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投稿者:YYNT - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルの通り、他社の写真集と比べ津波の画像が多く、かつ、よりリアルにその威力、怖さ、被害の甚大さを知らされた。
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つれあいの実家が岩手で盛岡なのでそんなに被害はなかったのですがそこにあった本です。いやもうなんというか…。とりあえずみていただきたい。
岩手日報のみなさまの使命感にも心うたれました。
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推薦理由:
東日本大震災の報道写真集である。3.11に日本に何が起こったのかをしっかり見つめて欲しい。
内容の紹介、感想など:
本書は被災地の岩手日報社から出版されているもので、大津波が町を破壊する衝撃的な瞬間が何枚も撮られている。その後の瓦礫の山となった町並み、崩れた家の前で手を合わせる父子、断水で消火活動ができず、猛火に包まれる町を呆然と見つめる消防団員、倒壊した家屋の中から遺体を搬送する消防隊員、そんな中で支援の輪が広がり、復興に向けて頑張ろうとする被災者たち。どの写真にも強い衝撃を与えられる。後方に掲載されている震災直後から数日分の岩手日報の紙面からも、被災地の様子が伺える。自分が今生きている、ただそれだけの事に感謝する気持ちになる。
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3.11
あの地震、あの津波。
信じられない光景を目の当たりにして、
岩手日報社の記者は何をカメラにおさめ、
何を報じたのか。
何を感じたのか。
これは、岩手の記録であり、
岩手の人が記事の中にあらわれてくる。
涙なしには読めない。
忘れられないことが、ある。
1つ1つのメッセージが、胸をうつ。
圧倒的な写真と、事実描写に、
あのとき、あの場にいた者にしか書けない文章を知る。
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(2012.06.01読了)(2012.06.01拝借)
【東日本大震災関連・その87】
副題が「2011.3.11東日本大震災岩手の記録」となっていますので、岩手県内のことしか掲載されていません。岩手県関係者向きの写真集です。
岩手日報の各支局の記者たちが撮った写真と手記が収められています。同じ場所から撮影した連続写真がいくつか掲載されていますので、津波の様子がよくわかります。
3月11日の地震が治まると同時に各支局の記者たちが海の見える場所へと駆けつけたようですが、支局や車は流されてしまったところもあるようです。津波のあとは、盛岡本社との連絡は取れなくなっています。
記事や写真は、どうやって送ったのでしょうか。その辺のところは書かれていません。
「河北新報のいちばん長い日」(河北新報社著、文藝春秋)、の内容から類推するしかありませんが、直接持って行ったか、通信の通じるところまで移動してから送信したのでしょう。いづれにしても、岩手県の地元紙の利点を生かした内容になっています。
【目次】
・岩手の記録
陸前高田
大船渡
釜石
大槌
山田
宮古
岩泉
田野畑
普代
野田
久慈
洋野
・それでも前へ
震災後の岩手 長引く避難生活
震災後の岩手 広がる支援の輪
天皇、皇后両陛下ご来県
復興への歩み
平成の三陸大津波[資料]
上空からの記録 郷土失色
最後に3月12日~19日、24日、25日、4月8日、10日~12日、5月7日、11日、の「岩手日報」第一面が掲載されています。
記録として残しておきたいということでしょう。
☆関連図書(既読)
「東北関東大震災全記録 復刊アサヒグラフ」週刊朝日臨時増刊、朝日新聞出版、2011.03.23
「東日本大震災」サンデー毎日緊急増刊、毎日新聞社、2011.03.24
「東日本大震災100人の証言」AERA緊急増刊、朝日新聞出版、2011.04.02
「巨大津波が襲った 3・11大震災」河北新報、河北新報社、2011.04.08
「FRIDAYが撮った!東日本大震災全記録」秋吉敦司編、講談社、2011.04.22
「東日本大震災 報道写真全記録2011.3.11-4.11」朝日新聞、朝日新聞出版、2011.04.30
「TSUNAMI 3・11-東日本大震災記録写真集-」豊田直巳編、第三書館、2011.06.30
(2012年6月1日・記)
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「気仙の惨状」村田友裕撮影、村田プリントサービス、2011.07.10
96p \2000 (2012.06.02読了)(2012.06.02拝借)
【東日本大震災関連・その88】
個人出版的な写真集ですので、大船渡市と陸前高田市以外での入手は難しいでしょう。
副題が「東日本大震災 大船渡市・陸前高田市記録写真集」となっている通り、大船渡市と陸前高田市の東日本大震災後の写真が収録されています。
津波の様子に関しては、撮影者が大船渡在住ですので、賀茂神社から撮影したもののみです。津波が引いた後は、大船渡と盛、下船渡あたりの様子が撮影されています。
空からの写真は、5月3日と6月9日に行ったということで、大船渡市全域と陸前高田市全域の写真が震災前の写真と一緒に収められています。
撮影の角度が震災前と震災後では必ずしも一緒ではないのですが、震災前と震災後を比較することはできます。
震災1年後の現在は、瓦礫が取り除かれ、壊れた建物も解体されてしまっているので、被災状況が分からなくなっています。被災直後は、写真のままだったので、わざわざ写真集を見る必要もなかったのですが、今後は、目で見た記憶は薄れてゆくので、このような写真集は貴重です。
(2012年6月2日・記)
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たまたま岩手県内のサービスエリアにて手にとった本。
内容のほとんどに大きなフルカラーの写真が掲載されていて、ネットで見た動画と同じ場面がいくつかありました。しかし、写真だけだというのに動画以上の恐怖を感じました。思い出したくない人には絶対にオススメできません。
週刊誌等にありがちな大げさな見出しはなく、撮影日時と場所が記載されているだけで当時を知る資料として非常によいものだと思います。
また、被災された方の証言も変な脚色もなく、非常に読みやすかったです。
サイズはA3と大きめです。
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毎年、平成の三陸大津波(岩手日報社)、釜石の記録(心象舎)、大槌夢幻(心象舎)の写真集は見直すようにしています。