紙の本
生活感のある深い世界観
2008/05/18 15:06
9人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
凄まじく濃く丁寧に描かれた中華風ファンタジー
キャラクター達の生活感が滲み出ています
武侠テイストとボーイミーツガールが混ざりあって、熱く楽しく大きく期待の持てるシリーズ
劇中劇もいいアクセントを与え、ファンタジックな世界観を彩っています
紙の本
全キャラが血の通った人間
2012/11/29 15:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Antikim - この投稿者のレビュー一覧を見る
話があっちこっちに寄ってるので超目標が見えない話。
しかし、全キャラが血の通った人間してる。凄い
主人公に集中させないし目標もハッキリ見えないので
基本的に超マイナー志向の小説。
でも滅茶苦茶上手いと思います。
あと、ベルガ様可愛いです
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2009/01/05読了。
文章うめええええええぇぇぇぇぇぇ!
お…思わず興奮してしまった。
この著者についての噂には聞いていたが、著作の内容が、「イリヤ」とか…なんというか、男性向けエロゲ的ライトノベルだと思っていたので、なんとなく鬱になるのはやだな〜、あと私、女だしと思って忌避していた。
しかし。しかし!
そんなこと関係ないよ〜〜!本当に物語りが上手くて、人物描写が最高だと「はっ!ここで萌えろ!って作者にねらわれてる!」って気づいても、「だめだ…この娘、めっちゃ可愛い〜!」って自動的に思わされるものなんだな〜
ちょっと、ここまで気持ちよく作者の意図にのせられたことってラノベではほとんどないから、衝撃でした。
ラノベ的キャラであってもキャラクターではなく「人間性」を伝えられる作家って存在するんだ。本当、物語とかジャンルで優劣はつけられない。
さらに、この著者が一級のファンタジー作家であることは本当に間違いがない。
序章、いきなり決してこの世でありえないシーンが、臭いすらあるような感じで全く違和感なく展開される。
その後も、市場の様子、人々の反応、観念、全く現代と違う世界を、現実感を伴って現出している。
まさに一流ファンタジー作家。トールキンが言うところの、「翠の太陽がある世界」を描ける一人かもしれない。
なんか、うまくいけば、十二国記レベルの中華世界創造できるんじゃないだろうか。という気さえしてくる。
特記すべきなのは、また編集である。
回想にまるまる費やされる序章から本編にはいるところに、見開きでイラストページを置き、タイトルバックしてあるのである。
まるで映画を見ている感覚に陥るような構成だった。
新年早々、良書を読むことが出来ました。
次作が出ることを切に願います…。
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10年経って最終巻となる予定の3巻が出ず、これはもう一生書く気ない、あわよくば死後に誰かが勝手に引き継いで完結させてくれればいいと考えていると取りましたので、一旦2巻までで感想を書きます。
本書は古橋秀之氏の 龍盤七朝・ケルベロス シリーズと世界観を同一とした作品で、龍盤七朝の世界の中で秋山瑞人、古橋秀之両氏で話を作り上げる企画になっています。
龍盤七朝・ケルベロスは未読です。そのうち読む予定ですが、古橋秀之氏も筆が遅いことで有名で、龍盤七朝・ケルベロスも7年ほど前に"壱"が出て以来"弐"が出る気配もないです。
本書も次巻が出ることを期待する方は購入をお勧めできません。
内容は、それでもさすが秋山瑞人といった感じで、読みやすく面白いです。
ただ、2巻で止められると誰も報われず、意味深に広げられた風呂敷が片付けられずはためいたままとなってしまうので、早く完結させて欲しいと願うばかりです。
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はやく続きが読みたい!!!!待ちきれない!!流れるような文章、イキイキとした登場人物、そして穏やかに確実に進む物語。どれをとっても天下一品。あーもー早く次巻でないかな!
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「猫の地球儀」が大好きで、秋山さんが久しぶりに新刊出してる!と思って買っちゃいました。
暖かくておかしくて涙が止まらない―――猫の地球儀の2巻の紹介によく書いてある文ですが、またそんな感じになりそうだなあと思う。
涼孤頑張れ!
ただ個人的に思うのは、「世界」を書きたい小説は、キャラクターのことが全部知りたい!っていう人に不向きだから
2冊目でラストってそんな、絶対私の中で未消化で一生残りそう。猫の地球儀みたいに・・!
なんにせよ、2冊目に期待です。あまり間があかないといいな
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秋山瑞人の名前買い。
古橋秀之先生との世界観共通という事で…似たジャンルとして書かれた同先生の『IX』(ノウェム)の続きが出てない事に些かの不安があるだが…。
いや、なかなか面白かったです。
導入と言ってもいい内容で一巻使うのかとは思いましたが、端々に見える秋山先生の作風に懐かしさがこみ上げてきました。
ひとまず二巻に期待してます。
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くそ、月華がかわいすぎる。小さい女の子の描写では秋山の右に出る者は居ないのではないだろうか。デストロイ。
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いつのまにやら秋山瑞人が出てたのでなんとなく購入。
しかも古橋と共同制作ってなんですかこの豪華さ。
でも、なんかすごく続きが出なさそうな気がするのは気のせいですか。ひょっとしてデストロイの季節が来ないのを自分はうらみすぎですか。
そんな感じで読んでみたけど文体はいつもの秋山瑞人。
でもなんとなくノリきれてない。物語が出だしにすぎないからなんでしょうか。
でもあと一冊でこのエピソード完結とのこと。
ええー。急加速にもほどがありますよ。
こんな設定出されたらあと10冊くらい続くのかと思うじゃないですか。
とにかく、続きが出たらちゃんと買うので早いとこお願いします。
あと、もうプロットだけでも何でもいいからデストロイの季節がなんだったのか位教えてください。
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久しぶりに読んだラノベかも。
ほぼ序章に近いけれど、これは面白い。
変に萌えにはしっていないところも好き。
中華風ファンタジーということで文中に出てくる言葉に少し癖はあるけど、一度慣れてしまえば後はするする読めた。
きな臭いことが起こりそうな気配もするし、今後物語がどう進むんだろう。
2人の作家によるシェアワールドということで、もう一人の古橋さんのほうの物語も気になるし、これからを期待!
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おてんば姫ベルカと
絵描きで生計をたてる被差別民族のジャンゴの話
一見接点がないように思える二人だが、
強大な剣術の才能があり
自身ではそれに気が付いていない
という共通点を持つ
まるでその力に導かれるように
序章ともいえるこの一巻で二人は出会う
二巻がものすごく盛り上がりそうな予感なんだが
いつ出るのか、本当に出るのか不安
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……途中でめげた……。
ヒロインの好き嫌いが激しいので、好みのヒロインじゃないと時折こうなる。電撃はどうしても……なぁ。
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どうもまだ完結してないようなので、終わってから読もうかなと思っていたけど機会があったので1巻だけ。
秋山作品飢えてるのでこの文章読めるだけでなんかうれしい。
一巻だけだけど恐ろしく作りこまれた世界を感じる。そしてあいかわらずのうんこ。うんこ出てくると安定の秋山ワールドみを感じてしまうのは私だけだろうか。なんだろう、罵倒とかギャグのためだけでない、世界観に基づいた汚物というか…。
続きが楽しみだけど、まだ2巻しか出てないので手をつけるべきか悩む。
ただ一つだけ、ベルカとかジャンゴとかどうしてもその読み方が違和感しかなかった。
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内容(「BOOK」データベースより)
虐げられる民“言愚”の青い目を持つ涼孤は似顔絵描きと講武所の下働きで糊口をしのぐ。かつて胡同の闇の中で、素性の知れぬ老婆より剣を習い、双剣を授かる。卯王朝、第十八皇女の月華は屋敷を抜け出しては市井を探検する。感情が高ぶると地団駄を踏みながらぐるぐる回る癖がある。涼孤はどぶ川の畔で双剣を持ち“龍を呑む”。月華はそれを目撃し―「妾も剣をやるっ!」鬼才・秋山瑞人が贈る、剣をめぐる物語。古橋秀之とのコンビによるシェアワールド企画“龍盤七朝”第一弾登場。
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龍盤七朝シリーズの第1作。中華風ファンタジー。ラノベかと思っていたが、新聞書評がかなり好意的だったので興味をもって読んでみることに。
で、これが実に面白い。青い目の涼狐(ジャンゴ)は身をやつしているが、龍の双剣を継いだ若者。そして世間知らずで高慢なお姫さま月華(ベルカ)も、やはり只者ではない剣技の才能を秘めている。
キャラクター造形的には『星界の紋章』のジントとラフィールのような感じでもあるのだが。なかなか設定も魅力的で、構成もしっかりしていて、ぐいぐい読ませる面白さがあった。
長いシリーズにすることも可能だろう。(全3巻完結らしいが)
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久々に引き締まった文章
最近は行間がないだらだらとした文章が多い中で嬉しい限り
身分違いの恋愛となるのかどうなのか
月華は剣に目覚めるのか、ジャンゴから教わるのか
続きが気になる