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最近Webサービスについて考える事が多かったので、まさにぴったりの内容で、すっと理解が出来るコンテンツだった。米国と日本の文化的な特徴とITによって影響される部分、Googleから楽天への転職の意味するところ、今後日本が強く押し出して行くべき強く・価値について訴求されている。
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点在する情報を1箇所に集めるという作業はインターネットが非常に得意とするところ
インターネット以前のビジネス モノを安く仕入れて高く売る インタネットのビジネスはユーザを安く仕入れて高く売る
世界中に散財しているユーザを1箇所に集めて、そのユーザを金を出しても欲しいと思っている企業や人と結びつける、マッチングするのが、インターネットビジネス
ソーシャルゲームの原型はポケットモンスター ポケモンを作ったのは田尻智さん 「新ゲームデザイン」
ゲームの主要な要素 交換、収集、育成、対戦
クラウドソーシングの究極 ネット通販印刷会社ラクスル 全国の印刷会社の空き時間を使う
ITやインターネットは仕事を細切れにすることで価値を生み出すだけでなく、その細切れを集めることによって新しい価値を生み出し、普段使われていない部分を有効活用することができる
タスクの細分化 レイヤーバンドル
レイヤーバンドルによるオランダの農業革命
マズロー 欲求五段階説 生理的欲求、安全の欲求、所属と愛の欲求、承認の欲求、自己実現の欲求
目的型情報発信、非目的型情報発信
ハイコンテクストのコミュニケーションの歴史が日本にはあった
日本というハイコンテクストな国は、こうした言葉ではない部分を楽しむ、隙間を楽しめるという文化がある
appleのコンテンツの市場 2012年4500億円
日本のモバイルコンテンツは2007年ですでに超えている
アメリカ人はローコンテクストだから言わないとわからない。でも日本人はハイコンテクストなので、言わなくても分かる
アメリカ的なものでつくられた無駄なき社会から人間を取り戻せるのは、日本的なもの
アメリカという国家、社会の成立事情から仕方のないことであるが、阿吽の呼吸が成立しないので、コニュニケーションを楽しむというところまでいかない。余剰の部分まで到達しないのです。この余剰に生まれるのがコミュニケーションの消費なので、だからアメリカではコミュニケーション消費が起きにくいのではないかというのが私の仮説
英語を母国語とするアメリカで生まれたインターネットは、英語が世界共通語であるとする雰囲気の中で、英語という言語に縛られてしまった。そのため、ほぼ強制的にローコンテクストにならざるをえなかったといえる
ハイコンテクストなコニュニケーションを加速するのがウェラブルであり、ギガビットインターネットなんです
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IT技術がもたらしてきた暮らしの変化や、どんなふうにビジネスになってきたのか、などを簡潔にわかりやすくまとめたもの、としてはいい本だったと思います。
日本などのエリアに次の革命の可能性がある、なぜならハイコンテキストなコミュニケーションを加速するものだから、というのはちょっと安易かなぁと思うのだけれど。
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マッキンゼー、リクルート、Google、楽天など転職10回を誇る著者がITビジネスのマネタイズについて語ります。大航海時代から場所によるモノの価値の違い、すなわち情報格差化を使ったマネタイズがビジネスの基本であったがインターネットが普及した現在では通用しないと語るも、インターネットでは、情報を集めてを分かり易く整理してユーザに提供することで、ユーザを集め企業とマッチングさせるリクルートのようなビジネスモデルとして形を変えたと語る、Googleなども同様とし更に収穫逓増の法則が成り立つと説く。クラウドソーシングなどに見られる仕事を細かく分けて集積する考え方のオランダの農業などへの展開などとても興味深い事例もある。後半はパソコン通信からの歴史を振り返り、BLOG、ソーシャルメディアとコミュニケーションについて言及しつつ人の気持ちの機微やハイコンテテキストやロウコンテキストの文化の違いなどを語り、これからのインターネットビジネスの可能性を説く、このあたりがとても面白く勉強になのだが、現在の勤務先である楽天をとても肯定的に紹介しているのは転職10回目にして骨を埋める決心をしたのでしょうか。
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ITと呼ばれるものの歴史(20年でまだ浅いよ)、そのダークサイドとサニーサイド、それがなんでそうなったか?を表す一冊。ITに興味ない人が読めるレベルの本で、「なるほど!」「面白い!」という気持ちになれる。最高の1冊です。
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iモードを立ち上げた松永真理さんに「議事録を翌日早朝に仕上げて来るのには感心した」と切って捨てられたマッキンゼーのiモード立ち上げに関わったと自称する著者によるインターネットビジネスの解説本。えーっと本人は初心者向きに書いたつもりなんだろうけど薄っぺらい。楽天並みに薄っぺらい。特にクラウドソーシングに関する記述辺りは人間性を疑うというか、Google辞めて楽天に転職するのもむべなるかなというくらいの薄っぺらさ。労働力を如何に買い叩くか?という観点からしかモノを考えられないコンサルタントの本性が滲み出てます。
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マネタイズの仕組みは分かりやすかった。これからはハイコンテクスト、あるいは非言語のコミュニケーションに向けて加速していくらしい。ホントかな。
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ITビジネスの成り立ちから、マネタイズまで網羅した大変分かりやすい本だった。
仕組みとしては、もっと複雑な要素もあるのかもしれないが、IT初心者の自分や他業界で働く人にとっては基礎を学べるに最適である。
また、インターネットによって、ハイコンテクストで豊かなコミュニケーションが実現するという著者の意見には大いに賛同できた。
インターネットによって、効率化が進む反面、そういったハイコンテクストのやり取りの価値もこれまで以上に大きくなるのではないだろうか。
自分もITの世界に身を置く以上、インターネットによって世の中にどんな価値が提供できるのか、これからも考え続けようと思う。
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コミュニケーションに着目して、ネットワークを通じたサービス提供の過去から未来の展望まで語られています。
論旨や例が分かりやすく、ITに明るくない人でも簡単に読めると思います。また、筆者の考えもよく伝わってきます。
ただ、タイトルと内容に若干不一致があるように思えます。「ITビジネス」というよりかは「ネットビジネス」であり、「原理」というよりか「歴史と展望」のように感じました。
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最も影響を受ける方:インターネットを使う方々
LINEやgoogleの小話を混ぜながらネットビジネスを解説。
大変わかりやすく面白い!しかし、今後のITの進歩によって更に不便がなくなり、人々から日常の余暇を楽しむチャンスが奪われることを示唆している。
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2015/05/01
Googleの凄さがわかりやすく伝わった。この現代社会における、価値とは一体何なのかということの幅が広がったように思う。IT化によって、コミニケーションの手段や目的が多様化して行くことが予期される。働く手段や、時間の感覚なども、どんどん多様化細切れになっていき、今の常識とは異なる常識が生まれていくのだろうと思った。ただ、最後のアマゾンと楽天の違いというところで、楽天を押すのは少し強引だったかなと言うふうに思う。
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ユーザーがお金を払うかどうかは、情報の対価だけでなく、その情報を調べる時間・手間や、支払いにかかる手間などのトータルのコストに見合うかどうかで決まる。p55
田尻智の「新ゲームデザイン」p59
インターネットは、世界中に点在しているものを、距離と時間を超えて一つに集めることができるのが最大の特徴で、ITビジネスとは、それらを結びつけるマッチングのビジネス。p68
クラウドソーシング、レアジョブ、ラクスルなど。
ブログ…トラックバックとコメントの発明。p97
SNS…友人関係の強化のためのプラットホームであり、情報取得ツール。p101
フェイスブック…APIを公開し、色々なアプリから、フェイスブックにアクセスできるようにする。p103
ツイッター…RTの発明。発信コスト、相手の承認コストが激減。p103
SNS…社会関係性をよくするための革命ツール。薄い個人の関係性を強化していく。p105
キュレーションされないと、炎上(多くの人の目につく)しにくい。p109
情報をどうやって探すか?
パソコン通信→ポータルサイト→グーグル検索→SNS、という変遷。p110
グーグル検索によって、情報の粒度が小さくなる。p114
なぜ、人は情報を発信するのか?
・情報を発信する事で、自分が豊かにしたい。p139
・承認欲求を満たしたい。p143
目的型消費と非目的型消費p146
アメリカは、目的型消費が盛ん。
日本は、非目的型消費が盛ん。
・英語圏の読者数は多いし、広告料が高い。
→日本に比べ、報酬が多い。
・日本人は同質性の高い、ハイコンテキストな集団で、昔から、私小説的な機微を楽しむ文化背景があった。
平安時代の随筆や、江戸時代の茶器など。
iモード時代からのアバターや着うたはコミュニケーション消費。今のLINEスタンプに似ている。p151
ストラップは、江戸時代の根付。
Tシャツは、コミュニケーション消費。一種のアバター。
ただ商品を買うのではなく、その商品にまつわる物語や、売っている人との関係性を買っている。p167
「時間資本主義の到来」的に言うと、
人はハイコンテキストな消費にはお金を使いたい。(地元の商店街や、顔馴染みの人)
→時間快適な消費
ローコンテキストな消費にはお金を使いたくない。(Amazonやコストコ)
→時間節約な消費
チームラボの猪子曰く、本当にイケてるグローバル企業は、英語よりも非言語化を重要視しているのでは。p181
ナイキやスタバのロゴから英語が消えた、アイコンだけの非言語コミュニケーションを志向している。
日本は、アイコンや写真に溢れている。そのため、海外の人のとっても住みやすい。
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「ハイコンテクスト」と「コミュニケーション消費」のキーワードが印象的。世界はインターネットで繋がりフラット化されていっているが、何が「ヒットする」かは、国ごとのバックボーンで違うのだなと感じた。
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ITと日本、世界との流れこれ一冊でざっくりと知れました。
個人的には”今はもうできないけれど、昔はできたこと。
昔は出来なかったが、今しかできないこと。”そんなビジネスの流れをインプット出来たと思います。
ITの知識がなくても楽しめる一冊だと思います。
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これがバイブルなほどネットの世界とは薄っぺらい物なのか?ネットではなくて「ネットでの金儲け」なら理解できるが。
iモードはインターネットではなくて,パソコン通信でしかないはず。
ゼロx無限大はどう考えてもゼロにしかならない。