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聞く技術に比べるとどうしても見劣りしますが,悪い内容ではありません.
聞く技術に補足したような記述が目立つのと,少し宗教に偏っている点が残念でしょうか.
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25冊目にして、全然面白くない本に出会いました。
最初は結構よかったんだけど、
途中からコミュニケーション術か?って思いました。
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カウンセラーの立場でコミュニケーションの仕方を書いているが、あまり役に立つようなことは書かれていない。他人の気になる欠点は自分の潜在的欠点という言葉には共感を覚えた。
<気になったポイント(抜粋)>
・腹が立つ
⇒ どこかに自分の弱みが潜んでいる
・屁理屈を言うときはそれ以上の手がないときに言う
⇒ 相手は負けている
・教育
⇒ 才能のある人は指導せずに、個人のもつ長所が発揮できるよう支援する。
指導は指導者のレベルまでしか伸びないので。
・「○○したい」と「○○する」の違い
⇒ ○○したいは夢なのだから、その夢を聞いてあげる。現実を判断するのは夢を語る人。
・他人の気になる欠点は自分の潜在的欠点
・ゲシュタルト・セラピー
(例) 会社に行きたくない自分と行きたい自分とを対話してもらう。行きたくない自分(生きたい自分)が前に座っていると思い、行きたい(行きたくない)気持ちを全部ぶつける。次はその逆に座り、反対の立場にたって気持ちをぶつける。対話が進むにつれて2つの両方の意見を受け入れる人格にかわっていく。
<感想>
私は結構心理学の本を読んでいるので、私のお気に入り度では、
低いポイントになります。
ただ、他人の気になる欠点は自分の潜在的欠点という言葉には共感を覚えました。
確かに他人に対して、気になったり、いらっとするポイントは、
よくよく考えてみると自分が昔できていなかったり、
実はできていない点だったりしました。
『他人のふり見てわが身を直せ』じゃないですが、
気をつけていきたいと思います。
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「言ったほうは水に流すが、言われたほうは岩に刻む」
コミュニケーションって本当に難しいと、改めて思わされる一冊。
この本の中でも触れられていたけど、夏目漱石の草枕の冒頭にある「智に働けば角がたつ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい」なんてまさに人と人とが織り成す社会を痛切に物語っている。
この本の中で「陶ち性」という言葉を初めて知った。(”ち”はにすいに台)
自分の内面を発達させてく力という意味らしい。
頭だけでなく、心も柔軟でないと、相手とうまく意思疎通できないと。
会話だけでなく、普段の行いから見直さないとなー。
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コミュニケーション術というより、人間の感情の解説。自分の中の甘さや醜さを、直球で指摘されるような気分になりました。
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人間の心。自分の心さえ一筋縄にはいかない。 であれば、迷った時、我武者羅に突き進む前に、立ち止まって考えてみよう。
人間の心。自分の心さえ一筋縄にはいかない。 であれば、迷った時、我武者羅に突き進む前に、立ち止まって考えてみたい本。
会話は「聴く」ことが基本だが、それを受けて」「話す」ことの技術、基本をとりあげている。
①「が」をはらずに、「でも」はコントロールして
「が」は「我」に通じる。
「私としてはこのようにしたいと思いますが、何か意見はございますか」
の「が」は「責任回避」の「が」。相手に責任転嫁をさせるための「が」とも言える。
(1)自分の話から「が」を抜いて話す習慣をつける
(2)「でも」は相手の話に同意せずに、相手に対して否定的に自分の意見を述べる時に使う
②屁理屈の陰に本心あり
親しい人の屁理屈には、相手かあなたかいずれか、あるいは両者の成長する方向が隠されています。
そのまま「そうだね」と受け入れるのが大人の態度。このようにすると相手は自分の屁理屈から自分の成長する
方向がみつけられる
③夢は生きるエネルギー
軽度のうつが増えている原因は、夢をもてなくなっているから。夢を持っていれば少なくともうつにはならない。
夢は夢のままでおくのが安全な方法。現実化しようとすれば問題が生じる。
本来夢は心のあり方を示している事が多い。寝ている間に見る夢はあなたからあなたへのメッセージ(手紙)です。どうぞ大切な手紙を読んであげてください。
④夢と現実「~したい」と「~する」との区別
夢を壊さないために注意すること。人が夢を語ると現実を教えたくなる。その結果その人の夢を壊して恨まれるということになる。
「~したい」と語るのは希望や夢を語ることであり「~する」とは現実の事である。
夢は当人には生きるエネルギーや前向きの力を与えるのであるが、それを聞く方を不安にさせる性質がある。
だけれど、その不安に耐えて、夢を応援する、夢に沿う態度を示す事が重要。
今まで子供をはじめ、仕事の上でも少なからず夢を壊してきた。そんな事に気づかされた。
book offで買い得。それにしても、なんで105円という買い得なの?日本の文化の供給と需要のアンバランスが目立つ。
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1.言葉とは「言ったほうは水に流すが、言われたほうは岩に刻む」
2.心をやわらかくする
・自分の考えと異なる相手を理解する
・「~したい」という夢を聴く。批判しない。決断は自分でできる
3.他人の気になる欠点は、自分の潜在的欠点。相手を肯定的に見る
秘密が辛い時には、信頼できる煙突役の人に話す
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『コミュニケーションとは対話である』と著者は言っています。
わたしは、対話が成立するための前提は、他者と自分の境界線を意識することではないかと考えます。つまり、相手には相手のやり方・考え方・ものの見方があり、自分のそれらとは別のものであるということです。これを意識していると、「私があなたなら、そんなことはしない」といったようなセリフは言えなくなり、相手を理解しようとする態度でかかわることがしやすくなるのではないでしょうか。
この本には、日常的に「あるよねー」と思い当たるような事例がたくさんあげられており、「ああなるほどね」と納得し「そんなふうな姿勢でものを考えてみようかな」と思ってみることができます。
★をひとつ減らした理由は、話しの流れにちょっとした飛躍を感じた箇所があったからです。
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どうしても自分の価値観を押し付けたくなった時。
どうしても人を悪く言ってしまいたくなった時。
なぜ、相手に対してそういう言葉を吐きたくなるのか、自分自身の中にある、その気持ちの「意味」を考えてみる癖をつけようと思うようになりました。
また、逆も真なり。の言葉ではありませんが、相手が自分の価値観をこちらに押し付けてきそうになった時。
相手が悪口を言ってきた時。
その意味について考えてみようとも思いました。
やはり人を悪く言う事も人を悪く言っている言葉を聞く事も、自分を傷つける行為です。
出来れば波風を立てずに「悪口は遠慮させていただきます」。と自衛的にかわせる術も身につけたいな。とも感じました。
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話す前に知っておいてよかったことが書いてあった。
・こどもの「お母さんなんか大嫌いだ」
には、全部は好きだけど、一部だけ嫌いの意味(全否定でないことに注意)
「じゃぁ、どこが悪かったの?」と聴いてあげること
・関わる相手と理解が違う場合、また関係を継続する必要がある場合
相手の意見に賛同できなくても、情に賛同すること
「それで...それで...」と聴く
・有名な投機家の伝説や小説をかなり読んだが、最後まで儲かり続けたのは
ひとりだけ。。。その人は、投機家であることを止めて証券会社を起こした人
・夢を肯定してあげること
とうてい無理な難関高校を希望した生徒に対して
「そうか。君は○○高に行きたいのか。○○高はいいところだ。
受験は志望校が定まっているとがんばれる。がんばりさない。」
と言ってあげられるか
大切なことは、「行きたい」と言っているのであって「行く」と言っていない点。
・占いについて
一般に普及している、性格分類に、血液と性格の関係があるが、学問的には無関係。
それでも当たっている気がしてしまうのは、”暗示と選択の効果”
たとえば、同じ強さの音をいくつか同時にたてた場合、機会だと判別つかないが
人間の場合、自分に必要な音だけを選択して聞いたり記憶したりできる
これは、少し暗示(予備知識)を入れておくとその影響が顕著になる
・不登校
どうして不登校になったか原因を考えるのではなく
今、子供が不登校になっている意味を考える
否定的な意味ではなく、肯定的な意味を考えること
・肉体関係を持たなければ男女でも一生の友
家族として社会的にグループとして扱われる者は、日常性を共有すること
心でつながっている者は、日常性を避け、非日常性を大切にすること
・愛は知ることからはじまる
プロカウンセラーは、なるべく相手に質問するこを避ける
『プロカウンセラーの聞く技術』に書いてある
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前回の聞く技術に続いて読んでみた。
もうちょっと実際のカウンセリングの事例があると分りやすいんだよな。
言葉の羅列だけではもう一つピンとこないところがある。
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女性に神様が備え付けただの
心柔らかく貞操は固くだのちょっとうさんくさいと思っていたけど後半はよさそう
屁理屈:なぜ?と理解そのままそうだねと受け入れるのが大人の態度、カウンセラー
嫌いだ:本当は好きなのにこういうことをいうのはなにか気に入らないことしたのかなと感じることが出来る 気に入らないことを優しく聞いて。問い詰めないで。ほおって置くのあり
が・でもをへらす→そう
他人の悪口小言は老化
それで…と教えてもらう感じできいていく
ーする:現実
ーしたいと夢を聞いてくれる人を現実吟味なしに信じてしまう傾向がある
そうか、ーなんだね、できることがあったら応援するよ
夢を聞くほうを不安にさせる性質がある 人間は保守的だから 現実吟味するのは本人だから聞いてあげて
人の評価を求めたい気持ちのどこかに、依存性や甘えがある
カウンセラー:無条件に、肯定的に理解する
自他の区別は安心感:他人の領域のことはその人にまかせ、自分の領域のことは自分で考えて行動し、他人に依存しない 重なり合う領域のことは交渉して解決する
人間関係がまずいときは依存しすぎか侵襲的か
質問する前にきく
どんな話か曖昧になり質問しても相手を邪魔しないとはっきりするとき質問したりもする
終着駅は始発駅とイメージして生き抜く
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「何事も、二ついい事も二つ悪い事もない」
「己の欲するところに従って、則を超えず」
いい言葉だなと思いました。
日常的な例が記載されて馴染みやすく、クライエントはこんな心境なんだ、と分かりやすい反面、カウンセリング場面の例ではないところが少し物足りないかな。
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謎の精神論や抽象論の割合が第1作と比べて大幅に増加している。反比例して、コミュニケーションにおいて役に立つカウンセリング的なノウハウの記述が格段に少なくなっている。そのため実用書としての性能第1作と比べ大幅に落ちてしまった印象。
また、男女のコミュニケーションだとか夫婦間のコミュニケーションという限定的な局面でしか機能しないノウハウの記載も散見される。それ、求めてる人いる?きちんと一冊の新書にまとめてあれば需要があるかもしれないが、数ページ程度の記述から実生活に活かせるほどの情報を得られる?
異性と友達でいられるかとか秘密を守れるかみたいな話題に至ると、コミュニケーション術という枠組みから逸脱してない?看板に偽りあり。
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2005年の本なのでカウンセリングや心理学を科学的に解説したものではなく、経験豊富なカウンセラー(出版当時はカウンセラーの国家資格はなく、診断や薬の処方などの医療行為はできなかった)による人間関係に困った人たちについてのコラム集と言える。
第2章8節「集団と個人」は興味深かった。
「強制的なルール適用」と「倫理感の衰退」との間には、微妙な関係が存在する。ルール違反者に対する集団による制裁は、時として社会的排除やいじめとして現れるが、大人が一律にいじめを起こした集団側に強い圧力をかけて抑制し続けると、集団の倫理感が損なわれ、結果として制裁が見えにくい形に変質してかえって広がってしまうことがある。統治者がこの状況を察知して抑圧を強めると、逆に社会の秩序が崩れるリスクがあると東山さんは警告する。このパターンは、権威主義と民主主義の緊張関係、統治の倫理と市場の倫理の対立、さらにブームや経済バブルの動きにも見られる現象であると視野を広げる。この論の展開には驚かされた。