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後白河院(新潮文庫) みんなのレビュー

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一般書

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みんなのレビュー28件

みんなの評価3.9

評価内訳

28 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

日本国第一の大天狗の生涯

2022/06/03 07:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

井上靖といえば、昭和を代表する作家の一人だ。
 昭和25年に『闘牛』で第22回芥川賞を受賞し、その後自伝的小説『しろばんば』『あすなろ物語』や『天平の甍』といった歴史小説、『敦煌』などの西域小説と、その活動の幅は広い。さらにいえば、井上は生涯詩を書き続けた詩人でもあった。
 そんな井上に、2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で俳優の西田敏行が熱演している後白河法皇を描いた歴史小説がある。
 それが昭和47年に刊行された『後白河院』とタイトルのついたこの作品である。

 物語はそれぞれ証言者が違う四つの部で構成されている。
 時代時代で後白河院の表情が違うように、ましては平家の時代から源家の時代に移ろうとする際の討つものがたちまち追われる側になるといった目まぐるしい采配をして、後に源頼朝から「日本国第一の大天狗」と揶揄されるほどの人物であるから、院を見る証言者の眼も様々といっていい。
 証言者が違うものも、順にたどれば天皇になるところから法王として権力を握っていく過程、さらには武家の時代にはいったのちの崩御まで、院の生涯が巧みに描かれているのは、さすが井上の筆力の確かさをいえる。

 特に面白かったのは、第一部で、ここでは若い後白河が歴史の渦に巻き込まれていく保元と平治の乱が描かれている。その渦が収まったあと、後白河が浮かびあがる姿が活写されている。
 読み応えのある歴史小説だった。

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紙の本

積読からの再チャレンジ

2022/08/09 02:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:扇町みつる - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作品は結構前から積読していて、一回読もうとしたんですけど、ずーっと語り口調で鉤括弧のセリフが無い文体なので挫折したことがあり、今回再チャレンジで読了。

最初は後白河というよりも保元平治の乱についての昔語り。次に建春門院について、後白河院について、合計四部構成となっており、それぞれ語り手は違います。

やはり印象的だったのが第三部。
後白河の近臣が語るのですが、後白河のイメージが私の中では大河ドラマ「平清盛」や「鎌倉殿の13人」の影響で面白キャラというかエキセントリックというか、特異な人物になってるせいか、

ちょっと上げすぎじゃね?

という感想でした。
それだけ後白河への熱い思いがにじみ出ていたという事なんですけど、何せイメージが西田敏行になってしまっているので、院もお苦しみだったみたいなことが書かれていると、ブフッとなってしまい吉田経房卿すみません!という感じでした。

語り口調の文体で、改行も少ないので私のように慣れてない方は怯むかもしれませんが、保元平治の乱〜平家滅亡〜鎌倉幕府あたりの事が京の貴族や女房目線で描かれていて面白いです。

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紙の本

後白河院記

2022/09/27 14:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

公家政治から武家政治への大きな転換期に朝政の頂にいた後白河法皇。この人物の政治的動きは多く述べられても、その時々の心情はいかような思いであったかを伺う本は少ないのでは。歴史小説の大家が後白河院側近四人にその時々の朝廷内の動きや中心人物の動きを語らせながら院の心情に迫ろうとしている。三部までは、なかなか心情を伺うことはできないが四部でやっと心情の一部を説いている。台頭してきた勢力には信を置かず優柔不断。従う姿勢を見せながら実は院一人で決断を下している。何とかして朝政を守ろうとしていた後白河院。やはり「日本国第一の大天狗」か。

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2010/07/15 18:30

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2011/02/15 23:01

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2011/08/27 17:29

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2011/12/03 11:51

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2012/03/03 23:46

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2012/03/24 22:30

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2012/03/17 15:09

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2012/05/14 21:42

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2012/07/22 17:54

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2012/08/13 17:44

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2012/10/14 21:29

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2012/10/29 13:07

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