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ふたりの出逢いに遡る学部時代を舞台とした短篇集。
『数奇のフモール』
黒猫との出会い編。少女漫画的展開である。
『水と船の戯れ』
主人公が創作した話を黒猫が独自の見解で解剖する風変わりなお話。少々理屈クサイ。
『複製は赤く色づく』
ひとつの物語にいくつかの謎が練り合わさった話。
『追憶と追尾』
主人公が老人ホームで暮らす祖母を訪れ、事件に巻き込まれる。ミステリとしては一番スタンダードな感じ。
『象られた心臓』
マジシャンが突然窓から身を投げた理由を探る。
『最期の一壜』
”美酒に殺された”歌手の死を巡るお話。
途中途中の講釈はやはり冗長に感じるけれど、単行本よりもストーリー性が高い気がした。
シリーズが進むに連れてだんだんキャラの性格が変わってくるのはよくあるけれど、黒猫は主人公に対してデレ傾向にある模様。
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この話しあっての前三作なんだなぁと。面白かったなと。
ちなみに、黒猫がいきってるのにヘタレかと言う印象は変わりません。
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初々しい付き人と全然初々しくない黒猫。二人の変わらぬ関係にほっとする。
「水と船の戯れ」の新鮮さに心躍り、「最期の一壜」の美しさに心惹かれた。
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読了♪
短編推理小説。
「黒猫」シリーズの番外編ってところかなあ…。
黒猫かっこいいです。
表紙絵がいつも可愛くて素晴らしい…。
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黒猫と付き人シリーズ番外編? 彼らの過去の物語。彼らの出会いなどが、ポーの数々の短編小説とともに語られます。ミステリとしてだけでなく、ポーの作品の考察としても面白く読める一冊。個人的には「ウィリアム・ウィルソン」の解釈が目からウロコ。うわああ……気づかなかった!
お気に入りは「追憶と追尾」。心理的な面がものすごく恐ろしかった一作。
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これで最終巻かと思ったら続くのか。時系列でいうと、まだ大学生の頃に黒猫と出会ってからの約一年。これがシリーズ中一番読みやすかった。物騒なのも多かったけど(笑)
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シリーズ4作目だけれど、黒猫と付き人の学生時代のお話。黒猫も、どこかスタイリッシュではなく、意地悪な感じがしたり、黒猫と付き人の会話もだんだん仲良くはなっていくけれどもどこかよそよそしい感じがします。連作短編集なので、各章ごとに美学講義が入るため、読むのが大変でもありますが、二人の関係がだんだん仲良くなりつつある様子を垣間見るのはちょっとうれしいかも。
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今回もよかった!!!
黒猫は学生時代から素敵過ぎたなぁー。
こんな人がいたら、そりゃ気になるよねぇ付き人。わかるよ付き人。
2人ともかわいい!それに微笑ましくて、とても癒されました。
ミステリーも秀逸。
もっともっと続き読みたいなぁ。
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2013年11月24日読了。
かわいらしくてわかりやすい話が多かったかな。でもやるせない話もあったりして、なんつーか、「あぁ……」って感嘆させられた。
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黒猫シリーズ。二人が出会った頃の話。短編6作連作集。この後を知ってるからか?今よりいい雰囲気のような…。毎回ポオを読むべきか…と思う。
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黒猫と付き人の学生の頃のお話を1冊にまとめたもの。
学生から研究の道へ進むにあたっての
付き人の微妙な気持ちの揺れが伝わってきて
応援しながら読んでいました。
恋愛小説を基本的には読まないのに、
このお話は抵抗なく、むしろこの後の展開が
気になる早く読みたい!という気持ちに。
いつか、黒猫目線の同じ内容の物語を
読んでみたいなと思った1冊でした。
今のところ、妄想するしかない!?
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1作目は読了済み。2作目は一度挫折しているので、もう一度挑戦してみようかと。
短編集だったのでさらっと読めたのかな。楽しんで読めました。
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■二人が黒猫と付き人になるまでの物語
大学の美学科に在籍する「私」は卒業論文と進路に悩む日々。そんなとき、唐草教授のゼミでひとりの男子学生と出会う。なぜか黒いスーツを着ている彼は、本を読み耽るばかりでいつも無愛想。しかし、ある事件をきっかけに彼から美学とポオに関する“卒論指導”を受けて以降、その猫のような論理の歩みと鋭い観察眼に気づきはじめ……『黒猫の遊歩あるいは美学講義』の三年半前、黒猫と付き人の出会いを描くシリーズ学生篇。
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課題本だったので読んだのだが、自分には合わないのかなぁ…
真相に至るプロセスが抽象的だったりするので、驚きなどではなく納得させられるといった感じ。
ただ2人の距離感は好きなので、時間が空けば時系列順に読んでみたい。
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黒猫シリーズ4作目。黒猫と付き人の学生時代の話で、2人の出会いから卒業までを描いた連作短編。
相変わらず美学講義の部分は難しくてよく分からないけれど、2人の関係に重点を置いて読むとさらりと読める。徐々に惹かれていく付き人さんと、たまに思わせぶりな言動を見せる黒猫。読んでる側としては焦れったくて仕方ないけれど、この2人の微妙な距離感が好き。