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今まで知らなかった世界を知ったという点で読んで良かった。国家や制度を常に意識した書き方でいささか偏りは感じられた。もう少し多面的にこの問題を考えてみたい。
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21世紀にもなって未だに鎖国したがりな日本の、鎖国したがってる場合じゃない現状。
本が、ではなく、描かれる現代日本がひどすぎて休み休み読んだ。
たとえば周辺化され異端視され、生きてても構わないけど私の目に付かないところでねって言われ続けるような無視と排除だとか。
嫁不足をカネで買って補って、配偶者をモノかなんかだと勘違いしている日本人によるDVだとか。
ガイジンが来るのはいや!でも安い労働を自分がやるのもいや!だからそこそこ目障りじゃない日系人を「研修」と称して買い叩きますとか。
「不法」外国人?犯罪でしょ?強制退去は当たり前でしょ、子どもはカワイソウだけど不法滞在する親が悪いんだし。というよくある話とか。
日本社会の話なのに、「ガイジンの話」だから、日本人は驚くほどに無関心で、ひどいことは悪意と無関心によって起こり続ける。
日本人は知らないと。考えることをまず始めないと。
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日本は難民や外国人が来ても生活するのが本当に大変。まず言語、政治、仕事。全てにおいて日本人優先になっている。
差別なんてされてみなくちゃわからない。
日本でも外国人が生活しやすい良い国になることを望みます。
かつて在日と言えば、韓国、朝鮮ばっかりだったが、最近はブラジルやら多国籍になってきた。
それにしても、影の面しかあてていない内容で、読んでいて幻滅する。
日本も欧州、アメリカから見習うところがたくさんある。
トラフィックって、人身売買の意味もある。
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日本社会が以下に制度的に外国人に対し優しくない国であるかを再確認した。
日本政府は国際化やグローバル人材を育成しようと教育方針を打ち出しているのに、実際やってることは正反対。自己矛盾のかたまりである。
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[ 内容 ]
在日華人、中南米系移民…。
「在日外国人」と呼ばれる人々は、いまや在日韓国・朝鮮人だけではない。
一九九〇年代以降、急速に増加した世界各地からの移民によって、日本はにわかに多民族社会化の道を歩んでいる。
政府による外国人参政権を巡る議論はそうした状況を鑑みた結果とも言えるが、一方では新たな排外主義も台頭しつつある。
本書では、いまや二二二万人に達した在日外国人の現状をルポルタージュしながら、欧米の状況との比較も踏まえつつ、望ましい多文化共生の道筋を探る。
[ 目次 ]
第1章 身近な在日外国人(国籍を超えて;外国人の街;多民族化への潮流)
第2章 異国に刻む歴史(韓国・朝鮮人の軌跡;他郷に根を張る華僑;ニューカマーの増加)
第3章 狭間に生きる人々(日系ブラジル人少年殺人事件;過酷な労働;奴隷制のごとき研修・技能実習制度;オーバーステイほ慟哭;命を懸ける難民の道;DVに苦しむ女性たち;地方参政権は住民としての権利;テロ防止の名のもとに;管理体制の強化)
第4章 教育の現場にて(民族の心を育む外国人学校;多民族の子が机を並べる国際学校;日系人の子が通う学校;公立学校のなかの民族学級)
第5章 多民族多文化共生に向けて(国際条約の精神;移民国家アメリカ;ヨーロッパの二面政策;オーストラリアの再生;日本に必要なグランドデザイン;多文化主義国家・カナダ)
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
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フラットな感覚の内容を期待したモノの、一方からの視点からの内容で面白くない。裏モノJapanとかBUBUKAとかの方が為になる。
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多様化する在日外国人の実態を分かりやすく文章にしている。日本はまだまだ外国人にとっては住みにくい国だということがよく分かる。民族学校についてかなり詳しく書いているのは、著者自身が朝鮮大学校の出身だからか。全体を通して、リベラルな内容だと感じた。
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ルポといいながら、在日外国人をめぐる諸問題を全般的に扱おうとしているため、ひとつひとつの事柄についての記述がやや物足りない。
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孫正義の貧困の淵から大成功を遂げた華々しい立志伝に始まるが、読めば読むほど在日外国人の悲惨な実態に心は響いた。日本人として何とも忸怩たる思いを禁じ得ない。
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ルポ 在日外国人。高賛侑先生の著書。現代日本社会は在日外国人の存在なしでは成り立たないのが現実。在日外国人が快適に暮らしやすく働きやすい社会にしないと、在日外国人は日本から出て行ってしまう。そうなって困るのは在日外国ではなく、日本と日本人なのかもしれません。