紙の本
アニメ化
2015/11/13 22:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆーき - この投稿者のレビュー一覧を見る
アニメも見ていますが、
アニメは漫画のような遊び心が足りない気がするので、
やっぱり漫画が一番面白いです。
この巻は17歳のブラックジャックが出てきます。
次巻に続きますが、一番好きなエピソードです。
投稿元:
レビューを見る
3巻まで来ました。懐かしいキャラも出つつ、もちろん若かりしBJはすてきで、普通の医療漫画を楽しんでいるような気持ちに。続刊待ち遠しい。
投稿元:
レビューを見る
『苦痛なき革命』
先天性無痛症の黒人解放運動家の話。にかこつけて、この話の重要人物は、ベトナム戦争帰りのトミーと、元ナチスの科学者リーゼンバーグ教授。この辺の独自解釈とクロスオーバーぶり面白いなぁ。七色インコ読みたくなった。
投稿元:
レビューを見る
相変わらず、うっすらと違和感を覚えながらも読み進め、引き込まれてしまった。
まさか、あの『ミッドナイトと『七色インコ』が物語でつなげられるとは。
ん? このマンガは、本編では描かれなかった、キャラ同士の交流とか、他の作品の裏設定までも遠き明かしていくスタイルなのか?
とまで思ったり。
最初の頃よりはおもしろく感じてきた。
続きを早めに読むことにする。
投稿元:
レビューを見る
ただでさえ面白いブラックジャックを
今風のイケメンにし、医大生時代に巻き戻せばどうなるか。
時は1964年
長い世界大戦は終了し、敗戦から復興した日本。
たった半世紀にも満たない短時間で急成長の上り坂を駆け上がった日本は、その反動として様々な問題を抱え、学生を中心とした若い世代の過激な運動が活発化していた時代。
思想と実体による暴力が吹き荒れ、血は流れ、人の心は蹂躙され続けていた、恐らく最も熱かった時代。
世に溢れる暴力と盲目的な思想
幸福感に飢える民衆は無意識にそれらを渇望し、囃し立てる。
学生が赤ヘルゲバ棒を担ぎ、火炎瓶を投げ、バリケードに立て籠もる。
警察機構は催涙弾と放水、警棒で立ち向かい、暗躍する活動家、赤軍の影。
社会のそこら中で血が流れ、罵声が飛び交い、人が死ぬ。
そんな素敵な時代に、身も心も傷だらけになり、それでも尚立ち上がった青年「間 黒男(はざま くろお)」こと、後のブラックジャック。
彼は知っている。苦痛とは如何なるモノか。
彼は知っている。誹謗中傷の非暴力の醜さを。
彼は知っている。何もせぬ無害な一般人達の残酷さを。
だが、彼には夢がある。
自分を救った医師の様に、様々な病人怪我人を救う医者になると云う夢がある。
全身をどす黒い失望、絶望感で包むが、胸に光る一つの希望。
さぁ、そんな舞台で主人公は如何なる舞を魅せるのか。
いや、この作家。そして原作者も良く判っている。
醜い人物達の争いは、醜いだけだが
美少年、美少女達の争いは、悲劇になる!
短髪の凛々しい美少女が共産主義の思想に感化され、その思想の何たるかを知る前に学生運動へと身を投じ、暴力に晒される!
間はそんな彼女を治療するが、やがて彼女は”総括”を強要される。
総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!総括しろ!
後年、ブラックジャックと呼ばれる様になった間は彼女と再会を果たすが
総括により、凛々しい顔立ちは激しい殴打により変形し、肋骨は折れ、脳出血も起こし自立呼吸もままならない状態で横たわっていた。
思想が人を救うのか?!暴力が人を救うのか?!
崇高なる精神の活動の果ては他の精神の弾圧と蹂躙しかないのか!?
そもそもがその”精神”とはなんだ、思想に盲目的になり、己の望むナニかすら見失った所行ではないのか?!
人を救うとは一体なんだ。
思想家であれ、怪我人病人であれば間は救う。
しかしその患者がまた、誰かを襲う。
時には暴力で、時には思想で、時には本人の幸福の為に。
ならば、人は。
ってまぁね、手塚先生の永遠のテーマ
というか、人類普遍のテーマですが
そいつを今風のイケメンと美少女でやってくださっているのがもうね。
男も女も美しいが
醜く盲目的な思想で他人の心を蹂躙し
その発露として暴力を振るい、振るわれる。
話も面白ければ
描写も手抜かりがない
熱い。
そして面白い。
面白すぎて悔しいくらいだ。
投稿元:
レビューを見る
“「しかし今週は日本人とよく会うな…
交換会でDr.山田野と そしてオペの助手を務めてもらった青年か
顔の大きな手術跡が特徴だったな
それよりも手際の良さが素晴らしくて忘れようと思っても忘れられない
…ほら 噂をすれば彼だ」”[P.61]
大熊さんの描くいんこが見れて嬉しい。
思わぬ他作品とのつながりが楽しい。
表情がちょくちょく手塚さん絵っぽくなっててそれがまた嬉しい。
“「…!きやがったかフランケン!」
「フランケンはよしてくれ 俺には間って名前がある
それにフランケンは怪物ではなくそれを造りだした人物の名前だ
考えずにモノを言う見た目どおりのアホですなぁ」”
投稿元:
レビューを見る
まさか、大好きな『七色いんこ』が後編で持ってこられるとは思ってもいなかった。おかげで株急上昇、加えていままでのヴェトナムなどの陰鬱とした部分から離れてインターン時代、凄腕の医者のわざを盗み褒められるなどの大成功をおさめるイケメンブラック・ジャックのお話です。
御陰様で『どろろ』からちまちまと読み始めてしまいました。全巻そろえちゃおうかナァ、手塚治虫さん作品。復刻版とかでいろいろ出ているし(『火の鳥』はむつかしすぎて挫折したので、『七色いんこ』(二人のらぶっぷり好き)『どろろ』(どろろ可愛いよどろろ、百鬼丸と添い遂げてほしかったよォ)悩みます)
投稿元:
レビューを見る
3巻から急激に面白くなった! 1巻と2巻は学生運動だとかベトナム戦争だとか、時事ネタ混ぜすぎなんなの?って感じあったけど。 他作品(七色インコ、ミッドナイト)の伏線を入れ込むとかいいよな~。後半の高校時代の話も次が楽しみな展開。
投稿元:
レビューを見る
なんだこれなんだこれ…!
回が進むたびに続きが気になるよ…!
そんでもってブラックジャック以外の手塚作品も気になってきちゃうよ…!!!
投稿元:
レビューを見る
本家のブラックジャックと登場人物が色々な場面でリンクしているんですね。
(本家の方も読みなおしてみようかな...)
投稿元:
レビューを見る
公民権運動とベトナムに題材を求めた3巻。
そして、何気に沖縄の米軍基地のベトナム戦時の闇まで触れられ、見ごたえがある。
また、そもそも「痛み」が人間の恐怖を生む。それは生存に不可欠な五感の一つ。こういう「人間」「医術」をモチーフにしつつ、社会像まで敷衍させるのはそうそうできる技ではない。
そして、3巻の後半は「車いす編」の前座へ。障碍者スポーツの意味合いを捉えつつ、障碍者への社会的視座への批評が秀逸である。