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紙の本
殴られると魔法使いになれる
2015/08/27 09:28
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
剣道部に所属する七瀬武は、魔法使いの戦闘に巻き込まれ、魔法使いとして覚醒してしまった。彼を魔法使いにした相羽六は、ウィザードブレスという勢力に属していて、ゴーストトレイラーという勢力に奪われた兄を取り戻すためにやって来たらしい。そして敵勢力は、自勢力拡大のため、魔法使いを捕えて記憶を改ざんするらしいのだ。
結果、魔法使いたちに狙われることになった七瀬武は、それに巻き込まれた幼なじみの五十島くるみやクラスメイトの伊田十三と共に、四条桃花が理事長をつとめるすばる魔法学院高等科に転入することになる。
主人公である七瀬武は、過去の事件が原因で、いまでは家族内でいない人扱いされ、家の中に居場所がない。幼なじみの五十島くるみは、超のつく美人で金持ちであるばかりに、人間関係で過去に辛い目にあい、武に依存しているところがある。相羽六は兄を取り戻すことを第一に考えるあまり、自然に周囲を巻き込んでしまう。いずれをとっても、問題を抱えた人間ばかりだ。
しかし今巻の展開は、相羽六はともかく、七瀬武や五十島くるみの人生に問題を抱えさせる必然性はあまり感じなかった。魔法世界へ素直に移住するための下地として必要としたのか、それ以外にも意味があるのか、今のところは分からない。この設定が次巻以降でどう生かされるのか、あるいは生かされないのか、そのあたりが楽しみ。
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