紙の本
知的財産
2021/01/13 08:53
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネットの発達によって、知的財産権のあり方、とらえ方が大きく変わってくることが、よくわかりました。新しい始まりを実感しました。
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TPPという黒船を仮定することで現状がくっきりと描写されてよく理解できる。しかし著作権はそろそろ根本からやり直したほうが便利。コピー機だのカメラだのが身近に普及しすぎてやすやすと著作権侵害してしまう。
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題名のとおり「ネットの自由」vs.著作権の問題についてわかりやすく解説している本だ。
副題が「TPPは、終わりの始まりなのか」とあるが、TPPの米国知財条項を検証することにより、アメリカが世界に押し付けようとする内容が明らかにされてゆく。
第4章では、情報と知財のルールを作るのは誰なのかと今後、我々普通の市民がしっかりと考えて行かないととんでもない世の中になってしまうとしている。
なかなか重要な法案を世に送り出せない官僚、国会の状況、そんな中、ポリシーロンダリングにより、国際条約に依存してしまう危険性を訴えている。
アメリカの覇権と戦う姿勢を示すEU。
あまりにも脳天気な日本社会、情けない限りです。
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TPPに加盟すると知財がやばいらしい、くらいの認識しかなかったのでちゃんと解説してくれる本に出会えてよかった。今読むべきだと思う。リークされた案について丁寧に解説してくれている(と思う)
著者の他の本も読みたい。
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SOPA、ACTA、TPPと著作権が絡む法律、条約、協定のことがわかると同時に著作権にまつわるもろもろについて考えることが出来る本。
著作権自体を否定することはないです。面白いものを作れる人が作ったなりに何かしらの対価を得ることは必要だと思います。しかし、行き過ぎた保護は新たな創作の妨げになるのは否めません。
良いと思われるコンテンツはどんどん流通させて、流通することで対価が得られる仕組みがあればいいなあと思います。
ブログはこちら。
http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4331854.html
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TPPに対する反論だけでなく、
知財およびネットの自由に関する論点を含んでおり、
非常に示唆的である。
国という単位を越えて動く資本に対抗するには
同時に行政も国を超えていくことで対抗できるというのも
逆説的にありうる。そのような戦い方をしてくれるのか、どうか。
頼むよ、安倍くん。
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TPPはやはり恐ろしい・・・
知財の分野でどのようなルールがつくられるのか・・・
そのあたりの事情を知るにはよい著作だと思う。
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ちょっと前に話題になったTPP、農業だけじゃなくて著作権とかの知財面でも問題だったらしいです。
アメリカから与えられたものをそのまま受け入れるのじゃなくて、間違ってもいいから自分で考えること・・・・うん。
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違法ダウンロード刑罰化やアメリカのSOPAといった著作権周りの話に関する本
アメリカのSOPAやTPPに見られるような国内法で実現できなかった主義•主張を他の重要な問題と抱き合わせたり、単独で法文化した国際条約や協約という圧力に載せて、その批准により国内法を整備する「ポリシーロンダリング」の話はかなり興味がある分野
ただ、日本の著作権周りの法整備は最早TPP基準以上との噂も。
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著者の他の2冊の新書と同様に、大変分かりやすく、書かれています。TPPにおける知的財産権の問題を始め、ネット社会のより良い進化を考えるために、是非お勧めします。
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一気に読んだ。
「著作権の世紀」もよかったけれど、こちらの本はもっとよかった。TPPであまり注目されていないが、知財の取り扱いルールをどうするかが重要なポイントだと、本書を読んで理解することができました。日本はコンテンツ大国といっていますが、まわりを見れば、ディズニーからダースベイダーからハリウッドのキャラクターをそれこそ大量消費しています。日本は「コンテンツ大国」と言っていますが、米国からのそれらに比べれば圧倒されています。そこに、米国流の知財の取り扱いを押し付けられたらどうなるか、訴訟社会の荒波をもろにかぶる形で日本のコンテンツ業界はどうなるのか、ユーザは、不安な気持ちがもたげてきます。
TPPの脅威をはじめ、この本には、2012年度初めのSOPA,PIPA事件や、いま旬のネタである違法ダウンロード刑事罰化ももりこまれ、今の「ネットとコンテンツ」の情勢について知るには、これ一冊読むとだいたい理解できると思います。
福井先生の読みやすい文体、章立てもとても気に入っています。おすすめ!
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著作権保護の必要性は理解できるが、インフラがこんなにも激変しているのだから、今以上に保護されることはないのだろう。これをほのめかしている記述が散見される。
著作権の収益モデルが今後の最も重要な課題のひとつだと思われるが、新しい収益モデルの具体的提案を期待したい。
TPPについては、インターネット上での著作権侵害に適用するルールを自国の法律にすべく、交渉が始まっているという話。
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TPPを知的財産の面から論じている。
TPP関連の本は、バイアスのかかりすぎたものが多く、なんとも判断がつきかねていた。よくある農業や医療などの問題を扱ったものではないけれど、やっと素直に問題点を理解させてくれる本に出会えた。
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インターネットにおける著作権の取り扱いについて述べられている。インターネットは国の隔てなく世界共通に開かれているが、法律は国ごとに適用される。本書では例えば、米Youtubeの日本語版ではどちらの法律が適用されるか(この場合は日本)やサーバが実際ある場所は海外であったりする場合はどうなるかなどかなり具体的な事例が述べられている。もうちょっと踏み込んだ内容だったらよかったかなと感じた。
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いつもお話しを伺っている福井先生の新著。TPP、ACTA、海賊党など最新のトピックスから著作権の未来を展望する。