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目の前にとつぜん現れた愛する母と妹。ラスコーリニコフは再会の喜びを味わう余裕もなく、奈落の底に突きおとされる。おりしも、敏腕の予審判事ポルフィーリーのもとに出向くことになったラスコーリニコフは、そこで背筋の凍るような恐怖を味わわされる。すでに戦いは始まっていた。
2009年7月21日購入
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09/09/27 ★★★☆
メルマラードフの死。故郷から妹と母親がやってくる。
妹の婚約者との婚約破棄。妹の元主人の登場。
何かと犯行の全てをぶちまけそうになるも、思い留まるラスコーリニコフ。
警察署での予審判事との討論では、すんでのところで、
ミコライが自白をしたことにより、告白を免れる。
なんか揺れに揺れています。
ついに自白か!なんて思うと留まるし、逮捕されるのかーとか思うとされない
ただ確実に主人公は逮捕に近づいているような感じ。
しかし良く意味がわからない
ソーニャとの会話の時、なんでいきなり聖書の話になって
ソーニャに朗読をさせるんだ?つかソーニャも読むな
神がこの女を支えてる唯一のもんだということのアピールですかね
まぁ続きがまだ気になるところ
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ラスコーリニコフの殺人の動機が明らかになる。ポルフィーリーとラスコーリニコフの掛け合いは眼が離せない。
何よりラズミーヒンが良い奴すぎる。酔ってベロベロになることもあるけど表情豊かで情に厚い。『罪と罰』はずっと抵抗があったけれど思ったより登場人物が多く無く、一人一人を丁寧に描写するからとても読みやすい。
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2010/3/16(〜26) 17(〜76) 18(〜133) 19(〜196) 21(〜228) 23(〜256) 24(〜342) 25(〜465)
仕事の合間に読んでいたから大分時間がかかってしまた。
内容は相変わらず翻訳の仕方が独特(かつ若い人にもわかりやすい)おもしろい喩えなどが多くてよかった!
愛する家族(母と妹)と友人を拒絶し、人を嫌い始めるロージャ。彼は次第に自分の存在を忌み嫌い、悲しい末路になってしまうのではないかと次読むのが楽しみだ!
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〈ラザロの復活〉
第1巻、第2巻合わせて850ページ余りを約8時間、100p平均約60分で読み終えました。
自分にとっては、けっこうなハイペース。読み飛ばしした感覚はほとんどなく、むしろ「しっかり話を追えている」という強い手応えを感じながら、ゴリゴリ読み進めることができている。
しかし、早く読めてるってのは時間的にありがたいのだが、体力的にかなりの消耗を強いられた。まるで酒を飲んでいるときみたいだ。酒席でトイレに立ち、自分が予想以上に酔っていることを知るように、いったん本を閉じるととてつもない疲労感を体に感じた。まだまだ読み進めたいって気持ちが集中力をもたらしてくれるのだが、いささか体力がそれについていけないようだ。だから第3巻は一寝入りしてからにしよう。
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善良な老婦人を殺した罪の意識に心を蝕まれはじめたラスコーリニコフは挑発的な行動や異常な行動を繰り返す。様々な状況から犯人ではないかと思い始めた予審判事によって追い詰められようとするが、突然「自分が殺人を犯しました」とペンキ職人が名乗り出たことによって事件捜査は終結するかに思われたが、予審判事はラスコーリニコフが真犯人であるという確信を捨ててはいなかった...
【開催案内や作品のあらすじ等はこちら↓】
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【読後の感想や読書会当日の様子などはこちら↓】
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二巻ではラスコーリニコフがおばあさんを殺した動機が詳しく語られていきます。
自分の思想にもとづいて、社会の敵を殺す ということをやってのけたはずのラスコーリニコフは、
あるときは何度もかけられる殺人容疑に辟易して自首を試み、
警察の迷走を見て逃げ切る確信を得る
ということを繰り返すのですが、
その間に避けられずやってくる周りの人間との関わりが、彼の言動をどんどんぐらぐらさせていくのがとても興味深いです。
思想なんかでひとくくりにできないのが人間の世界なんだと思います。
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第二巻では殺人を犯した主人公の苦悩が綿密に描かれる。一度は自首する事を決意するがそれもできず。自己嫌悪に陥りながらも他人を攻撃するという人間の心理の二面性を生々しくえぐり出す。ここで主題におかれるのはキリスト教における罪や救いの観念であるので、馴染みのない我々にはすこしわかりにくい。それにしてもロシア文学の登場人物は雄弁だ。うんざりするくらいによく喋る。
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「だれもがみな、平等な権利をもっているんです、そうして<永遠の戦争、万歳>、むろん、新しいエルサレムが生まれるまでの話ですけどね!」
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「ぼくをなぶりものにはさせませんよ!」―予審判事との駆け引きで明かされる、ラスコーリニコフの…
殺人思想、と続くわけですがなにこれBLの帯?って一瞬思った。
台詞長い!思い!疲れる!
「殺人思想」とやらの議論、ソーニャによる聖書の朗読、と非常に印象深い場面が登場して、中だるみしなかった。
とにかく登場人物がみんな強烈で複雑ながら象徴的なところがあり、誰も彼も少しずつ共感できるところがあるから困る。
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やっぱり訳は苦手。けど訳者の方の読書ガイドはありがたいです。ラスコーリニコフの心理描写がやっぱりすごいな。難しい言葉を使っていても、飛びぬけた行動をとっていても、周りの登場人物から変に思われていても、読者が感情移入できるように書かれてる。褒めることもできないけど、嫌うこともできない風に書かれてる。
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さすがのロシア文学。
名前や文体、長い台詞、情景描写にはなれてきたけど、
精神の揺れ動きはもう、ほんとにどっと疲れる。けど、とめられない。
聖書の引用なども多く得てきて、その辺が詳しくないのでなんとも。
ただとにかくエネルギーがすごい。
健康なときに読まないと一緒に引きずられそう。
罪と罰、いろいろと考えさせられる。
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罪と罰 第二巻。やっぱり分厚い本なので、第一巻からだいぶ時間が経ってしまった…。それでも物語の密度の濃さというか、登場人物の緊迫感に満ちた問答や、生々しい描写はつくづくすごいと思う。
金貸し老女とその妹を殺害したラスコーリニコフ。犯行後、数日の彷徨。殺人に及んだラスコーリニコフの危険思想が明らかになってきて、ドキドキしました!
あとソーニャが聖書を朗読するシーンは、ぐいぐい!ひきこまれました。
相変わらず、訳者による「読書ガイド」や論文?が充実!そこだけでも読み応え十分ですし、理解の助けになって大変◎です。
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最後の数ページ、愛というものを見つけたことによって、あんなに展開ががらっと変わり、希望が見えるとは、驚いた。
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いやはや、物凄いモンをアッケラカンと読んじゃっているような、何とも奇妙な感覚にとらわれちゃいました ^^; 主人公であるラスコーリニコフも一種病的だけど、彼をとりまくすべての人たちがどこか普通じゃない感じ・・・・・(笑)。 この切迫感 & それによって生み出されたよくわからない高揚感 と言うかマグマが燻っているような感じ、これこそがあの時代のロシアにうごめいていた未だ形ははっきりしていないある種の「雰囲気、ムーブメント」だったんでしょうね。
まだ残り1巻を残しているのであまり多くは語りたくないんだけど、この巻でとにかく印象に残ったのは、ラスコーリニコフがある意味で1人勝手に自分を追い詰めていく狂気にも似た自虐性と辛うじて彼を正気の瞬間に留めようとするエゴ丸出しの自意識・・・・とでも呼ぶべきものでしょうか。
(全文はブログにて)