紙の本
どんどん猫にかまけてください
2017/06/01 22:49
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者と猫のべったりしすぎない関係が大好きです。作者さんの猫愛は読んでいて嬉しくなるくらい。作者さんと猫たちの幸せをいな祈りたくなります。
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町田康の日記でヘッケやココアのことは知っていたけど、こんな風に書かれていると泣けて泣けてしたかない。電車内で読んでしまって号泣しそうになるのを必死で我慢した。自宅で寝ている我が家の猫らを想ってまた泣けた。猫飼い必読の書なんじゃなかろうか。
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愛猫たちとの暮らしを描くエッセイ。我が子(猫ちゃん)大好きな親バカ度満載な内容なんだけど・・・彼が書く文章のテンポのよさがとにかく心地よい。桂枝雀の「すびばせんねえ・・・」は自分もかつてよく真似したから笑った―(笑)しっかし・・・あれだけトゲトゲのパンク歌ってるのに実はけっこう控えめでネガティブな小市民なのね(^_^;)いい人だー。
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町田さんの作品を初めて読みました。
生きているものが直面する「死」の姿。
人の死を実感できないこの世の中、猫にはいろんなことを教わっている人間の姿がそこにありました。
ありがとう、そんな言葉をかけたくなる、ニャンコたちでした、、、。
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町田康と、町田家のネコ、ココア、ゲンゾー、ヘッケ、奈々たちの日常。
町田節で、まるで人のごとく、生き生きと描かれた、町田家のネコの傍若無人ぶり。わがままぷりがたまらない。アテレコも町田節で、みんなちょっとひねくれてるけど、いいなぁ、てカンジ。町田康の、彼らへの愛情あふれた一冊。
でも、ゆるりとした楽しい日常をつづっているだけではなく、どうしても避けられない悲しみも、きちんと綴ってある。特に、ペットを飼う人には読んでほしい。
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作家でありパンク歌手である町田氏と猫たちとの生活。
全編を通して猫満載、猫100%。
4匹の家族(猫)が出てくるが、
そのうちの2匹との別れ(死)のシーンは鼻の奥がツンとした。
私は特に猫好きというわけではないが、
町田氏の猫に対する愛ある文章は猫好きでなくとも楽しめる。
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世の中に存在するものに、愛があるのだなぁと思った。
猫飼いたいなぁ。
違う生物と生活を共にしてみたい。
なんていう興味好奇心で猫を飼ったら、失礼だろうか。
町田さん、初めて読んだけど面白い文章書く人だなぁ。他の本もチェックしてみようっと。
ライターさんに教えてもらった作家さんです。
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2011.03.26
町田さんが、猫の行動を愛らしく描いていて、思わず泣いてしまいそうになることもあって、そこらへんを歩いている猫に話しかけてみたくなってしまう。
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小市民的なマチダさんが猫の面倒を見ておろおろする
猫がロック的・パンク的である
セクシー写真満載、猫の
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もうこんなこと言うのいい加減厭なんだが(とは言えまだ2回め)
解説が糞。
文庫本はたまにこういう要らんおまけがついてくるから困る。
単行本持ってるから買うか悩んだけど、
写真がちょっと増えてるので、
解説を破り捨てる心意気のある方はこっちを買えばお得だと思います。
内容に全く触れてないけど、
とにかく町田康はいいって、それだけですよ。
あんまり動物がどうとか生命がどうとか言うのは、
わたしは好きじゃないんでマチダ先生に任せます。
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号泣。
はじめて町田さんの本を読みましたが、大号泣。
最初は関西弁と、おもしろ猫観察で楽しい気持ちで。
途中から号泣しすぎて、しんどかったです。
エッセイやし、ちょっとずつ読もうかな♪
とか思ってた自分、なんや、と思いました。
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町田康のエッセイと言うと、虚実交えた非常にユニックな面白い文章を連想するのだが、こと猫を愛してやまない町田康の本著は、実にまじめなエッセイである。まあ、『~苦虫』シリーズも、別の意味で極めてまじめなエッセイであるが。
気位の高い、姐御肌の「ココア」。ジャイアン的わがままを発揮する「ゲンゾー」。甘えん坊でなんとも健気な「ヘッケ」。喧嘩ふっかけ魔の「奈々」。以上、4匹の猫ちゃんが登場するのだが、そのいずれもに並々ならぬ愛情を注いでいるのがうかがえる。特に「ヘッケ」嬢・マダム「ココア」の看病および看取の描写は、涙を誘発するほどの悲しさ・切なさ。
異才・奇才・文筆界の荒法師とも呼ばれる著者であるが、その実生活はいたって普通で、そこからあのような小説や詩(詞)が作られているのかと想像するに、とても不思議で楽しい。奥ゆかしい。町田康の違う一面を垣間見た。
そんなことよりも、猫って可愛いね。にゃあご。
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おしゃべりな猫たちで面白かった。お別れの場面は何度読んでも悲しくて辛い。このあとのマチダさんも気になる。
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ナナに、「字を書くなんて馬鹿なことをしてすみません」と謝ったら、ナナは「こんなことは二度としてはいないよ」と言いながら廊下の方へ去っていった。(p221)
――ああ、去ってゆくナナの、得意げにぴんと立てた尻尾と可愛いお尻がぷりぷり揺れている、その後姿が目に見えるようだ。
人間でいうと百歳を超えている気位高い錆猫ココア。若いころは悪逆を尽くしたがすっかり落ち着いた貫禄十分の男、雉虎のゲンゾー。遊び好きで無邪気な、けれど14か月しか生きられなかったヘッケ。そのヘッケの生まれ変わりなのか? ヘッケにそっくり、でも、元気いっぱい神仏すら畏れぬナナ。
町田さんちの猫たちは町田さんが通常の人間に比して少しくファンシーであるのと同程度にファンシーだという。
「あなたいったい何のために生きてるの? わたしを腹の上に乗せるためでしょ?」と町田さんに町田さんの存在意義を教え込み、町田さんのお宅の中を楽しくクールランニングし、もっとおいしいご飯をよこせと要求し、雨が降れば「止ませなさい」と無理を言う。「かしこいな」と町田さんが頭を撫でようとすれば「なにがかしこいじゃ、ぼけ」と言って殴ってくる。
ファンシーすぎる4頭の猫たちはよくしゃべりよく食べてよく遊び、自由に、思うがままに猫生を謳歌する。町田さんは日々彼/彼女たちに気を使い、説教を食らい、使いッ走り、日常的にすったもんだが繰り広げられる。
町田さんならではの観察力、洞察力、そして愛情深い筆遣いで描かれる、飄々とした日々とその内にある小さな命への思慕。
猫たちに翻弄される町田さんの面白おかしい様子にゲラゲラ笑いながら読んでいると、不意に、ドバっと涙が溢れる瞬間がある。きっと猫と一緒に暮らしているひと、暮らしていたことがある人ならわかる、感情のゆらぎに襲われる。
大切だから、猫の様子に一喜一憂する人間たち。たとえ何があっても、泰然と受け入れる猫たち。彼等との日々を大切に、彼女たちの命を慈しみ、後悔のないよう生きなければと考える。そんな機会を与えてくれる、猫エッセイ。
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筆者とその家人と4頭の同居猫の話。
町田康独特の文体で描かれた猫のいる日常生活に和み、その後描かれる「死」に泣いた。
あとがきもまたいい。