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楽しく読めました。
コージー・ミステリの定義を池上冬樹さんの解説で取り上げています。「恐ろしい事件が起こっても、それが解決すると再び平穏な、心地よい平凡な日常的な生活に戻っていけるという安心感に支えられたミステリー」なんだそうで。まさに本書はコージー・ミステリ。
若竹氏の作品を読んでいつも思うのが、伏線の上手さ、面白いキャラの登場人物たちの上手さです。
本書でも古書店「アゼリア」のオーナーで大富豪でもあり、めちゃロマンス小説に詳しい紅子さんがいい味をだしています。
なんとなくキャロリン・G・ハートの作品を読んでいるような感じもしました。(意識しているのかもしれないのですが)。
すっかり紅子さんファンになりましたよん。また紅子さんが登場する小説が読みたいです。
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初めて読む著者だけど、すごい茶目っ気あふれるセンスがあるんだなという印象。人の弱さをさらっと描く割に、ダークにさせない。
一つの長編の中で、いくつもの謎が絡み合って一つ一つほぐれていく様子は読んでてワクワクでした。
ロマンス小説が重要なファクターとなるなか、巻末の紅子さんのロマンス解説がとても初心者には嬉しかった。奥深い世界、自分の知らない世界が広がってることを実感させられた。まぁ『アゼリア』が空想の産物という話を、紅子さんにアッケラカンと説明させる著者には、もう小憎たらしくてしょうがないけど、憎めない。ちきしょー。
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葉崎市シリーズのコージーミステリー。
解決したかと思いきや、別の側面を見せるどんでん返し。これがあるから読むのをやめられない。
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いろいろ盛り沢山て感じ。最後のほうで隠されていた事実というものが出てくるのだが、驚愕!というよりは、そんなものでしょうねって力が抜けていく感じ。
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若竹さんの本は本屋さんになかなか無くて、いつも古本屋さんに行って見つけます。だからアゼリアの雰囲気とか真琴さんの編集での古本屋特集とか、読んでてワクワクします。若竹さんお得意のコージーミステリィ。とても面白かった!他のシリーズも目下探し中。
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次々と不幸な目にばかり遭ってしまう真琴は、辿り着いた葉崎市の海岸で溺死体の第一発見者になってしまう。
運良く古書店アゼリアの店番の職にありついた真琴だが、そこでも新たな死体が。
事件の陰には葉崎氏の名門・前田家にまつわる秘密があった…。
「ヴィラ・マグノリアの殺人」に続く、葉崎市を舞台にしたコージーミステリ。
前作で登場した人物が少し出てきますが、独立したお話なので前作を読んでいなくても問題ありません。
地方の資産家の親族同士の愛憎劇の上、トゥーマッチな登場人物たちがわんさか出てきて、ちょっとテレビの二時間サスペンスみたい…と思いきや、終盤のどんでん返しの見事さに感嘆させられました。
軽妙洒脱な会話と細かいエピソードの積み重ねが後で効いてきて、見事に最後に収束させる手腕が巧み。
前作よりも完成度が高く、伏線回収が綺麗です。
ブラックすぎる皮肉な結末が若竹さんらしくて、読んでてゾクゾクしました。
こういうゾッとする感じが大好きなので、若竹さんの本を読むのがやめられないんですよ~!
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〇 評価
サプライズ ★★★☆☆
熱中度 ★★★☆☆
インパクト ★★★☆☆
キャラクター★★★☆☆
読後感 ★★☆☆☆
希少価値 ★☆☆☆☆
総合評価 ★★★☆☆
複雑な人間関係と,数々の伏線がちりばめられた「若竹七海」らしい作品。殺人は2つ。海で見つかった謎の遺体と,前田真知子の殺人
この二つは連続殺人ではなく,別々の犯人がいる。「オホーツクに消ゆ」風にいうと,連鎖殺人である。これは葉崎シリーズの第1作,「ヴィラ・マグノリアの殺人」と同じ構成。というか,謎の死体が見つかり,その身元調査と犯人調査をしている中で,別の死体が見つかる…という構成そのものが同じである。
解説では,ヴィラ・マグノリアの殺人より,古書アゼリアの死体の方が完成度が高いとある。しかし,それほど差があると思えない。
400ぺ―ジにわたる,それなりに長い小説だが,死体は2つ(プラス10年以上前の殺人が1つ)しか出てこない。登場人物も多いが,視点がころころ変わる。また,それぞれの視点から,伏線がちりばめられている。よって,非常に要約がしにくい作品になっている。
トリックらしいトリックはない。マイケルカトウ=前田秀春は,前田しのぶに容疑を向けようと思って偽装をして自殺をしようとするが,たまたま出会ったかつての恋人,篠山麻衣達に自殺をほう助され,偽装工作が排除される。これにより,捜査が難航する。この,偶然あった他者の行為により,身元不明の死体についての謎が深まるという構成も,ヴィラ・マグノリアの殺人と同じである。
根底にあるのが,10年以上前の秀春の母,初穂という女性を工藤が殺害したという事実。こういった込み入った背景事情と,それを示す伏線の数々が,この作品の魅力。このプロット…というか小説の構成は,綾辻行人っぽい。いろいろな描写,一見関係なさそうな描写の中に,膨大な伏線がちりばめられている。
しのぶが男性とデートをしていたという千秋のセリフが,しのぶと秀春が会っていたことの伏線になっている。また,「犯行現場には,乳母車を押した女性を見たという目撃情報がある」といった警察のセリフが秀春と麻依親子が会っていたことの伏線となっている。こんなのがいっぱいつまっている。
秀春が紅子の子どもだったこと,麻依が秀治の自殺に関わっていたこと,そもそも死体が本当に秀春の死体だったこと,子供時代のしのぶが秀治を殺そうとしていたことなど,最後の最後でいろいろな真相が暴かれ,後で読み返すとこのあたりの伏線もちりばめられている。そういった意味では,本格ミステリ好き=ミステリマニア向けの作品といえる。
コージーミステリとしてのユーモアもあり,本格ミステリ好きのための伏線の数々もあって,マニアからは評判がよさそうな作品
しかし,個人的な感想としては普通。伏線をちりばめるための余計な描写が多すぎる印象がある。そのため,物語の本筋がつかみづらく,それほど驚けなかった。書き方によっては,もっとスリムにして,驚かす構成にもできたと思う。
若竹七海作品に出てくる���ャラクターは嫌いではない。さっぱりしていて,悪役もそこまでどぎつくない。ただし,どの作品のヒロインも同じイメージなのが難点。物語の背景に漂う,底意地の悪さと読後感の微妙さ(特に紅子について)も若竹七海らしい。傑作とまではいえないが,それなりに楽しめる作品といえる。トータルは★3で。
謎の死体(マイケル・カトウ=前田秀春)殺害
篠山麻衣が犯人。秀春の自殺を助け,偽装工作を排除
前田紅子殺害
古川恒子が犯人
トリックなど
入り組んだ人間関係が動機を隠す。これといったトリックはなし
相澤真琴
不幸続きで,海に向かって「バカヤロー」というために波崎市に来た女性。死体を発見する。
渡部千秋
葉崎FMという地元ラジオ局で働く。
前田満知子
名家,前田家の女実業家。葉崎FMを開局
渡部勝
渡部千秋の父。喫茶店「ブラジル」のマスター
前田しのぶ
前田満知子の娘。女子大生
前田紅子
古書アゼリアを経営している。満知子の叔母
前田秀春
しのぶの従妹。失踪中
五木原充
巡査部長
駒持時久
警部補
前田(由良)初穂
元ホステス。秀春の母
篠山結依
前田家の分家
丸岡平輔
歯科医
工藤光一郎
葉崎Fのプロデューサー兼ディレクター
木ノ内幸也
葉崎FMのアルバイト社員
木ノ内光彦
幸也の兄。葬儀社の婿
荻原武一
構成作家
古川恒子
前田真知子の秘書
〇 メモ
勤め先の倒産,ホテルの火事,10円ハゲ,新興宗教からの勧誘…不幸続きの相澤真琴が海に向かって「バカヤロー」と叫ぶために葉崎市を訪れる。そこで,人間の死体を発見する。
発見された死体は前田真知子宛ての手紙を持っていた。真琴は,葉崎ロイヤルホテルに泊まることになる。
真琴は古書アゼリアを訪れる。真琴は,古書アゼリアで,紅子に見込まれる。紅子は,しばらく検査のため入院するという。そこで,第1回葉崎ロマンス祭りの開催のため,しばらく古書アゼリアを任せたいと依頼される。
警察では,発見された死体は,前田秀春のものであろうと確認された。
篠山麻依と渡部千秋は,前田秀春について話す。真琴は駐車場を借り,アゼリアで紅子と話す。
前田真知子は病院で,死体が秀春だと証言する。手紙は遺書だったというが,駒持警部補は真知子に渡す前にコピーを取っていた。内容が変わっていた。
警察の捜査。まずは,中華料理店〈福福〉で聞き込み。
千秋の視点。工藤が秀春について調査をしていたのは,死体の身元が分かる前だったことに気付く。。喫茶ブラジルでの関係者の話
捜査会議。秀春の死を自殺で片付けたい署長に,駒込と五木原は抵抗する。
古書アゼリアの店番をしていた真琴は,千秋達に泥棒と間違えられる。
駒込と五木原は捜査を続ける。工藤の雇った興信所の探偵を探り出す。
五木原は真琴の捜査をする。結果として,真琴は疑われ,紅子に会いに行く。紅子の病室には,千秋と木ノ内兄弟がいた。
紅子の頼みで4人は秀春の死体を紅子のもとに運ぼう���するが失敗する。
駒込は,真知子のもとに秀春宛ての手紙を出した人物が「マイケル・カトウ」という人物であることを突き止める。その後,古書アゼリアで,前田真知子の死体が見つかる。
真琴に尋問。真琴は,棺桶の中に入っていたというアリバイを主張するが,認められない。駒込達は,真知子殺害を紅子に伝える。
真知子殺しの捜査。秘書の古川恒子への聞き込みで,丸岡平輔と真知子が以前から知り合いだったことが分かる。
喫茶ブラジルで千秋達に聞き込み。真知子は信金の融資をかさに,商店街の経営にも口を出していた。そして
,警察は,中華料理店〈福福〉の店主から,離婚後の初穂を見掛けたという話が嘘であったと聞き出す。
警察は,丸岡医師から,かつて真知子と不倫関係にあり,最近は脅迫されていたことを聞き出す。しかし,死体は秀春の死体だったと言い切る。
紅子は死体を確認し,秀春ではないと言い切る。
千秋は真琴と話しをし,葉崎FMに戻り,真知子殺しの犯人が古川恒子であることに気付く。
千秋は,真知子が派手な赤いスーツからチャコールグレーのスーツに着替えていたことから,葉崎FMに来て,着替えていたということに気付く。そして,そのことを黙っていた古川恒子が嘘をついていると見抜いた。
古川恒子による動機の告白。恒子は,工藤に振られ,真知子に罵られたことから,発作的に真知子を殺害した。
その後,古書アゼリアで,真琴が泥棒に襲われる。巡回に来た五木原が泥棒を捕まえると,泥棒は工藤光一郎だった。
五木原,千秋達が喫茶ブラジルに集まる。工藤は,学生時代,古書アゼリアでアルバイトをしていた。
葉崎ロマンス祭り。会場で,駒込は紅子から話を聞く。マイケル・カトウは,ホテルの火事で婚約者に先立たれていた。自殺をしようとしていたが,自分を殺害した疑いを真知子に向けようとしていた。マイケル・カトウは,前田秀春だったのだ。
駒込と紅子の会話。工藤は,かつて,真知子に頼まれ初穂を誘惑し,離婚に追いやっていた。そのことがあったので,真知子は工藤を優遇していた。
工藤は初穂を殺害してしまい,真知子は隠蔽に協力した。紅子もそのことに気付いていた。秀春は,紅子の力でアメリカに送られ,マイケル・カトウとして生きることになる。
実は,秀春は紅子の子どもだったのだ。紅子は,かつて,日系三世のカトウと不倫をし,子供を産んだ。そして,英雄と初穂の子どもとして育てられた。
篠山麻依の回想。実は,前田秀春を殺害したのは麻依だった。かつて,麻依の母結依と英雄との再婚を阻止した秀春。その秀春から心ない言葉を聞き,自殺に見せかけて殺害した。
しのぶは秀春と会っていた。秀春は,自分をしのぶが殺したと見せ掛けようと思っていたが,麻依の行動がそれを阻止した。
エピローグは,前田家でのディナー。しのぶは,葉崎FMを屋敷で放送するように,千秋に言おうとしている。
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作中にも登場する『見つめる家』のエピグラフの変奏曲ともいうべきオチに思わず唸る。解説で池上冬樹さんも書いておられるが、物語の枝葉の部分、細かい部分が面白い。たとえば、満知子社長がいたときには目立たなかったオフィスのインテリアが、満知子がいなくなるとその存在を高らかに主張してくる場面(276)や古川恒子を見て五木原が貝殻を背負わぬやどかりを思い浮かべる場面(356)が殊のほか印象に残っている。
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再読。
本に関するうんちくと、軽いようでいてけっこうブラックなところが好き。葉村晶もいいけど、葉崎シリーズもやっぱりいいな。
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職場の同僚からお借りした、初めましての若竹さん。
面白かったです。
架空の葉崎市を舞台にしたミステリでした。
名門・前田家のあれこれは込み入っていて、この要素は横溝正史っぽいと思いましたが、読み心地はとても軽く明るかったです。
怪しい人もてんこ盛りで、やっぱり…の人もいましたが、無垢っぽい人が実は一番残酷なのかもな、と思いました。
そしてネタバレかもしれませんが、厳密な真相は闇に葬られたのですねこれ……。
古書店アゼリアの店主・紅子さんが好きでした。巻末のロマンス小説紹介も、ロマンス小説と言えどジャンルがさまざまで、未読のものは読んでみたくなりました。
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何年も前に途中まで読んで放ったらかしにしていたものを今更読了。
若竹七海はどちらかと言うと軽く読める軽快なイメージがあったが、本書はかなり手強い。ちょっとゾゾッとする見事などんでん返しと、巧妙にはられた伏線の回収。
犯人に気づくシーンがちょっと突拍子もないが、中心となる女性二人はとても魅力的。真琴ちゃんは不幸過ぎ
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コージー・ミステリのなんたるかをよくわからないまま読んだけど、なんとなく、なるほど殺人事件があるんだけど、こういうちょっとユーモアも交えた、あまり深刻でない、まるで大袈裟な舞台を観ているような感じ、とでもいうのだろうか。
それはそれでありな世界だとは思うけど、この物語に出てくる登場人物にはあまり魅力を感じなかった。
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誰が主人公なの?
なんだかんだあって葉崎に流れ着いてきた子とラジオ局の子はキャラが被ってて二人もいる?
2時間ドラマレベルの作品だが読むのに結構時間かかったのはキャラに魅力を感じなかったから。
とはいえ、ロマンス小説談義のシーンはロマンス小説に興味ない自分でも読んでいて楽しい。
さすがにこれをガイドとしてロマンス小説の世界に踏み込むなんてことはないのだけれど。
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この事件、もし太平洋戦争前後に起きていたら、横溝正史だなあ、と思いました。この登場人物の絡み方。家柄とか血筋とか。
ということは、いろいろな凄惨な事件も葉埼で起こるとこう言う雰囲気になるのかな、なるのだろうな、と思った次第。
実にサービスたっぷりの一冊でした。
巻末のロマンス解説は、なんだか、この本の後日談を読むような得した気分。解説の妙も味わいました。
各章のタイトルもおまけ感がたっぷりで嬉しいものでした。
ゴシックロマンスの伏線、にんまりです。
それに限らず伏線の張り方と回収はこの作者ならではと言ってもよいくらいの見事な展開だと思います。
駒持警部も大変だなあ。いろんなバディとの捜査でも揺るがないところは素敵です。
さらりと読めるところが、この作品の面白さの中核と言えるかとも思いました。
満足しました。
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「葉崎市シリーズ」第2弾。
葉崎署駒持警部補の今回のバディは五木原巡査部長。このコンビもいいわ〜。
仕事を失い、やけくそで泊まった高級ホテルで火事に遭い、海に向かって「バカヤロー」と叫びに来た葉崎市の海岸で死体の第一発見者となった主人公・相澤真琴。その後も店番で入った古書店で泥棒に遭ったり、首を絞められて殺されそうになったりととことんツイてないところがどことなく葉村晶を彷彿とさせる。
その他の登場人物もなかなか個性的で、事件の展開はもちろんのこと、読み出したら止まらない。
タイトルにもなった「古書店アゼリア」がロマンス小説専門の店ということで、海外ロマンス特にゴシックロマンスのカルト的知識が満載。
巻末に置かれた古書店主・紅子によるロマンス小説解説は、葉村晶シリーズの富山店長のミステリ解説と同じ手法でこれまた面白い。
横溝正史ばりの旧家のドロドロをここまで軽く、スピード感あふれる展開で描けるのも若竹七海ならではで、このネタで3人も殺されてコージーミステリになるんだから大したもんだ。
ミステリとしては小さな伏線がしっかり効いて、終盤でそれが見事に回収されていく様は気持ちいい〜の一言。
ゴシックロマンス的なシーンもあったり、若竹ミステリは一筋縄ではいかないのは先刻承知だけど、最後の数ページの事件の真相部分、無垢が持つ残酷なまでの毒などやっぱり面白い。
葉崎市、次はどんな事件が待っているのか、楽しみです。