紙の本
いままで見えてこなかったものが少しだけ形を現します
2003/01/26 16:29
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投稿者:よろよろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
AV監督さんということもあって、手を引っ込めちゃう人もいるんじゃないかな?
ちょっと読んでみればただのスケベオヤジじゃないことがわかるよ。水を飲むようにこの本を読んでみれば、心の渇きが少しだけ潤ってなんだか楽になるはず。
ただし、その先自分を潤すのは自分しかいないのだ。楽しくハッピーな人生を送りましょう!
読むべし!!
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07/14
AV女優志望の女性の過去をたどり、自分の半生もからめ、トラウマやいやしの問題を語る。
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感情を解放するには、セドナメソッドよりこちらの方が自分に合っていました。
要点をエバーノートにまとめ、週に一度は読み返しています。
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「読んでいるだけで癒された。」
これが読後一番最初に思い浮かんだ感想である。
本の前書きには、「理性と概念思考の混同が随所に見られたため、改稿することも考えた」とあったが、だからこそ文章全体に著者自身の心の葛藤が伝わってきて、自然に心を動かされた。
前作、『プラトニック・アニマル』を読んだことが、私をこの作品に導いている。そして本作の『オープン・ハート』では、アニマル的な肉体の世界から、よりハート的な精神世界に焦点が当てられていて、単にAV撮影秘話を聞いているという感覚はまるで無い。
本書では、AV監督代々木忠氏と性的トラウマを抱える女性たちとの交流において、彼が人の心の闇に強い関心を抱き、実際に彼女たちの心を開こうと対話やSMプレイ、時には催眠術などの様々な方法を試みた様子が記されている。
しかし、彼は一体なぜ、そうまでして彼女たちの心を開こうとしたのか。
そこには著者である彼自身の激動の生い立ちや満たされなかった思いが深く関与していた。
人間社会で生き延びながら、本当の意味で幸せでいることはどういうことかについて、自問自答しながら、読者に語りかけてくる作品。