- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
4 件中 1 件~ 4 件を表示 |
紙の本
被差別者だからこそ得た視座が、世界を変える物語
2010/09/01 23:32
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もりそば - この投稿者のレビュー一覧を見る
「戦記」という名前に惹かれて読み始めると、主人公が仮面をつけて幽閉されており、それを忠義心の強い部下が助けにくるという展開。
(なんかどっかで見たパターンだな、大丈夫かな)
と思って読み進めていくうちに、予想以上に面白くなってきて、気づけば四日で全七巻を読了してました。まぎれもない傑作だと思います。
主人公ユリアスは呪われた星のもとに生まれた王子で、仲間以外ほとんどの人間から差別されます。
しかしそういう生い立ちだからこそ、身分制度に疑問を抱き、被差別民族「騎遊民」の苦しみを知り、彼らを盟友とし、差別をなくすために戦う。弱みが強みに変化し、世界を変えていく力になる。
ユリアスは有能ですけど、かなりミスも犯します。自分が見たい現実しか見ないときがある。そのためしっぺ返しを喰らい、傷つきながらも成長していく。
あと主人公軍の人間たちが、感情に流されてミスしたり、「騎遊民」を差別したりと完璧じゃないんですよ。
聖人君子はひとりもいない。そのあたりが生臭くていい。差別を乗り越えて強い絆が生まれ、読むこちらの心をアツくしてくれるわけです。
戦略や会戦もきちんと描かれていて、戦記もの好きな私は十分満足できました。
紙の本
道行く仲間を得て
2006/05/23 22:55
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
守護星がその人の人生を左右するという信仰が根深い中世欧州のような架空世界において、破蠍星という忌むべき星の下に生まれた皇子ユリアスの活躍を描く第一弾。
ノルマルク王国は滅びに瀕していた。ユリアスの幼少期の朋友デミアン率いるパルティスカ王国の攻撃の下に。長き幽閉から脱したユリアスは、パッシェルダールと共に王国復興のために動き出す。ユリアスの行く手に待つ物語とは…
ファンタジーの王道を進む物語。安心して読めます。
4 件中 1 件~ 4 件を表示 |