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理不尽。理不尽。普段の生活にいきなり入り込んできたシュールなファンタジー。朝起きたら大きな無視に変身しちゃいました。ファンタジーだけど笑い事じゃない。体が大きいから家の中を歩くのも一苦労。家族からはネグレクトされる。(ネグレクトの使い方がまちがっているが、それ以外にうまい表現がわからない)リンゴか何かが背中にめり込んでしまうところが一番せつなかったです。ああ、嫌だな。後味が悪い。一度読んだらきっと、忘れられないでしょう。
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もんのすっごい現実を冷静に淡々と描写するあたりにカフカの偉大さを感じてしまう。クールだねえ。もしかしたら神?
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カフカの代表作ですよねえ多分。この薄っぺらい本に出会わなかったら僕は活字を読んでいないかもしれない。とにかく変!変な話!起きたら蟲になってたってええーー???一体コレはなにかの象徴なのか?それとも単なる悪夢なのか?カフカの面白いところは、カフカを読んであれやこれやと考える人を眺めるところにある。
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会社勤めをしていたフツーの男がある日目覚めると虫(多分甲殻類)に変身していた!さあどうしましょ?というお話。
虫に変身してしまった男の視点から、家族や会社の上司がパニックに陥る様子が冷静に描かれていてすごくリアルです。
食べ物の好みや行動パターンが人間から虫のそれへと変わっていく様子がなんとも物悲しくユーモラス。
彼の世話を妹が引き受けたり、病弱な父親が息子に代わって働きに出ることにより、家族内の力関係が変わってゆくというのもありそうなこと。
「ありえない」シチュエーションでめちゃめちゃ「ありえる」描写をしてます。
このカフカという人、公務員する傍ら趣味で小説を書いていたんだとか。
死ぬ間際に友達に「くだらない雑文だから捨ててくれ」と言ったのに、友達が約束を守らなかったため、死後は誰もが知る偉大な作家になってしまいましたとさ。
「能ある鷹は爪隠す」どころじゃないよなあ。(04.5.12記)
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朝をおきたら虫だったでおなじみのカフカの変身。
サラリーマンの悲しい性を感じずにはいられなかった。
それにしてもこの淡々とした描写は絶妙。というより
かなり好き。終わりの残酷さもなんとも絶妙。
短編なのでカフカワールドを感じるにはかなり
お手ごろ。
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目が覚めたら虫になっていた。
有名で奇妙な小説。
確か、球技大会の前日に、午前四時くらいまでマドレーヌを焼きながら読んでいた。
最後の両親と妹が列車に乗るところが印象的だった。
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何だか悪夢を見ているような話です。読んでいると吸い込まれていくようで、読んでいるのか、夢を見ているのか解からなくなる感じ。。。
面白いです。
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起きたら虫になってるってあれだよね。
読んだときは全然すごいって思わなかったけど、今読めば違うのかな。
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大学の時に授業で原書を読んだ。アンチョコ用に読んだこの訳書も淡々としてるけど、それはさほど原書と変わりなく。にしても、、、気持悪いほど恐ろしい。読み返すことはないだろうけど、印象にはものすごく残っている作品。
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悲劇です。主人公がある日突然、巨大な虫に変わってしまった、という設定です。あまりにも細かい描写。そして息が詰まるほどすごくはらはらする小説です。20世紀の落ち着かない社会とカフカ自身の思い通りに行かない生活の中で、このような思いつめた小説を書くにいたったのはある程度は認められますが、それにしても残酷すぎます。最も残酷なのは、主人公のグレゴールが虫に変身してしまったその直後に自分の運命を自然に受け止めてしまっていること、そして虫に変身しても人間の理性を持ち続けてしまっていることだと思います。
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先日、とある雑誌で平野啓一郎のインタヴュー記事を読んでいて、「日蝕」が読みたくなり(というより何で今まで読んでいなかったのか?教科書の文化史年表にも載っているのにな。まあ村上龍が積ん読になっている時点であれなのだが)どーせならカフカも読んでおこうと。そういうわけなのだが。つか、日蝕読むんだったら三島由紀夫よんどけって、この辺はどーでもいい。
まぁこの作品には特に書く事はないです。いや、書こうと思えばいくらでも書けるんだけど、この作品を語るにはもっとカフカを知る必要がある、と。巻末の解説だけじゃ漠然としかわからないから。
主人公ザムザは必ずしもカフカ自身ではなく決して告白ではない、としかしある意味では秘密漏洩である。とカフカは語っている。孤独を怖れる一方で孤独を渇望していたカフカが象徴する巨大な昆虫とは。是非研究してみたいものだ。
面白かったのは、昆虫になったザムザが初めは立ったり喋ったりしていたのに暫くすると全く人間らしく振る舞うという事をしなくなった(またその理由を考えない)のと、ザムザ自身も家族も昆虫になった原因を考えようとしないところであって、この世界では昆虫になる事は恐ろしいことだけども珍しいことではない、ということだ。
中途半端だが今回はここで終わることにする。
2004/11/17 (Wed)
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僕は女性にしつこくするんですけど、しつこくされた女性の向ける、僕への蔑んだ視線を感じるとザムザもこんな気持ちだったのかなぁと思って天井を這って回ろうかと思います。
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気持ち悪い。
そして、怖い。
何が起こってるの?と思っている間に1冊読み終わっていた。
この作品については様々な解釈がなされているが、あえて知らないでおこうと思う。
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カフカの有名な「虫」のお話。朝、起きたら自分が虫になっていて…。今あることが当たり前だ、常識だと無意識に思っている人や社会への風刺が込められているようです。時代背景を知って、何度か読んでみてください。
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わが青春の書 その5ある朝目覚めると自分は蟲になっていた。。。有名なカフカの代表作。自我そのものを疑うきっかけになった作品。