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面白い!
2016/07/18 08:33
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投稿者:さよならベイベー - この投稿者のレビュー一覧を見る
典型的なヤングアダルト?っていうの?
中学生のまっとうな成長青春物語。とても清々しい。
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面白かった。でも、こういう充実している中高生の本を読むと、自分が中高生だったころとどうしても比較してしまって悲しくなったり。。。
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帯には『きらきらの中学生トライアスロン小説』とあるけど、きらきらなだけじゃない。やっぱり光と闇の部分も書き分けられてて、それでも読後は心の中を爽やかな風が吹き抜けていくような気分になれる本でした。
サッカーに挫折した優太と、姫と呼ばれる県の記録保持者と、泳げないデブ(失礼)のモー次郎の3人しか所属しない水泳部の、ひと夏の物語。ぐいぐいと物語の中に引き込むようなパワーはないけれど、それでも読み始めれば最後まで一気に読み切ってしまえる本です。グッと中身が詰まってる、というよりはサラリと全体をなでながら読めるような本。
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美月と姫と優太の語らいが、かゆい!くすぐったい!あおくさい!なんて思いつつも、彼らのかわいらしさにすんごく癒された。いっしょうけんめいっていいなあ、って思う。こころをひらくってだいじだなあ、って思う。純粋にただただ心が優しくなる。あたしも、夏の大三角形に誓って、なんてやってみたいなあ。そんなこと言うのこっぱずかしいけれど。どんなことも言い合える仲であることが、とても重要なのだな、と改めて染みた。「空、広かったよ。地球と遊べた気がしたよ!」
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ナツイチで購入。中学生3人組が、トライアスロンに挑戦する話。舞台設定がすっと頭に入らないのは、描写が薄いのか、私がぼーっとしてるのか・・。けど、さわやかでよかった。なんとなく、映画化狙ってるのかなー・・という感じがした。ので、ストーリー自体はすごく好きなんだけど、テレビ的な感じの設定(双子のかっこいい少年や、自転車屋のかけごえ、など)で減点、☆3つ。
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主人公の中学3年生の男子3人が
とある機会でトライアスロンに挑戦し、
トライアスロンを通して大人になっていく、というお話です。
主人公の彼らは何も知らない子供でもなく、
また、全てを知っている大人でもなく、まさに思春期真っ只中。
純粋な心や感情を持ちつつも、上手くいかない現実にもがき、
正面から感情をぶつけ合ったりする姿は青臭くもあり、
「こんな時期もあったんだなぁ」という懐かさを思い出させてくれました。
ものごとが上手くいかない時の、
自分より弱いもの・自分を受け入れてくれるものに当たりたい気持ち、
不安なときこそ目に見える確かなものを求めてしまう気持ちが
純粋で繊細なんだけれども、でも少し残酷で。。。
そんな生々しさもシンプルに心に刺さってきます。
それぞれ心に留めておきたい事情を抱えながらも、
正面からぶつかり、また、ありのままの自分や相手(ここでいう友人)を受け入れる。
自分と向き合って、弱さを認めて、初めて強くなれたり大きくなれたりする。
大の大人だって、素直に出来ないことをさらっとしてしまうのも
このくらいの年代なのかもしれません。。
口にしてしまうと"クサイ"言葉や台詞も、
行動が伴うと悪くないなぁ、と思いました(^^)
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主人公には幼馴染の女の子がいて、その女の子と主人公の友人である抜群に水泳がすごいに姫とよばれる少年は付き合っていた。
主人公はいつのまにか幼馴染のことを好きになっているということに気いてしまう。
妙にギクシャクする3人を和ますのがブー次郎というデブな少年。
3人の少年達は先生にうまくのせられてリレー式のトライアスロンに参加することになる。
その過程を通じて、3人と女の子は互いを理解しながら成長していく。
ブー次郎は最後の最後まで優しい少年。
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帯には「トライアスロン小説」とありますが、競技そのものよりも主人公たちの中学生らしい(あるいはらしくない)悩みや葛藤、精神的成長を描くことに主軸がおかれていたように思います。だからなんだかジュブナイルなノリがする。
中学生って頑張ることを格好悪く感じてしまう年頃のような気がします。
他人からの評価が気になって、あいつは駄目だと思われたくないからわざと頑張らない。出来ないんじゃなくてやらないだけなんだよっていうスタンスで居たい。
そんな感覚には覚えがあります。
でも、これって虚しいんですよね。結局守れるのって自分の自尊心だけだし。とゆうかそれすら守れていない気がする。
前半の優太は正にそうで読んでてイライラする部分もあったりなかったり。そんな彼が、好きな子のためと言えど成長しようと自分で考え、実際に一回り成長したことに「こうゆうのいいな」と思いました。
あと話変わりますが、最近の中学生って進んでるんだね…もしかしたら一番びっくりしたことかもしらん。
ご都合主義でつまらんと感じる人もいそうですが、ご都合主義にはご都合主義の良さがある。大人になりきる前に読んでみて欲しい本の一つ。
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中学三年生の優太、姫、モー次郎は、とある理由からトライアスロンに挑戦することになります。優太はもとはサッカーがとても上手だったのに、膝の故障を原因にすべてのことから逃げるような毎日を送っていました。姫も父親の問題を抱え、モー次郎も耳の問題を抱えていました。初めは全くやる気のなかった三人だったけど、最後は協力し一つの目標に向かって頑張っていくようになります。途中で様々な問題にぶつかる場面もあるけど、最後の卒業式の場面はとても感動しました。結構読みやすい本だと思うのでぜひ読んでみてくださいね(^_^)/
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廃校が決定した中学校が舞台のトライアスロンの物語。
自治体の合併に伴う廃校で、美里村とか南郷町とか出てきて、少しだけ宮城県風。
そんなわけで、宮城県民は入り込みやすいかも!?
トライアスロンという扱いにくそうな材料だが、分かりやすく描けている。
丁寧な取材をしていることもうかがえる。
ただし、丁寧過ぎてくどい部分もあるけど・・・
たとえば、ブルホーンバーを見て、「水牛の角のような」と思う人は少ない。
題材のせいで、少し発想やメタファーの部分で制約がかかったのかもしれない。
まあ、トライアスロンの認知度を考えると、まだ話が盛り上がる前にある程度説明口調になるのは仕方ない気もするね。
そして、クライマックスシーンはテンポよく描けており、スピード感も十分。
なので、上のような点は大きな問題ではないだろう。
ストーリー展開や、伏線の貼り方も自分にはグッときた。
ジャンプ系漫画のような展開だが、節々でオリジナリティがよく出ている(特に、エピローグがいい)。
また、夏の青春、恋愛、思春期のジレンマ、・・・など共感できるシーンを現代の文脈でしっかり描けてる。
そして、3人で事に当たるという点もとてもいい。
3人いれば、そのうちだれか一人ぐらいには強く共感できる人がいるだろうから、話に入り込みやすい。
俺もトライアスロンやりてぇー!って気分になる。
文庫以外はあとがきや解説を先に読んでもいいと思うけど、文庫は読んでしまうと台無しになることがある。
この本は、解説は後に読んだ方がいい。
青春時代の、淡いけど大切な何かを思い返させてくれる傑作。
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爽やかで爽やかな少年少女小説。
決して、みんながハッピーなエンドではないけれど
こんなに後味が爽やかなのは、多分、それぞれが傷つきながらも、成長して答えを出したからだと思う。
物語に出てきた、鶴じいのような、子供を導いてくれる大人。
そんな大人に私もなりたい。
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>みんなだんだんと大人になっていくうちに、
>いろんなものをやめていくのかなあ。。。
中学生の頃とかって、夢中になっていた何かがあっただろうかな・・・
そんな季節にいる彼らがちょっとうらやましい。
鶴じいの言葉も印象的だった。
「トライアスロンの楽しさは、この地球を体で感じることだよ。
姫くんは海の大きさを、モー次郎くんは空の広さを、
優太くんは大地の強さを感じながらがんばってみなさい。
いいかい、。たくさん感じるんだよ。
そして、地球と遊ぶんだ」
夏の大三角形でも探してみるかな♪
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青春でしたよ!
私も青春時代もどりたい!
夏休みにこうやって友ダチと
すごした日々に戻りたくなった
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幼なじみっていいなぁって改めて思った作品でした。
中学校の時、水泳部とか将棋部はなかったけど
すごく親しみやすい作品で、読みやすかったです!
夏にぴったり^^
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トライアスロン大会のリレーパートに出る羽目になった中学生の物語。
大会に向けて準備を進めるうちに友情が芽生え、強固なものとなり、
3人は強力なライバルに真っ向から立ち向かうことに。
と、書くとかなり爽やかなスポーツもののようですね。
でも、ちょっと違うんだな~
家族の問題。けがの「後遺症」。過去のイジメ。
そういったものも絡んでいて少し重たい部分もある。
そして、そこに恋も絡んでいく、まさに思春期の青春物語。
視点も描き方も違うけど、小路さんや村山さんに近い部分も感じた。
最後まで読めば分かるけど、トライアスロンはあくまでも物語の中の
ひとつのイベント。タイトルからも分かるよね。
彼らがつかんだものは一体何だったのか。
皆々様にもぜひ読んでもらって、それを共有したいな。