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安易に会社や職場を辞めて動こうとするよりも、今の仕事に全力投球する方が、結果として報われることが多い、という自身の経験に即したアドバイス。
とても共感できる部分が多く、仕事を辞める気になってなくても、参考にしたい点が多い。細かいテクニックと言うよりも、本質的な仕事への姿勢を教わっているような印象だ。
直ぐに辞めようとか、今の仕事がどうにも気に入らない、という思いを抱くことがよくある時には、この本を読むといったん冷静に考えることが出来そうだ。
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何故、この本を手に取ったか?って聞かないでね。
この本を読んでいるとき、偶然に30代半ば男性の「会社を辞めたい」愚痴を聞いた。たぶん、本書を読んでいなくても同じリアクションをしたんだろうな。
じゃあ、この本って役にたたないの?
そんな事は無いです。自分に元気を、やる気を貰ったような気がします。
疲れている人にお勧めです。
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成果を出せず、焦る気持ちは皆同じだと分かる。この気持ちが周囲に伝われば、道が開けるのかもしれない。焦っていないと思われるほうが怖い。辞めることを考える前に周囲と話し、人に頼り、今いる場所で全力を尽くすことで、どこでも役に立つ経験を積んでいきたい。
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「辞めるな」
このタイトルとは裏腹に会社を転々と辞めまくってきた著者。
そんな著者だからこそ、あえて振り返ってみて「辞めるな」と提言している。
会社を辞めようかと悩んでいるときに”天職が見つかる系”の本とは真反対の本を読もうと思ってピックアップしたものの
1つ。
けっこうな勢いで辞めたいと思っていた僕には効かなかったけど、会社での人間関係や周りからの認められる心構えのようなことを書いている。
結局、リクルートという大会社で働くことになった著者だからこそ、そういう組織での生き抜き方という話になったのだろう。
会社を辞めずに続けることが今の生き方としての大多数だけど、その生き方も完全な多数派では昔に比べてなくなってきつつある。
いろんな働き方を提言している本の方が僕は好きだなと感じた。
そして、著者がなんだかんだ仕事をやめずに続けれていたのも、コピーライターいう好きな仕事に就いていたからで、そのための行動力が現在のポジションに彼を引き上げたのだとも、思う。
好きなだけでなく、向き不向きで仕事を選ぶことが重要だというけれど、好きになって没頭しているだけで十分その仕事に向いていると思う。
焦らず、ゆっくりとキャリアの節目には自分をしっかりと見つめ直して、それでも辞めようという結論に至ったのならそれでいいと思う。自分の人生なんだし。
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転職を繰り返してきた著者による人生訓。
・あがいても仕方がない。やるだけのことはやった。なるようになる。自分に向いていると思ったこと、自分を活かせると思ったことを、納得いくまでやり続ければいいじゃないか。そうした心の平穏が、人生の流れ、いい換えれば強い運のようなものを呼び寄せていた。p23
・だれでも一度はヒドイ目にあっている。p34
・今いる場所で成功した経験のない人が、他へ行けば上手くいくとは思えない。p57
・成果をあげる秘訣は、くさらず、工夫しながら、続けること。p74
・ただひとつだけ老婆心ながら。まず、いま与えられているミッションを、期待以上にこなすことが最優先。p90
・尊敬する上司に若手の人が尋ねたそうです。「どうしたらあなたのようになれるのですか」。上司の答えは「生まれ変われ」だったとか。本気か冗談かわからないが、ああ、それでいいんだと。p106
・こうした人たちは、素人でもすぐわかる圧倒的な力量があります。規制やルールに固められていも、違いを出す余地がある。p126
・企業内では名を知られ、キーパーソンになっている人たちにに共通する「本質的なノウハウ」。それは「へこたれない、しつこさ」。p131
・自分のリアルな肌感覚。p149