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結果的に障害は消えたが…
2018/12/27 20:57
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投稿者:ケイ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドメスティックバイオレンスと少年の凶悪犯罪。
社会的に関心が高い二つのテーマが序盤は並走し、次第に絡み合う。
加害者の自分を正当化する理屈が利己的で(おそらく現実味があるのだと思うが)共感できないので、読みづらかった。
波多野がMVP。
寛容でお人好しで、配偶者だったらイライラするかもしれないが、こんな人の下で働きたいと思う。
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少年犯罪は関心のあるテーマ。
この本もそれをテーマにしたのかなと思ったのだが実際はちがった。
世の中にはいろんな組み合わせがある。
特に人と人との結びつきは不思議なもの。
あらためて出会いの大切さを感じる一冊だった。
とても面白く結局1日で読破してしまった。
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オソロシイものが少しずつ少しずつ自分に迫ってくる時の緊張感がリアルに味わえすぎて眠れなかった。
展開早いのになかなか先が読めないからよかったな。
衝撃のラスト・・・・ってかんじです。
あんま納得はいかなかったけど。
けど、4時間ぶっとおして読んだかいがありました♡
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私の中の佐々木譲のイメージを、いい意味で裏切ってくれた作品。
7年前に1歳になる娘と妻を殺された男、警察官の夫からのDVから逃れてきた女。
そこに人のいい工務店の社長が加わり、物語は展開していく・・・
物語の展開自体に派手さはないものの、憎むべきものから逃れる人生から立ち直っていく主人公二人、そして、それを優しく支える工務店の社長の姿が何とも凄惨な事件の中に温もりを感じました。
テーマ自体は重たいです。
未成年の犯罪、夫からのDV・・・
でも、すべては自分の身近にあるものです。
それにぶつかったとき、果たして自分はこの二人のように強く生きられるだろうか?
結構、真面目に考えてしまいます。
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爽快なラスト!!
途中でかなりハラハラしてしまったよ☆
警察機構への嫌悪感は増すばかり・・・
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とってもおもしろかったです。
佐々木譲さんゎこれが初めてだったのですが、読みやすくスグにハマってしまいましたね☆
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少年犯罪により家族を喪った男と警察官である夫のDVからのがれた女がとある職場で出会う。
それぞれの相手が追ってくる。
胸にドキドキくるサスペンス。
最後はホッとした。
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警察ものでない佐々木譲ですが、ものすごくおもしろかった。
追いつめられる人間の立場がどんどん変わっていって、話が進んでいくにつれ緊迫感とスピード感に、手が震えるほどドキドキしました。
進行にできすぎ感はあるものの、ストーリーから言ったらそのほうがおもしろい展開になることはわかりますから全然許せる。
私の好みから言ったら最後は殺すより、逮捕されて屈辱を味あわせる形で終わらせるほうが気持ちいいかなと思いました。
佐々木譲が描く「優しい警官」のイメージを打ち破る、サスペンスミステリーです。
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少年犯罪と復讐権についての問題提起。
家族のあり方を問うという宣伝文句でした。
目のつけどころは悪くないんですが。
不必要に人が死んでいくのが微妙でした。
17歳の少年に妻を凌辱され殺された真鍋。
警察官の夫のDVに苦しみ、家を出た祐子。
夫が自分の妻のことを調べてくれと言えずに。
ついた嘘を見破られた時の怒りは尋常じゃないのに。
それがあまり伝わってきませんでした。
もっと夫のことを描いて欲しかったですね。
真鍋が復讐を諦めたのは分かるけど。
そこまでに至った経緯が納得しづらかったです。
心理描写をわざと減らしているのか。
もともとあまり内面を描かない作家なのか。
どっちなのかよく分からなかったですが。
評価が決まるのは他の作品を読んでからかな。
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サスペンス?
冒頭、ある少年犯罪をなぞったかのようなシーン
次々と家族が壊れていく模様が描かれる
何か運命のようにそれらの断片がひとつのフレーム
にはまっていく
主人公の心情がだんだん落ち着くにつれて、ほっと
しました
読後感がいい作者ですね
いくつかの登場人物がそれぞれ織り成す行動が、一点
に終結していく様は、見事というか爽快感があります
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ラストがうまくいき過ぎだと思う人がいるかもしれないけれど、私はああいう終わり方の方が好み。
めでたしめでたしの方が読後感もすっきりするし。
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重たいテーマだけど、ハッピーエンドで救われた。イロイロなラストがあると思われるけど、読後感を配慮してくれたことに感謝。
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内容はドロドロの社会派ものだが、佐々木譲が書くと文体がさっぱりとしてくどくない。その分悲劇的な情景描写がいまいち伝わらない気もする。
個人的には、佐々木作品はやっぱり冒険ものが好きだなぁ。
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終盤にかけて、タイトルの「ユニット」という
単語がわざとらしくバンバン出てくるのは
余計でないかい?
そこ無理する必要ないから、
タイトル変えるか、無理やり出さないか
不自然じゃない方向にもっていってほしかった。
「あ、それ余計」って読んでて
別の感情が入ってきちゃいました。。。
それ以外は
まあ、普通でした。
個人的に可もなく、不可もなく。。。
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読み出すと止まらない徹夜本。
犯罪被害者の苦しみ、悪意の連鎖、人の繋がり、非常に重たいテーマを扱っている。
おもしろいが、もう少し心情を深く深く描いて欲しかった。アッサリし過ぎかな。