紙の本
少年の純粋さ。
2001/11/09 19:36
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投稿者:ゆうり - この投稿者のレビュー一覧を見る
過去に出版された何冊かの単行本が収録されており、なかなか楽しめる文庫になっている。収録されている話も一作を除いては面白い。少年達の純粋な気持ちが可愛らしくて、ほほえましい物語になっている。
また、本書には筆者のデビュー作品『少年アリス』の番外編のようなものも収録されている。ファンの方は一度読んでみると面白いだろう。
紙の本
少年アリス番外編収録
2002/05/29 21:57
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投稿者:TAIRA - この投稿者のレビュー一覧を見る
全4編の短編集。どれも可愛らしくて、少し不思議なお話。
第25回文藝賞を受賞した、同作者の「少年アリス」の番外編、「少年アリス 三月うさぎのお茶会へ行く」も収録されている。個人的には、この話が一番好き。
ニケッル月が夜天に輝く夜、シロウサギを追ってアリスが迷い込んだ森では、おかしな連中がお茶会を開いていた。こんな「不思議の国のアリス」を連想される、長野まゆみファンタジーは、いかがでしょうか?
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装画:長瀬典子
装丁:イシグロフミヒコ
AD:泉沢光雄
“降誕祭の夜空に紡がれる、素敵な物語を集めた夢のおはなし集。”(裏表紙解説より)
収録作品:『星降る夜のクリスマス』、『仔犬の気持ち』、『少年アリス 三月うさぎのお茶会へ行く』、『クリスマスの朝に』
タルホの正統血統、と云うべき長野さんだけに、こういう作品の方が向いているのではないかと思ってしまいます。
可愛らしく、美味しそうなおはなし。
(文庫版)
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長野まゆみの短編集。本当に読みやすく感覚的に児童書みたい。長野まゆみ入門書としてはあんまり良くなかったのかな。かわいかったです。
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クリスマスの夜に読むには最適。でも個人的には少年アリス 三月うさぎのお茶会へ行くが好き。適当にいい加減なことしようとするアリスが可愛い。
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全体的に可愛らしいクリスマスのお話。思わず頬が緩んでしまうような話ばかりでした。
個人的には「少年アリス 三月うさぎのお茶会へ行く」がお気に入り。やっぱりアリスと蜜蜂の二人が大好きです。
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クリスマスのお話を4話集めた短編集。
きらきら、きらきら、星のような雪が降ってくるのをイメージできる。
真っ白な羽を携えた二人の少年が観覧車にのってぽつりぽつりと会話する様子は、何処か「銀河鉄道の夜の」ジョバンニとカムパネルラを彷彿させ、とても愛しい。
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少年と仔犬、アリスと卵、少女とウサギ。童話のような、砂糖菓子のような可愛い(でも少女のは無邪気な毒だと思う)お話が4作♪こういう系統のもたまらなく好きです。
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『星降る夜のクリスマス』
クリスマスの夜、デパートで買い物中の母を待つミラン少年が、不思議な雰囲気のフラノと共に遊園地に行くお話。
フラノは天使と住んでいるようだ。
キラキラふわふわした物語だった。
『仔犬の気持ち』
もミランが主人公で、クリスマスの出会いから時間をさかのぼり、愛犬タッシュが家に来てからの日々を描く。
お兄ちゃんとの関係がいい。
『少年アリス 三月うさぎのお茶会へ行く』
少年アリスは読んでない。物語はまんま不思議の国のアリスの焼き直しであった。
『クリスマスの朝に』
唯一女の子が主人公。
子犬のような巨体のうさぎをクリスマス休暇の旅行に連れて行くかどうかのあれこれ。
クリスマスという設定もあるからだろうか、一段と単語の選び方や文章が綺麗。
『紺青の夜天(そら)に、観覧車はイルミネエションを鏤(ちりば)めた蜘蛛の巣をひろげ、気まぐれな少年たちが網にかかるのを待っている』
この美しさ。
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夏なのに真冬の本・・・。
初期のころの作品集。こういうのもまた書いてほしい。
最近の作品は、すっかり「大人」になってしまった感があるので。
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荒んだ心に染み渡る、可愛くて暖かいお話ばかりだった。一文字一文字が綺麗な石みたいに思えるくらいに、丁寧に書かれた文章だと思った。
2014/6/26
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ベタだけど、特別な日に不思議な少年と出会い、不思議な体験をする話が大好きなので「星降る夜のクリスマス」がとても好みだった。
「星降る夜のクリスマス」のフラノのおじさんと、「クリスマスの朝に」のチッカディさんは、クリスマスの時期は忙しく、大きな荷物を持っているという描写から、サンタクロースなのではないかと想像できるのが楽しい。
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面白かったです。
物語の季節はまたしばらく先ですが、これからがわくわくするようなお話たちでした。
「少年アリス 三月うさぎのお茶会へ行く」が好きです。アリスと蜜蜂にまた会えました。耳丸も。お茶会楽しそう。
どのお話も動物が出てきました。犬は可愛いです。
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長野まゆみさんの、こういう童話のようなクリスマスの話が好き。星降る夜のクリスマス。観覧車に乗ろうよ。粉雪。
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河出書房新社さん刊行の読みもの「星降る夜のクリスマス」「仔犬の気持ち」「少年アリス~三月うさぎのお茶会へ行く~」「クリスマスの朝に」を1冊にまとめました。
…って内容だったんだな。でもこれは長野先生の挿絵などなどは一切収録されておりません。あくまでいつもの小説としての総集編でした。