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紙の本
なるほど!とな。
2007/04/25 22:36
7人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あん - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画の方を先に観てしまったので、さぞかし怪しげな雰囲気の作品だろうと思い込んでいたら、ノーマルな警察小説寄りで、ホッとしたような。
映画は原作とのギャップがやはりありますが、原作を読んでみて映画としての出来の高さに改めて気付かされました。おどろおどろしいけれど、あれはあれで。
主人公が己を太った醜い女と思い込んで描写されているので、初め「映画では美人を起用していたけど、実際は違うんだなぁ」とまず違和感を覚えました。最終的には撤回しましたが。
こんな結末もあるのか!と凄く驚かされます。そして妙に納得。現実の捜査はそうそう上手く行かないのでは…と気付かされるのです。
紙の本
そんなにええ方に行くと思ったら大間違いや
2005/07/02 01:52
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:眼権化 - この投稿者のレビュー一覧を見る
結末がすっきりしない話がある。例えば全てがハッピーエンド、といった話に慣れている人は、この手のものは「ええ?」と思うかもしれない。しかし、そこがまたこの話の味わいのあるところであると思う。
まず、『ハサミ男』が自分の狙っていた獲物が他者によって殺されていた。しかも自分と同じ手口で。捜査本部が開かれる。堀之内と磯部が組む。葬式が開かれる。ここまでは、結構ゆっくりと時が流れた。そこからである。個人的に、磯部やその周辺の刑事達がかなりいい味を出していると思う。ハサミ男に踊らされているのかと思いきや、結構頑張っている。そして結構鋭い。長年やっていると、やはりそういう力が身に付くのだろうか、と感心した。
騙される。これはほとんどの人がそう述べているが、その通りだと思う。ただ、映画化されている「ハサミ男」の本編はともかく、あらすじは本の方の読後に読んで頂きたい。驚き度が少し減ってしまう可能性がある。
紙の本
「やられたっ!」
2003/08/18 14:26
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:purple28 - この投稿者のレビュー一覧を見る
眩暈を起こす。
ここまで翻弄された作品は、ない。
そのタイトルから、まず切り裂きジャックを思い浮かべた。
ハサミを使った猟奇連続殺人なので、似ているといえば似ているのだが。
しかし、切り裂きジャックのようにミステリアス、というよりは、奇妙キテレツ。
そう。
奇妙キテレツ。摩訶不思議。奇想天外。四捨五入。…
こんな感じだ。
これまで何度か“書評”と題して感想文を書かせていただいているが、この作品ほど困ったことはない。少しでも作品の良さを書こうとすると、ネタバレになる恐れがある。
この衝撃を伝えるとするならば、一言。
やられた。
これに尽きる。
今、冷静になって考えると、どこもかしこも作者の“騙してやる光線”に溢れている。
しかし、それは読み終わったから分かるのであって、読んでいる最中は全く気づかない。
だって、タイトルからして×××だし、主人公が△△△っていうのもねぇ。ああ、これはいいのか。いやでも、じゃあ、どこで騙されたんだ!?
“ハサミ男”のことは一人称で書かれ、捜査側のことは三人称で書かれている。こういう書き方はよくあるものだが、そこで読者は“思い込み”によって作者の術中に落ちる。きちんと張られた伏線を拾っていっても、これは回避できないに違いない。
結末を知って初めて、その伏線の真意を知る。
ここまで気持ち良く騙されれば、もう笑うしかない。
そしてますます実感する。
恐るべし、メフィスト賞。
紫微の乱読部屋
紙の本
緻密な構成、博識さを感じる文章
2023/12/18 12:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ブラウン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラストに至るまでの話作りが見事。サイコパスの内面描写や知識の豊かさに気を取られている内に、目まぐるしいまでに思い込みを破壊されるのがえも言われない快感を伴ってくる。
怪しい行動をとる人物が早々現れたので、疑念を抱きながら話を追っている最中も飽きさせない。結局そいつが犯人だったのは少し物足りなかったが、良い読書を体験できた。
電子書籍
叙述トリック
2023/01/11 13:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mk - この投稿者のレビュー一覧を見る
こういうのを叙述トリックというのですね、と読み終わってから思いました。なにかあるんだろうなぁとは思いながら読み進めていたのですが、こうきたかと思わされました。
電子書籍
どんでん返しが心地よい
2020/04/02 17:57
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投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
娘のおすすめで読んでみましたが、読者のミスリードをさそう面白い作品です。どんでん返しがすごいというカテゴリーでおすすめされていました。
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なんともいえない終わり方
2019/02/03 16:02
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投稿者:まかゆら - この投稿者のレビュー一覧を見る
再びハサミ男による犯行が行われるか、それともこのまま消え去るのか。どっちともとれる終わり方でしたが、私はこのエンドで満足しました。
偶然が偶然を呼び、大きな誤解が生じたゆえの結末。
私としたら刑事と結婚し、今度は刑事の助言役として、さまざまな連続殺人を解決するみたいな未来がいいです。
電子書籍
気づいちゃった
2018/12/28 21:43
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投稿者:Dean.13 - この投稿者のレビュー一覧を見る
どんでん返しがあるとか叙述トリックが素晴らしいってレビューを見たから構えて読んでいたら、序盤でたぶんこれだなーって思ってた事が当たりでした。
いくつかヒントが隠されてて気づいてしまったけど、それでも楽しく読めました。
まんまと騙されたーって味わったらもっと楽しめたと思うので今から読む人はそんなに構えず読む事をオススメします。
電子書籍
皮肉なオチ
2018/04/21 07:01
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白そうだったので手に取ってみたら、本当に面白かったです。主人公が美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」というだけでもなんだか変わった設定なのに、その殺人鬼が3番目の犠牲者として狙いを定め、調査していた女子高生が何者かに殺されてしまい、しかもその手口は「ハサミ男」のそれとそっくりだったので、誰に先を越されたのか気になって調べ始める、というストーリー。
視点は主人公に固定されておらず、調査する側の警察の様子も神の視点的な感じで描写されており、わざと読者を混乱させるような文章も仕込まれていたりするので、「騙された!」という奇妙な快感を味わえます。オチは、「それでいいのか?」と倫理的な意味で少々疑問に思わなくもないです。でもその皮肉さも本作品の味わいの一つなのかな、とも思います。
紙の本
騙された。
2017/09/08 11:05
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投稿者:ライディーン - この投稿者のレビュー一覧を見る
いい意味で騙されました。
自分の想像とは違う経過と結末。
単純に、ハサミ男というタイトルである程度自分なりに想像して読むも、それすらも騙されてました。
自分が何処で騙されたのか、違和感たっぷりなので再読決定。
電子書籍
そこそこ
2017/07/27 09:20
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投稿者:syou - この投稿者のレビュー一覧を見る
スカッとした感じはなかったけど、見事引っ掛けられた。
紙の本
タイトルに引っ張られました
2016/04/26 17:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うな - この投稿者のレビュー一覧を見る
まず人間の思い込みをつかれていたことにラストで気づきました。やられたって感じですが、上手いやり方だと思います。