしょうねぇ。
ミステリィ色の強いSFって感じか。
一応納得の行く謎解き解説があるんだけど、真実は別。
その真実が…そりゃないでしょう!って感じなのさ。
殊能さんの遊び心なのか、単に行き詰っておかしくなってしまったのか。
わたしは騙された感でいっぱい。
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「2002年版SFが読みたい」でトップテン入り。だが果たしてSFなんだろうか…。
いや、SFの定義は人によって違う。
そして、私のSFの定義はかなり幅広い。
しかし、これをSFのベストテンに選んでしまってよいものだろうか。
一応、裏表紙のあらすじや、帯の煽りを見る限りにおいては、推理小説くさい。
実際、途中まではそうなのだ。
しかし、それを根底から覆してしまう。
賛否両論、前代未聞なのもうなずける。
推理小説としても、SFとしてもなんとなく中途半端な気がしてしまう。
でも、別にこの小説は嫌いじゃない。
すらすらと読めるくらいに面白い。
ただ、ちょっと物足りない。
「黒い仏」では、物語の核心に迫る前に話が終わってしまう。
それは、主人公の探偵すら見通せない事実があるからだ。
普通の人間には、表面の物事しか見えてないのだということを、痛感させられる。
それでも、「黒い仏」の端端にちりばめられた人知を超えた世界は、想像力を程よく刺激してくれる。例えば、助手のアントニオの過去なんて、それだけでも長編小説になりそうな勢いだ。
「黒い仏」の終わりは、そのまま新しい物語への幕開けだ。
しかし、普通の人間である我々には、その続きを見ることが出来ない。
それがなんとも口惜しい。
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ハサミ男がかなりツボだったので期待して買ったのですが、正直「なんだこれ?」な作品でした。推理小説かと思いきや、SFの話でございました。
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石動戯作シリーズ。
本格ミステリファンが読んだら、間違いなく壁に叩きつけるであろう作品。
先入観無しに読めば楽しめると思うのだけれど。
探偵が一番真相から離れているってのも珍しいかと。
ネタバレ気味だが、「ニャルラトテップ」と聞いてニヤッと出来る人には特におすすめ。
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【殊能将之作品その3】【石動シリーズその2】「ハサミ男」「美濃牛」はただの名刺代わりに過ぎなかった。あーいった作品が書ける作家の最新作は?っと期待させておいてトンデモないオチをつける。つまり前二作そのものがミス・リードだったのだ(いや違うか)。 ◆関係ないかもしれないが初見の「サイン」はつまらなかった、でも今となっては愛しい映画である。そういうやっかいな作品なのが「黒い仏」である。 ◆明石散人「鳥玄坊」シリーズの雰囲気。 ◆週間少年ジャンプの10週打ち切りマンガのラスト。 ◆結構好きなはずなのに、まだ1回しか読んでない。 ◆こう言う行儀の悪い事をする作家がもっと増えれば良いのに。
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<内容>
九世紀の天台僧・円載にまつわる唐の秘宝探しと、一つの指紋も残されていない部屋で発見された身元不明死体。無関係に見える二つの事柄の接点とは?日本シリーズに沸く福岡、その裏で跋扈する二つの力。複雑怪奇な事件の解を、名探偵・石動戯作は、導き出せるのか?賛否両論、前代未聞、超絶技巧の問題作。
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なんじゃこりゃー!!
そんな感想です。コレ読んでの反応は、「面白い!」か「こんなんナシやわー」のどっちかだと思います。
ちなみに私は「面白い!」でした。個人的に助手が強すぎてとても好きです。
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名探偵・石動戯作シリーズ第2弾。
9世紀,天台僧が唐から持ち帰ろうとした秘宝。
石動戯作と助手の徐彬は福岡の寺に調査に行く。
同じ頃,指紋ひとつない部屋で発見された身元不明の死体。
ミステリーへのアイロニーを壮大なスケールで描いた問題作。
前作「美濃牛」を踏まえて読むと,その対比に見事にやられる。
賛否両論あると思うが,ここまで外すと面白い。
やはり,散りばめられた引用の小ネタも面白い。
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この人のほかの作品が読みたくてずっと探してるんだけど、
なかなか見つからなくて
ちょっと買ってみた本。
ほんとにつまらなくて
読みやすさも最近読んだ中では最悪だった
最初から最後まで自分はつまらなかった
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なんという超展開…!!びっくりしました。これは…すごいですね。マジメに推理してた人はふざけるなーって感じでしょうね。でもひょっとしたら世の中の名探偵たちの推理も実はこうやって裏でつじつま合わされてるのかもしれない……なんてことはないと思うけど。
石動さんの一人称視点があって、美濃牛のときと彼に対するイメージが少し変わりました。意外と頼りないなぁ。でも親しみが持ててよかったです。アントニオもこりゃ苦労するね。
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これはミステリ?…いや、SF?ファンタジー??つまらなくはないんですけど、前作とは趣が異なるので注意。