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2009/9/13 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
2021/2/13〜2/15
約2年ぶりの折原作品。「〜者」シリーズ。倒叙ものだと解っていてもやられるんだよなぁ。物語の視点が次々変わっていくうちに、どんどんケムに巻かれる感じ。今回もやられました。
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一家失踪事件と連続通り魔事件という一見関係のない二つの事件が並行して語られていき、最後はひとつに繋がっていくというミステリー作品。
いわゆる、叙述トリックを使った作品は好きですが、この作品に関しては、複雑すぎて途中でわからなくなってしまいました。
たぶん、通勤途中に、少しずつ読み進めていったのが原因・・・この手の作品は、一気読みした方が面白さが増すと思います。
そういう意味では、結末に向けて、読者を引っ張っていく力がある作品なので、まとまった時間が取れる時に、読み始めることをお勧めします。
ところで、最後の結末は、少し唐突で、強引な気がします。
悪い人ばかり・・・?
そんなところも加味して★3つ。
今度は、一気に読み切りたい!
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久しぶりに折原一を読んだ。特に驚くようなストーリーじゃなかったけど久々に著者の作風に触れられてちょっとだけ楽しめた。
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沼のほとりにたつ2つの家で、一家惨殺事件と、その5年後に一家失踪事件がおきる。
女性ライターは失踪事件を追い、売れない推理小説家は通り魔事件を追う。
交錯する視点は結びつき、いつか消失点を浮かび上がらせる。
ひきこまれて、読みすすんで、最後に驚愕する。
折原一は、すごいテクニシャンだと思います。
うん、絵画で消失点が複雑かつ処理が上手いと、うーんってなってしまうような、それに近い感覚かもしれない。
そして、物語の消失点は決してぶれていない。
ああ、これは神の視点なんだ。
枠からはみ出たゆるぎない視点。
そこから描かれる物語だから、揺るがないし、読んでるほうはただただ翻弄されるだけなのだ。
そうやって揺らされることの快感。
そこが面白いんだろうと思った。
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一家惨殺事件と通り魔事件、二つの舞台が平行して進み、最後にひとつに。ストーリー展開がトリッキーで面白さはあるものの、被害者への感情移入とか、犯人への憎しみを共有する感覚は薄い。物語の組み立てを楽しむ感じかな。
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この作者特有の「パズルがきっちりはまった」と感じる
作品ではなかったような気がする。
最後まで読んでから序盤に戻り読み返したが、いまひとつ
すっきりしなかった。
複数の視点が交錯する中、最後は一本になるあたりは面白い。
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世田谷一家殺人事件と岡山の一家失踪事件を使っているようだ。モデルになった事件を想像しながら読むのが「者」シリーズの楽しみ。なかなかよくできた話だった。結末の意外性もグッド。
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一家失踪事件と連続通り魔事件。二つの事件をそれぞれの観点で追う。そして二つの事件が交錯する時、驚愕の真相が・・・。
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いつも平均点以上の折原作品に、死角はない。
ただし本作品については、正直あまり残らなかった。
物語はいつも通りの凝った構成。
一見、まったく関係のなさそうな2つのストーリーが進んでゆく。
1つはとある家族の失踪事件。
もうひとつは痴漢疑惑を押し付けられたことをキッカケに、
連続通り魔事件に巻き込まれる僕の物語。
最後にぴたっとパズルの挟まるカイカンはいつも通りなのだが、
なんとなくこの作品は、最後にあまりにするっと終わってしまった感が。
うーん、なんとなく寂しい物足りなさが。。
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折原さん…とまりません。
わたしには少しグロいお話しだった。
少しずつしか読めなかったけど…5日でfinish。
全く関係のない話が終盤に近づくにつれて交わって…
そうきたかーと最後はすごい勢いで読んじゃった。
でも、途中の取材はけっこー関係なくて。
だから、なんだか無駄な感じがした。
普通のミステリーなら、無駄なところはないから…。
こういう本読んでると、
殺したのは無意識、って可能性がある気がして、
ちゃんと読めなくなっちゃう。
ミステリーがさ、意識がないときに殺人してるっていう落ちだったらさ、
それって無茶苦茶つまらなくない?
そういう本にこの間出会ってから、ミステリーを読む目が変わってしまった…しょぼーん…
そんなミステリーは数少ないと信じて。
これからもミステリーを読みます。
…でも白夜行からの行方不明者、さすがに疲れた(笑)
次は宮本輝にチャレンジするのだ。
(休憩になるかしら…笑)
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この人は初めて読んだが、比較的面白い。
ただ、途中が散漫になり、チョット分かりずらい点がある。
最後のツメは結構でした。
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「〜者」シリーズの中では驚きが弱かった。
次の「逃亡者」は福田和子が題材らしくガチンコの話を期待。
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黒々した水面からはそこの見ることの出来ない黒沼のほとりの2軒の名家に、時間を越えて起こった殺人事件と、一家4人失踪事件。。。
さっきまでここで生活していた後を残したまま、一家4人が忽然と行方不明になる。
時間を越えた二つの事件は平行して進んでいきますが、最後に同じ事件へとつながっていたのです。。。
予想できない結末に、モヤモヤしてしまいました。。。
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埼玉県蓮田市の黒沼近くに建つ名家・吉沢家で5年前に起きた一家惨殺事件。そして、もう一つの名家・滝沢家では、一家失踪事件が起こる。
滝沢家の失踪は、突然だった。朝食の準備がされたままの状態で、不思議なものだった。
ライターである五十嵐みどりは、滝沢家周辺での取材を通じて、四人家族の抱える秘密を暴いていく。
そして、戸田市では謎の連続通り魔事件が発生。売れない推理作家の「僕」は、電車で痴漢だと男性に殴られ、そこから思わぬ事件に遭遇する。そして、小説の取材にと容疑者の尾行を開始。
全く関係のないように見える二つの事件…いったいどうなるのか?
先が気になり、猛スピードで読んでしまいました。
たんたんと滝沢家の取材をしていき、どんどん秘密が出てきて、これがどう関係してくるのかとドキドキしていましたが…あまり関係なかったのかなという印象。
最後は騙されたけど、なんとなく終わっちゃった感じがして、少し残念。でも、物語の交差する構成や、読者を引き込む文章はすごいと思いました。
他の作品も読んで見ようと思います。
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実際の事件をモチーフにして書いているけど、実際の事件は結局どうして行方不明になってしまったのだろうか。
これって関係者に文句言われたりしないのかな、って気になるのだけど。