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紙の本
ダメダメな魔法少女
2015/08/27 09:31
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある日、この世界に魔法世界から魔法国家まほろばがやって来た。世界は混乱し、一部の国は軍隊を差し向けたり、緊張状態に陥ったのだが、結局は友好的に対話が続けられることとなり、まほろばから日本のまほろ市の幻城址学院に親善大使が送られることになる。その魔法少女の名はゆうま。
ゆうまは、突然この世界にやって来て不安になっているまほろばの人たちのために、魔法少女の力を見せつけて平和を勝ち取るつもりだった。…でもすぐにあきらめた。なぜなら、幻城址学院の生徒たちは、魔法少女も目じゃないくらい、特殊能力を持った少年少女がいっぱいだったのだ。
地面を割る怪力少女・平田依子や、忍術を使う忍足マナ、作りだされた恐竜や幽霊たち、退魔師の家系の大道寺嵐、そして変態天才の山田に度肝を抜かれたゆうまは、彼女たちと共に学園生活を満喫する。
しかしその生活をぶち壊す様に動き出す黒猫アンノンと、謎の影。アンノンは復讐のため、世界を消滅させようとする。その試みに、ゆうまだけでなく、嵐や山田も巻き込まれていくことになるのだった。
魔法少女と銘打っているけれど、肝心の魔法少女は役立たずのマスコットみたいなもので、結局事件の中枢にいるのは、山田と嵐という二人の人間。なぜ彼らが主役なのかは、事件が進行するにつれ明らかになる。
文体は三人称なのに、語り口調で書かれるので一人称っぽくて、少し違和感がある。ここはもう少し分かりやすく読みやすくした方が良いと思う。そして主人公であるはずのゆうまは、大概丸投げでひどいもん。でも、年齢を考えればそれが普通であり、そしてそこが物語のゴールにもなっている。
学園の中でドタバタやって終わりかと思いきや、後半にはとんでもないところが舞台になっていく。それなのにそこで繰り広げられるのは、基本的に痴話ゲンカだというスケールのギャップがおかしい。…うん、トータルで見ると、痴話ゲンカが世界を動かしたようにしか見えないな。
そして何がサカサかと言えば、おそらくは時間軸かな?
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