紙の本
他国との野球文化の違いを語る
2020/08/17 14:17
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投稿者:もちお - この投稿者のレビュー一覧を見る
第3回目のWBC展望に始まり、日米での長い野球生活の中で野球とベースボールの違い、これからの日本球界の希望までを語る本。著者の語り口が柔らかく、関西弁を文字表現できるのがすごいし、とても読みやすいのも本書の特徴。パワー型のアメリカ野球と細かいことを得意とする日本野球。アメリカ野球の文化で粋なストーリーの紹介が差し込まれていて、その箇所が必読ですね。
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「野球のできるエッセイスト」田口壮選手が引退してから初めての著書。野球を仕事にして暮らした事件だらけのアメリカ生活をリアルタイムで語っていた、これまでの3冊の本が抜群に面白かっただけに、よくある普通の選手OB本になってしまったこの本は少し残念。とはいえ、大谷選手のメジャー挑戦をどう思っていたかなど、現場にいた人ならではの考え方になるほどと思うところ、たくさんありました。
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プエルトリコとベネズエラは犬猿の仲 モリーナ三兄弟全員捕手 庭にグラウンド ホルプス キューバ亡命 イカダ トムソーヤの冒険 169キロ 最短距離を最速で 大谷 人材流出 資金力 K-1 ヘッドが効いたスイング 不文律 乱闘 セイバーメトリックス 人生の特等席 スカウト クリント・イーストウッド ツーシーム=シュート フォーシーム=直球
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日本プロ野球とアメリカ大リーグの様々な違いを、実体験を元にして浮き彫りにする。軽いタッチで書かれているので読みやすい。余談は、まあまあかな。
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田口氏関連3冊目。
自身の経験による主観、メジャーと日本の客観視そして批判だけでなく提案もしていることが好評価。
メジャーリーグの文化について知ることができ、日本野球の裏側も知ることができ楽しく読むことができた。
終章の「野球をするって、『プレー』って言うやろ?野球は、楽しい遊びの延長線上にある」という言葉は心に響いた。
喜怒哀楽もだし、かっこつけずに全力投球!それが自分のプレースタイル。
ワイルドリーガーの「Let's play two!!
」を思い出した。
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しばらくコーチ・指導や育成, 働き方についてという複雑なテーマの本を続けて読んでいて、息を抜けるような著書。数時間程度で読了できました。選手は野球をするのが仕事。どんな仕事でも頭は良くないと上手くならないということ。
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野球に対する愛情をとても感じました。
日本球界とメジャーリーグ、マイナーリーグと経験してきたからこそわかること、日米野球の違い、良し悪しといった話。
人間性を慮る人物像がありありとしていますね。セイバーメトリクスに対する反感とか。
日本ではスター選手の一人でレギュラーが当たり前という環境から、開幕ロスターに残るための生き残り争い、25人目の選手として試合に望むためのメンタル面の意識改革や、オプション制度のマイナー降格話などイチローやダルビッシュといったスター選手ではなく、ロールプレイヤーという立場でメジャーリーグで成功を収めた田口だからこそ書ける説得力のある体験談。
文章も軽いノリで読みやすくて面白いです。
あと、お嫁さんが大好きなんだなーって感じましたw
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クライマックスシリーズを批判する方は多いが具体的に改善策を出しているのにプロ野球に対しての真摯な気持ちが伝わりました。
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元メジャーリーガーの田口壮の一冊。
野球とベースボールの違いを、日米の比較文化論と合わせて小気味良く語っており、とても面白かった。