紙の本
チラリと
2022/09/17 15:40
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
九井さんの脳みその中をチラ見させてもらった気分になれる短編集。
不思議なショートショートの数々。
好きな作品は「かわいそうな動物園」
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ショートショート、33篇。
33篇もあるからものすごいお得感。
なにこの読み応え!!
いろんな種類のお話があるから飽きないし、ほんと大満足!
「かわいくなりたい」と「すごい飯」がお気に入り。
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『竜のかわいい七つの子』がすごく好きだったから、今日発売してるのを見つけてノータイムでレジ行った。33の漫画を収めたショートショート集。
画風が多彩にもほどがある。『太臓モテ王サーガ』みたいなパクリ芸だとか、ジャンプ作家みんなでジョジョの絵描いたりすることだとかはあっても、その画風は所詮パロディ。
九井諒子はあくまでも自分の絵をいくつも持っている。そしてそこからネームに最適な絵柄をチョイスできる。何という強みだろう。
その中でも「えぐちみ代このスットコ訪問記 トーワ国編」は、架空のエッセイ漫画家えぐちみ代このデフォルメの強い画風、えぐちみ代この本気絵、下働きの男の子視点からみた写実的な画風、下働きの男の子を見る読者からの視点(九井諒子風)の4つを使い分けている。圧巻。
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計33篇のショートショート集。
時々ハッとさせられるほど、胸に響く話が出てくる。
個人的には「恋人カタログ」が一番好きです。
あと九井さんの描かれる猫の寝姿が、たまらなく可愛い。
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ショートショート形式で送る、丸井先生の三作目。
なんと全33篇もあります。とんでもないボリューム。
驚くべきは描き分け。全て作品によって、また作中でも絵柄が変わります。描き分けによって仕掛けられるギミックもあって非常に楽しい。
短いページなのに深く考えさせられたり、笑って泣いて、驚いて。読後の満足感が尋常じゃなかったです
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まさに表題作に違わぬ万華鏡のような33作品でした。各話様々なパターンで描かれながらもどこか根本的なところが同じと思わせてくれる九井先生らしい物語でした。
様々な視点の問題。「TARABAGANI」や「語り草」などは人間のものさしのおかしいところを極論化して表現していて面白かったです。植物もありがとうって言ってくれてるのよと言ってる人が剪定しているところ見たら確かに違和感でまくりですよね。ただ、これを見るまでその部分の言葉に対して疑問を持ってなかった自分もまだまだ頭の固い部分盛りだくさんだなと思いました。九井先生にしてやられた感でてます。
ショートショートの話作りでも高い構成力。起承転結うまく構成して短いページでここまでのクオリティなのがすごい。オチがちょっと飽きてきたなと思い始めていた矢先に「ショートショートの主人公」のような話がフッと前に現れてきてこれまたしてやられたと思わせられました。この本自体の構成力もあることがこの話で現れた気がしました。
構成力も良かったですけど、ギャグとしてのクスリ感もちらほらと。「パラドックス殺人事件」や「すごいお金持ち」なんかはオチでクスリとくる仕様になっていて楽しかったです。「パーフェクト・コミュニケーション」の音ゲーコマンドの背景がなんともキャラの心情を表していて面白かったです。自分の場合はどちらかというとノベルゲー方式になりがちですが、話の組み合わせと制限時間付きの会話コンボの観点からみると確かに音ゲーが一番ぴったりきますね。
それぞれ面白い作品で1ページ1ページのめり込んでいたらあっという間に1時間過ぎていたことに驚愕すると共に、ショートショートといっても33作品集まればこんなにも時間泥棒されてしまうものなんだと勉強させられました。
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ショートショートのワンダーランドへ行ってきた。別世界へ近未来へ星間旅行なんてしてみたり☆キラッ
マトグロッソ時々覗いてたしアオハル0.5号も読んでたけど大丈夫。表紙から中まで続くカラー珍しい。かわいい♪
『すごい飯』がいいなー。あの形容。真似したい。人にわけわからん想像させてモヤモヤさせる遊びしたら楽しそうだよ~。あと『かわいくなりたい』の肉球ね。いやもう肉球。どうしようもなくて肉球。
テレビ見たり猫を撫でたりキーホルダーを揺らしたり、そんなちょっと退屈でなんでもない時にヒョヒョイと別世界に遊びに行ってる感じ。
その能力を少しわけて貰お~。
ヒョヒョヒョイ
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細切れな短編がこれでもかというほどつまってるけど、さくさく読めます。
限りなくリアルなファンタジーというんでしょうか、我々のすぐそばでこんな話が展開されてそうな、身近な感じが大変良いです。
とりあえず、この人の脳みその中をのぞいてみたい。
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九井諒子の掌編集。
とてもショートショートらしいショートショートだった。
期待してた地に足着いた系ファンタジーもなくはなかった。もっと欲しかったけど。
話に合わせて色々な画風を使う人だと思ってたけど、やはり得意というかスタンダードがあるらしい。
地に足着いた系ファンタジーの長編を描いて欲しい。
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淡々とした語りがショートショートに良く合っていて、更にオチのはずし方の…なんだろう…梯子の外され感、というか…その感じが気持ち良くすらある。
…ベストワンは「神のみぞ知る」かな。ものすごい語り手だとおもう。
…あとこの表紙拡大コピーしてインテリアにしたい。
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確かにショートショート。でもどれもアイディアいっぱつものじゃなくてそこにさらに一ひねりしているところが素晴らしい。
「ノベルダイブ」は個人的にもよくやるので、辛い混ざり方だった(笑)
1話目と最終話が繋がってるんだけど、山田さん丸くなりましたね。
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ショートショートの極み
「恋人カタログ」「かわいそうな動物園」「すれちがわない」「遠き理想郷」「神のみぞ知る」が好き
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どのページから読んでもおもしろい、33篇のショートショートが詰まった一冊。
舞台もファンタジー・SF・和風・現代ものと多岐にわたり、少ないページ数でもひねったオチを持ってくる。すげえ。
個人的には、ほっとする又は救いのあるオチなのが、すごく良いと思う。何度でも読み返したくなる。
「○○が××だったら」なんていうのは、いろんな人が考えるけど、それをもう一歩も二歩も踏み込んで、現実にすりあわせつつ理屈をつけつつ、それでもファンタジーっていうこの絶妙のバランスがたまりません。
この作者さんの作品全般に言えることだけど、今回はショートショートが詰まっている分、そのあたりが顕著に感じられました。
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七つの竜の子、ですごく好きになって
またもショートショート、しかも33編!?と食いつかずにはおられなかったので購入。
九井さんの漫画は日常のあるある!っていうのと
非日常のファンタジーな世界とを無理なく結びつけるのがべらぼうにうまい。
絵も、話に合わせて不自然なく変えることができるし、すごい。
ただ、ショートショートだからか、いくつかの話には詰め切れていないような
話のオチがわかりづらいようなものも数点あって、
それがまたいいのだけど、これが克服されると怖いものなしかな、とも思う。
個人的には九井さんにはずっと短編を書いていてほしいかな、という感じ。
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ストーリーによって絵柄が別人が描いたのかってほど変わる。
星新一のショートショートのようなものや「ん?」と理解できないもの、思わずクスクス笑ってしまうもの。盛りだくさんで飽きない。
「代理裁判」…自分の頭のなかで勝手に開廷される代理裁判。常に自分の都合のいいように考えてしまう「あるある」で思わずくすくす笑ってしまう。
「ノベルダイブ」…駐輪場に馬がぽつんって停めてあるシーンが最高に好き。
「すごいお金持ち」…お嬢様のなんとも言えないシュールな表情がかわいい
「かわいくなりたい」…発想の勝利。
「すごい飯」…すごい飯なんだね、たしかにメラミンスポンジはすごい飯。美味しいごはんのことを嬉しそうに語る姿がおもしろい。
「夢のある話」…酔いどれおじさんがトナカイにまたがるまさに夢のある話。