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戦後大学数47から350校になる 大宅壮一 駅弁を売るような市や街であれば、どこでも大学があるとのことで駅弁大学と名付けられた
明治、中央、専修は神田界隈に設置。教授陣を帝大にあおがなければならなかったから。早稲田慶応は違う
福永文夫 大平正芳 中公新書
ローマ帝国衰亡史 ギボン
小山常実 歴史教科書が隠してきたもの
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【大学がわかる】
イギリスの辞典『OED』を引けば、言葉の意味だけでなく、用例を調べられるが、その多くは「初出」らしい。著者は、日本にも同様の国語辞典があれば、随分便利だと言う。図書館でもぜひ揃えたい。
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購買意欲をそそるキャッチーなタイトルから、今日の教育課題への一抹の処方箋を探そうと、本書を手に取った。が、本書は下流化への考察というより、著者による大学が下流化したことの認識の過程を記したものという印象を受けた。また「教養主義」への郷愁の思いを綴った書ともいえるかもしれいない。私自身はある意味、教養主義にあこがれに近い感情があり、今日的な教養主義について調べてみたいと思っているところなので、この本の前半は気楽に読みとおすことができた。
修論に教養教育をテーマにしたいと思っている。60頁に紹介されている以下の本の存在を知れたのは収穫だ。
『市場化する大学と教養教育の危機』 / 上垣豊編著
(龍谷大学社会科学研究所叢書 ; 84)
<総合図・開架 377.15:U34>
ノスタルジーの古典回帰、市場化派の英語・ITスキル、とは別の「市民としての教養」が提示されているらしい。戦後の善良なる市民を育成するための一般教養とどこが違うのか。この辺に関心を持って近々読んでみようと思う。
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センセ、清濁併せ呑みすぎです。それと、知識社会学あるいは文化社会学的アプローチの限界がこんな所でさらけ出されるとは思いませんでした。
書評で取り上げられた本は楽しそうな本が多くて参考になりましたがね。もちろん歴史修正主義者というか単なる扇動家の本以外は、ですが。
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大学の時勉強しなかったのは、企業忍者入るのには課外活動でコミュニケーション能力磨いた方が近道だと気づいてたんだ、短絡的な私。
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最近の一方的なバカ学生、バカ大学批判本の類かと思って手にとったら、思想的な本だった。簡単に言えば全共闘や福沢諭吉まで遡りながら現在の大学の下流化を探る内容。
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文系の目から見た大学の質の低下が、学生だけではなく教員にも構造的にあることを指摘した本書。
なるほど一般の大学でも同じような問題があるのかと納得した。
ただ、文系ゆえか原因の分析がその時代のせい、国の政策のせいという論調なのは少し感情的過ぎはしないか。
途中から書評の寄せ集めになっていたのは残念。
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興味深いのは、大卒者の就職難は明治以来ほとんどの時期がそうであったとのこと。しかし、今との違いは高卒あるいは中卒者の就職率はその時代にも好調だったが今は高卒は大卒以上に厳しいという時代! ある意味では今は一番深刻です。就職できないためにどんどん高学歴化が進み、それが大学の質の低下(下流化)を招いているというのが主張です。以前は就職のために高卒で就職していったのですが。合コンが合ハイよりなぜ優れているか?、関東優位史観(井上章一)の紹介など、「ニッポン社会考」の小論文がどれもが楽しいです。
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出だしは硬派な教養論と思いきや、後半はもっぱらエッセイに流れ、かる~い感じで読了。大学の下流化は、事実として受け止めるしかない。
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大学の下流化はIDEの原稿を改編したものであるとのこと。それ以外はうまくもない書評を寄せ集めた本であった。