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35話:神々の国、クルト・マール著(18巻「忘却兵器極秘作戦!」)
2017/08/13 11:59
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投稿者:shilvio - この投稿者のレビュー一覧を見る
引き続き、221=タトリラ系のタトリラII(地球から1012光年)、ゴスル星(スプリンガー族長のゴスルから付けた)が部隊である。
地球の18世紀のような文明で生きるゴスル人たちの中を逃走する、ミュータント、ジョン・マーシャル/タコ・カクタ/キタイ・イシバシ/タマ・ヨキダ。
1982年12月27日、ゴスル星より8光日離れた《スターダストII》から、スプリンガーの小型船にラス・ツバイが麻酔ガスを運び、そしてグッキーが荷物と共に密航のためにテレポートした。
《スターダストII》に画期的な発明品、”走査フィールド”が載っており、相手の発する収束電波が強力でも、反射を妨げるスティルス効果がある。一定強度を超えると、わずかな反射があるが、数10万kmを数100万kmと誤認させてしまう。時々驚く技術が出てくるが、背景が語られないのはこのシリーズの特徴なのか。
ミュータントたちはゴレル人(アルコンから数千年前にゴルGorrに移住したもともとの呼び名)から神々の人々(実は征服しているスプリンガー)と思われ、協力を得た。素朴な人々が多いことかほほえましい。
グッキーもゴスル星で活躍し、ミュータント4人と合流した。
ゴレル人にはミュータントたちが神々の敵と知り喜ぶ者、テレパスもいて、秘密の抵抗組織の存在の可能性に期待するミュータントたち、次の話に出てくるのだろう。
グッキーが途中仕入れた情報で、前話で族長の80%が失われたことが分かった。
34話「裏切り者レヴタン」(17巻「燃える氷惑星」)で1200の族長とあったから、960を失ったことになり莫大な損失である。まだ240もの族長がいて多いが。
なおゴレル人の技術レベルについての記述が不可解である。数千年前にゴルに移住し、着陸後1500年ほどで技術が退化し、数世紀前には以前の道具が作られなくなった。2万年ほど技術的には高度の段階にとどまっていたという記述が、数千年前に移住したことに整合しない。
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『神々の国』
スプリンガーに支配される惑星ゴスル。発見者ゴスルの名がつけられた惑星に住む住民はスプリンガーを「神々」と呼びロボットたちを監視につけれrている。ゴスルに落下したマーシャルたちミュータント部隊。ローダンのいない中ゴスル解放作戦展開する。
『忘却兵器極秘作戦!』
ゴスル解放の為レジスタンス組織との共闘に当たるマーシャル、グッキー。記憶を失うウィルスの散布。スプリンガー艦隊の反撃。ローダン、ブリーとの合流。
船橋図書館
2010年11月13日読了
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スプリンガー族長会議が行われているゴスル星に一時記憶忘却病を蔓延させることで族長会議を阻止。
敵はローダンだけではないのだ…と言うアピールというよりかはとりあえず嫌がらせでもするか…的な雰囲気。
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ローダンシリーズ18
表紙 5点依光 隆
展開 5点1968年著作
文章 5点
内容 500点
合計 515点
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・35話:神々の国、クルト・マール著
引き続き、221=タトリラ系のタトリラII(地球から1012光年)、ゴスル星(スプリンガー族長のゴスルから付けた)が部隊である。
地球の18世紀のような文明で生きるゴスル人たちの中を逃走する、ミュータント、ジョン・マーシャル/タコ・カクタ/キタイ・イシバシ/タマ・ヨキダ。
1982年12月27日、ゴスル星より8光日離れた《スターダストII》から、スプリンガーの小型船にラス・ツバイが麻酔ガスを運び、そしてグッキーが荷物と共に密航のためにテレポートした。
《スターダストII》に画期的な発明品、”走査フィールド”が載っており、相手の発する収束電波が強力でも、反射を妨げるスティルス効果がある。一定強度を超えると、わずかな反射があるが、数10万kmを数100万kmと誤認させてしまう。時々驚く技術が出てくるが、背景が語られないのはこのシリーズの特徴なのか。
ミュータントたちはゴレル人(アルコンから数千年前にゴルGorrに移住したもともとの呼び名)から神々の人々(実は征服しているスプリンガー)と思われ、協力を得た。素朴な人々が多いことかほほえましい。
グッキーもゴスル星で活躍し、ミュータント4人と合流した。
ゴレル人にはミュータントたちが神々の敵と知り喜ぶ者、テレパスもいて、秘密の抵抗組織の存在の可能性に期待するミュータントたち、次の話に出てくるのだろう。
グッキーが途中仕入れた情報で、前話で族長の80%が失われたことが分かった。
34話「裏切り者レヴタン」(17巻「燃える氷惑星」)で1200の族長とあったから、960を失ったことになり莫大な損失である。まだ240もの族長がいて多いが。
なおゴレル人の技術レベルについての記述が不可解である。数千年前にゴルに移住し、着陸後1500年ほどで技術が退化し、数世紀前には以前の道具が作られなくなった。2万年ほど技術的には高度の段階にとどまっていたという記述が、数千年前に移住したことに整合しない。
(2017.8.2読了)
・36話:忘却兵器極秘作戦!、クラーク・ダールトン著
ゴレル人テレパスのエンツァリーや、ラルフに率いられた抵抗組織と組み、忘却爆弾によりゴスル星(ゴル星)からスプリンガーを追い出そうとする話。抵抗組織と組んで作戦を進行させる過程が面白い。
忘却爆弾は地球で開発されたバクテリア兵器で、発症すると顔に赤い斑点ができ、以前のことを忘れてしまう。しかし抗血清で健康になり、知能指数は20%向上する。
前話の”走査フィールド”もそうだが、いつの間に開発したんだろう。しかも短期間で作戦を立てていたことになる。34話「裏切り者レヴタン」(17巻「燃える氷惑星」)で1982年11月25日の記述が出てくるため、1か月くらいか。
スプリンガーたちはゴスル星を放棄(50年の隔離)しようとし、ラルゴルはエツタクに会議を開催させ、地球への攻撃を決めさせて残った戦闘・警備ロボットを自分のものにしようと考えた。その内容を聞いていたグッキーとタコに忘却爆弾を投げられてしまった。
一週間後、発症したスプリンガーたちが載っている艦隊は、地球ではなく四方八方へ散っていった。2か月もすると症状は無くなるようだ。
残ったのはやはり発症した行政監督官13人である。
騒動がほぼ収まって、タトリラ星系から8光日のところに待機していた《スターダストII》と《テラ》《ソラー・システム》《ケントゥリオ》の3巡洋艦がゴルに着陸した。
ローダンは行政官たちと交渉する方針だ。
この話の最後に衝撃の事実が出てきた。グッキーとブリーとの会話で、グッキーが150歳だと告白したことだった。これまで歳は分からないような、あいまいな記述がされていたが、きちんと設定したということなんだろう。
ところで地球政府が樹立し、ローダンが6年の期限で代表になったと書かれている。これもあっさりした記述だが、その過程はどうでもいいに違いない。
(2017.8.6読了)