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文学がまだ俗物とされよいとされない時代。
女性は型にはまることがよしとされる時代。
ヒロインはそれでも文学を愛し、その双方の流れに逆らう。
結果的にヒロインは男装して、女人禁制の文学倶楽部に参加する。
設定はいわゆる王道的少女漫画で、これといって新しさはない。
が!いい!かわいい!
文学に対する純粋さと、性格の純朴さが相まってヒロインがとても可愛く書かれている!
そしてヒロインの男装に気付いている唯一の男がその純朴さ純粋さに惹かれるという王道中の王道!
(今のところは)恋愛模様もドロドロしていないので清々しく読める1冊です!
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主役だけでなく、脇役たちもこの先どうなっていくのだろうと期待が膨らむ。
特に印象に残ったのは第4話の後半146ページの一コマ目。ページをめくったところで意見表明。凛とした百音の姿にはため息が出た。
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表紙買いして大正解。ほわほわピンクの表紙に、茶色のインク。女性が文學を愛することが認められなかった時代(明治か大正時代かな?)。主人公百音は男装をして、女人禁制の文學倶楽部へ。そこで出会った「仲間」。彼女が描く世界も、ある意味惹かれあっている夢さんとの関係も気になるところ。袴いいなぁ。
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天乃タカさん、そして大正時代の雰囲気に惹かれ即購入。
やっぱり絵がかわいい!
話は結構王道ですが、面白い。
主人公・百音の文学に対する姿勢が素敵!
たとえ風当たりが強くても文学を愛する気持ちを貫く百音の姿勢には男女問わず惹かれてしまうと思います。
文学について触れつつ、百音の中の文学がどう変化していくのか、また、為人との関係やお園らの恋愛模様がどうなっていくのか気になるところ。
次巻が楽しみです。
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男女差別の残る明治時代に文学を志した少女の物語。主人公が求める文学表現というものは、(本巻の時点では)性別とは関係がないのだが、女性であるということで学校や社会から差別を受けることになる。このテーマは現在であってもまだ通じており、たとえば、現在の二次創作同人誌などの表現活動は女性にとっては「隠さなければならないモラトリアム」であることが多い。しかし本作の主人公はモラトリアムに甘んじることがない衝動を持っているようだ。
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こういう作品を心から楽しめなくなったのはいつからなんだろう…登場人物みんなが主人公を大好きなわりにわたしは大好きになれなかった。
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男尊女卑の、まだ女性が文學をするのは認められなかった時代。
「文學を愛しているんです!」の百音のことばが真っ直ぐ心に伝わってきた作品でした。
髪を切り、男装をしてまで文學を志す百音。
結果的にそれを支えた仲間も温かかったです。
また、夢さんが何だかんだと百音の世話を焼く姿が微笑ましかったです。
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全部2巻。
百音(もね)ちゃんのまっすぐな目がキラキラで、可愛くて。
男尊女卑の時代背景。
少し、調子よく進みすぎだな~という気もしないでもないけれど、可愛いから許す(笑)
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【あらすじ】
その少年の名は百音(もね)。正体は男装した美少女だった――。
「なにものにも縛られず、自由に文學(ぶんがく)を愛する」、それが文學倶楽部。
だが、その倶楽部は女人禁制であった――。
「女」の自由に制約があった時代、なにをするにも「女のくせに」と咎められていた時代。
幼い頃から読書を好み、本を愛し、文章を書く喜びを知っていた少女・百音(もね)は、
長い髪をばっさりと切り、男物の服を着て倶楽部の門を叩いた。
「頼もう、僕を文學倶楽部に入れてほしい」……。
正体を隠し、仲間を裏切りながらも、自分の夢に向かってまっすぐ進んでいく"文學ガール"!
笑顔、苦悩、喜び、不安……、思春期のくるくる変わる少女の表情を鮮やかな筆致で描き上げる、俊英・天乃タカの最新作!
【感想】
わたしも小説が大好きだから、百音の気持ちが痛いほどよくわかった。でも、自分の性別を隠してまで文学を愛する気持ちを、文学をやりたいという気持ちを、貫き通せるかと問われたら、わたしはすぐには頷けないと思った。だから、百音の強い意志に感動させられた。百音みたいに強く自分を持てるようになりたいと思った。