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みんなのレビュー8件

みんなの評価3.9

評価内訳

  • 星 5 (0件)
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  • 星 1 (0件)
7 件中 1 件~ 7 件を表示

紙の本

泥棒はルパン三世?

2002/08/26 16:31

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:AK2 - この投稿者のレビュー一覧を見る

留守宅であるのを確認して泥棒に入ったら、そこには死体。
唖然、呆然とする間もなく、警察が踏み込んできた。
そんな時あなたならどうする?

「そもそも泥棒なんてしない」…ごもっとも。
でもお話の中ならいかがでしょう。
こんなジレンマとピンチに陥った、泥棒さんのその後、が気になるでは
ありませんか。

ましてその泥棒さん、鍵開けの腕は上々、暴力は大嫌い、女には甘くって、
そのうえちょっとお人よし。
かの有名なモーリス・ルブランさんの「怪盗ルパン」みたいな、いやいや、
アニメの「ルパン三世」みたいなキャラクターなのだから、思わず「頑張れ」
と応援したくなっちゃいます
(「バーニイ」という名前もウサギみたいで可愛いし)。

そもそもこの本を知ったのは、タイトルの付け方がリリアン・J・ブラウンさんの
「シャム猫ココ」シリーズと似ていたから、というだけだったのですが、ユーモアと
機知に富んだ文章の楽しさ、という点でも似てました。

固ゆで卵(ハードボイルド)ならぬ半熟卵(ソフトボイルド)な
歯ごたえ(語り口)なので、気楽にあっさり味わえます。
どうぞ美味しく、召し上がれ(シリーズ作品だからオカワリも有りですよ)。

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電子書籍

早すぎた新しい怪盗紳士像

2015/08/17 00:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Mikk - この投稿者のレビュー一覧を見る

※ミステリのレヴューにつきネタバレを慎んだ結果、具体性が無い点にはご寛恕頂きたい。

本書は泥棒を生業とする主人公が殺人事件を解決する物語であり、いわゆる「怪盗紳士もの」に分類されると思われる。
しかし主人公バーニィの武器は、他人になりすます変装術や、奇抜なアイテム等ではなく、鍵を開ける技術のみである。
また、彼は他の怪盗が持つ「伊達男」的要素も持ち合わせていない。
そんな彼が鍵開けの技術と、NYの一市民として可能な行動を駆使して事件を解決に導く様は、怪盗の持つイメージからかけ離れている。
その時々に自分がとれる手段を模索する彼の姿は、一歩間違えれば泥臭くなりかねない。
しかし本書を読んで感じるのは泥臭さではなく、爽快感である。
巧みな筆致によって、彼をドタバタコメディの世界ではなく、ミステリの枠内に収める作者の手腕には称賛を禁じ得ない。
ダークヒーローではない、「根明のイカした泥棒」という新しい怪盗紳士の物語は実に痛快である。

さて、本作はローレンス・ブロックによる泥棒バーニィ・シリーズの一作目にあたる。
日本ではスカダー・シリーズ(『八百万の死に様』など)で高い評価を得ている作者であるが、泥棒バーニィ・シリーズの方はやや知名度が落ちる。
私見を述べさせてもらえば、これはミステリ・犯罪小説の評論家たちにスカダー・シリーズが持つような「暗さ」を愛好する方が多いためではないかと思われる。
ハードボイルド系の探偵ブームが一段落した現在ならば、バーニィのようなキャラクターが再評価されるのではないだろうか。
特に古典ミステリもハードボイルド小説もノリが合わないと敬遠されている方には、ぜひ本書の小気味良い雰囲気を味わって頂きたい。

最後に、評価として本書には4点を付けさせてもらったが、これはあくまで後の作品と比べると粗が目立つと感じたためであり、やや意地の悪い評価だったかもしれない。
既出のレビューで書かれている通り、この作品の時点で既に軽妙な語りは健在であり(これは訳者の腕によるところも大きいと思われる)、十二分に楽しめる一冊である。

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2007/09/25 01:22

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2007/02/22 23:34

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2017/04/10 00:25

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2007/05/15 07:04

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2014/08/24 15:39

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