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藤堂作品をレビューに載せるのは初めてだが、
レビューを書くようになるずっと以前に、
藤堂作品にハマって読みあさった時期があった。
今思うと、あの時期は今回への布石だったのかもしれない。
表題作品を含む5つの短編集のどれも、
主人公は40代後半〜50代の独身女で、
同年代の私はすんなりと物語に入り込めた。
(ただし独身者の気持ちは理解不能だが)
あまりにも普通に生々しい女たちの生活なので、
読んでいて感動するとか面白いという内容ではない。(笑)
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生々しい
人として。
綺麗に生きられないものなのだと痛感させられる。
だからこそ楽しいのよねえ
後悔してでも。
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「彼は二十五年ものあいだ、私の情夫だった。同時に私も、彼の情婦だったのだ―」という帯の引用に興味を引かれて読んでみた。タイトル作を含め、40代・50代前半の女性達を主人公に異性や友人との関係を描いた5編の短編が収められている。それぞれ、25年間続いた情夫、隔月にランチを共にする級友、酒場で出会った10歳下の女性とその弟、親子ほど年の離れた美容師、週に一度家事を手伝いに来る10歳以上年下の男といったシチュエーションで主人公の女性に彼らがどう見えているかが描かれている。少々シニカルではあるが、読みつかれる程重い内容でもなく、短編ということですぐ区切りもつくので、少々空いた時間に妻を始め私の周りにも沢山いるこの世代の女性達の目線を知ることもできるの面白い1冊。
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年配の女性の微妙な心理を描いた短編集。
細かな描写がリアルに感じれてその点は面白くもあった。ただ短編なのでいつも尻切れとんぼな感じでした。
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私自身は恋愛体質ではないので、違う世界の話として楽しめた。
サガンがどこか書いていた「若い女性ではなく、『いつまでもお若い』と言われる世代」に属している女性なら、
共感出来る心の機微が描かれていて面白い。