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あらゆる書籍から、人の口から、時に風景などからも。
ごうごうと氾濫し続ける言葉の激流の中から、時折魂を得て、舟と化す言葉に出会う事がある。
(ふー、助かった・・・)
と、その舟に乗り込み、安心して眠れる幸せ。
大丈夫なのだ。
決して大きな舟とは言えないが、決して沈まない。
そして、
正しい進路を目指してくれると思うのだ。
おいしいとこどりの名言集ならとっくに多くの人を乗せた舟と化してはいるだろうが、
なかでも…
(この舟に乗りたいっ、この舟じゃなきゃ嫌だっ!)と、思わせる言葉と出会う楽しみがあるのもまた、一興。
私がどきん、としたのはアルベルト・シュバイツァーと、言う人の
(化学系は弱いので、実はこの人の事を良く知らない…。)
『希望ある未来は人の良心のなかだけにある。』
>人間の内面の世界は非常に神秘的なものであり、相手のポケットに手を突っ込んで調べるように他人の内面をわかろうとしてはいけない。
>力のあるものほど、無言のまま働き続ける。
真の道徳は言葉の終わった所から始まる。
ちょっと、この人の事を知りたい、と思った。