電子書籍
かわいそうな子
2017/08/07 11:18
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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり。
子供の時に愛されなかった子供は、大人になってもかわいそうな子供のままなのだ。
滋子はモラハラ男との結婚を夢見てタイジを引き取って連れていく。
残された映子に高利貸しのおっさんの話が響く。
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時折、大写しになる映子の表情に切なさを鮮烈に感じる。
押し付けられたタイジとの関係は安定するものの、タイジの母親が来てしまえばそれは終わってしまう。そんな不安定さ。
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タイジをバビにかさねてしまい、頭が痛くなるほどに号泣してしまった・・・。子供はみんなシアワセになってほしいね。
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本当はもっと明るい面白可笑しいお話だと思って購入したのだけれど、ちょっと切なくもあり、哀しくもあり、優しくもあり、苦しくもあるお話だと思った。最終巻では映子、タイジはもちろん、滋子にも幸せが訪れますように!
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電車で読了。何度も涙ぐんでやばかった。擬似家族。ペットもそうかもしれない。血はつながってないけど、心の血縁なわけで。タイジがおはぎに似ていて、おはぎが漫画で子供ならこうかも、コロコロしてるし、と思うともう涙。
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「ヘンゼルとグレーテル」がひとつのモチーフになっている。主人公の友達の名前、滋子は、内田春菊の本名でもある。次巻、完結巻に読み進めたい。
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また良い漫画をみつけた。うさぎドロップとか、トランスアメリカとか、ハッシュとか、愛すべき娘たちとか、「家族」の話には弱い私。
心に傷を持つスナックのママと母親に捨てられた男の子の話。
傷つきやすいのにタフに生きていこうとしている登場人物達が愛しい。
作者はちばてつや賞受賞している。この賞は外さないなぁ。
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だいぶ、絵に慣れてきました。
二人とも初めての遊園地で、距離が近くなったのに、タイジのママが迎えに来ちゃって離ればなれに。
あまりにも苦しくて、なんとか幸せな方向にいってほしいと思います。
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ありえそうな不幸を描くのが本当に上手い。
冒頭のヤクザと犬の話とか、疾しさと痛ましさで胸がキリキリします。
でも『感動の押し売り』感はなく、そこが凄いところです。
ママゴトのような生活は終わり、タイジと別れることになった映子。
タイジは可愛い子供だし、別れはせつないけど、滋子の「子供さえおりゃ幸せのはず、そんなわけなかろうよ」なんて言う気持ちもわかる気がします。