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「日本は、世界でも群を抜く財政赤字レベルなのに、どうしてAA-(S&Pによる)程度に収まっているのだろう」と思われる方には、ぜひお勧めしたい。
米国サブプライムローン問題、欧州の財政問題を経て、格付けのあり方が問われている今、国内外の動向を知っておくためには格付けに関する基礎知識は欠かせないと思う。
1冊すべてを使って格付けについて記述してあるので、用語解説本では到底網羅できない基礎から時事的な内容まで詳しく理解できるだろう。
金融や経済にそれほど詳しくないという方にもわかりやすい表現が使われているのでぜひ手に取って頂きたい一冊だ。一方で、ある程度精通している方にとっては、物足りないかもしれない。
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日本や米国の格下げ以前から格付けについて気になっていました。
ムーディーズ、S&P(スタンダード・プアーズ)、フィッチ以外の格付け会社についても知っておきたいところです。
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格付けが何たるかを勉強するのに最適の入門本。格付けが一つの社債の予想デフォルト率じゃないってのは、完全に勘違いしてた。そして米国と日本の格付会社の違いについても、実際にうちの会社も日米で格付格差があるし、実際彼らの質問も結構違うとこがあって面白い。分かり易かった!
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格付けの仕組みを分かりやすく説明した本。
ソブリン格付けを算定する際、格付機関が重要視するポイントや、社債格付けの算定の仕方など、シンプルに解説してくれる。
中でも勉強になったのは、なぜサブプライムローン証券がAAAの格付けを得ていたのか、という部分。返済順位に優先劣後をつけることで、高い格付けを得ることができるスキームになっていたとは。
さらっと読めて勉強になる、なかなか良い本だと思う。
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格付け会社やソブリン債についてわかりやすい説明をしているが、『経済は、xxで動く』系のタイトルは売ることを考えた意識がありありで気に入らない…