ワイド版風雲児たち(11) みんなのレビュー
- みなもと太郎 (著)
- 税込価格:713円(6pt)
- 出版社:リイド社
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紙の本
子平入牢
2021/08/22 05:22
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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大黒屋光太夫のロシア彷徨から寛政の奇人土地の足跡。特に林子平の受難は涙もの。著者のみなもと太郎氏が令和3(2021)年8月7日に亡くなってしまった。幕末篇が未完になるのが悲しい出来事だが、著者には感謝の念が絶えない。
紙の本
コーダユー、日本へ帰る?
2017/07/15 15:17
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投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
2017年再読中。最初は、関ヶ原の合戦あたりの再確認のために読み出したのですが、ついつい止められなくなり、第11巻にまできてしまいました。
大黒屋光太夫たちのロシア漂流のエピソードが続きます。この巻でようやく日本に戻ってくるところまで描かれましたが、それでもまだ終わるわけではありません。著者がなぜこんなにこの光太夫たちのあとを追っていくのか、何にそんなに魅せられたのかわかりません(マンガの中でそのようなことを表明するようなものではないと思うので、それはそれで良しとすべきですが)が、ともかくしつこく描かれています。
そしてその間を縫うかのように、林子平の話(『海国兵談』が発禁となり、版木も没収となったあたり)や、最上徳内を中心とした蝦夷地探索の話、これもまたずっと続いてる高山彦九郎の話などなど、多彩な人物たちのエピソードが描かれています。
こうしたエピソードが、著者のいう幕末の「風雲児たち」にいかに繋がっていくのかということを考えるまでもなく、どれも面白く読み進めてしまうわけです。
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