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”最後のエッセー集”
という衝撃的な帯がついてます。
あたしにとって、エッセーは小説の背景を知る手段なのかもしれません。
この小説を書いた人物は普段どんなことを考えているのか、そういう感性を垣間見たいのだと思います。
宮本輝は、あたしの中では日本で今一番美しい文章を書くひとです。
輝さんの文章は、今まで読んだ小説どれも美しい日本語で綴られてると思うのです。
このエッセー集も、話題がいろいろで読み応え十分です。
ちょっとした日常、自分の作品に対する思い。
輝さんの素敵な人柄が濃縮されてます。
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ここに感想かいてます。http://blog.livedoor.jp/subekaraku/archives/746938.html
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学生時代に宮本輝作品は何作も読みました。
エッセーを読んで、久しぶりにまた未読の作品を
読んでみたいなと感じました。
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再読。宮本輝さんのエッセイ。クスッと笑ってしまうもの、考えさせられるもの。様々な類のエッセイが散りばめられている。早射ちマックとシャダイカグラの話か印象に残った。久々に宮本輝さんの小説を読みたくなった。
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宮本輝の小説のような題名のエッセイ。初出までの苦労、その後の順調とも言える作家活動。さまざまな人から得た教え。小説家に必要なのは受容力があげられてよいと感じた。2020.7.30
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実家に「青が散る」があり、親に勧められて読んだことがきっかけで、その後多くの作品を拝読してきた。小説がここまで人の心を動かすものかと、衝撃を受けたのも、宮本輝氏の「ドナウの旅人」だった。どうして、こんなにも惹かれるのか、と以前から考えているのだけど、うまく言語化できない。ただ、様々な状況で生活する人たちに向けられる眼差しが、何となく温かく、無視するのではなく、一緒になってうなだれて包摂するような感覚を抱く。
このエッセー集にある、「遠足」や「チトー将軍通り」なども、短い文章のなかに、そうしたものが表現されているなと思った。
そんなことを考えているうちに、私の中で、宮本輝と鶴見俊輔が、同じ地平の思想の上に立っている二人ではないかと思い始めた。このエッセーを読んでそんなことを考えた。